「それってどういうこと?」って聞く勇気
友達とお昼ごはんを食べる約束をした。
家からちょっと離れたところにあるお互い行ったことないお店に自転車で行くことにした。
当日、友達から「お店まで自転車で行ける自信がないのでバスで行きます」ってLINEが来た。
私は悩んだ。
これは、
①体力的に自信がない
②土地勘が無くたどり着ける自信がない
どっちだろう。
お店の周辺は坂道も多いので①は十分にあり得るし、初めて行くお店なので②もあり得る。
坂道を通らなくて済むルートもあるし、同じ方向から行くのだからどこかで待ち合わせて一緒に行こうって言ってみようかな?
いや待てよ。坂道どうこう以前にそもそもあまり体力が無くて①だった場合、この返事をすると、「いけるいける!一緒に行こうZE!」って私が無理矢理励まして自転車に乗せてることになる。
これはどっちの意味なんだろう…?
あれこれ悩んだ挙句、私が出した返事は「了解です!」彼女は予定通りバスで来ることになった。
お昼ごはんを食べながら話していて、彼女は土地勘が無くお店までのルートに自信がない②だったことが分かった。
あの時「それってどっちの意味?」って聞けてたら、彼女はわざわざバスに乗らなくて済んだな。
そしたらもうちょっと時間を気にせず話せたかもしれないな。
仮に①だったとしても、近くのお店に変更するとかできたな。
帰ってきてからちょっと後悔している。
誰かと話をしていて「それってどういうことだろう?」と思っても、話の流れをぶった切りたくなくて聞けなくて、そのまま聞き流してしまう事がよくある。
最近はマスクやパーテーション越しに話をするから声が聞き取りづらい事がよくある。本当はあんまりよく聞き取れてないけど、なんとなく聞き流してそれっぽい相槌を打っていたりする。(外国語のヒアリングでよく使っていた手法)
会話が終わってしばらくしても「あれってなんだったんだろう」って気になったり、「聞いときゃよかったな」って後悔するくらいなら、多少会話の流れを遮ってでも「それってどういうことですか?」って聞けばいいのに。
聞いた方が自分にとっても相手にとってもプラスになると分かっていても、なかなか言い出せないでいる。