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食べる、幸せ、生きる。

どうも、ゆいぴです。

ライティング作業の息抜きにライティングするの作文ジャンキーすぎ。

今回は「食」についての話。


食事はただの作業

かつて私にとっての食事は作業でした。何の作業かって生命を維持するための作業。食べないと生きていけないから、ただそんな理由で食べ物を摂っていました。というのも私には「食事を楽しむ」という概念がなくてですね。

食事とは単に、食べ物を口に運び咀嚼して飲み込むことだったんです。

もちろん、一緒に食事をする人がいれば、その人との会話やその空間に対して楽しいと感じることはありますよ。ただ、あそこの店のあれが美味しいとか、これが食べたいとか、今日は○○料理の気分だな~とか。そういう感情は一切湧かない悲しき人間でした。

何食べたい?

友達と遊びに行ったり彼氏とデートしたり、そんなときに必ずと言っていいほど出てくる「何食べたい?」という質問。これが私には超苦痛でした。

だって食べたいものないんだもん。味があってお腹に入ればいいんです。

だから私は「逆に何食べたい?」って聞いちゃう。逆って何だよ。でも聞くしかないんですよね。旅行先なら名物とかあるから比較的楽なんだけど。

付き合いの長い人は基本的に今もこの質問しないですね。パスタ食べたいんだけどそれでいい?とか、今日は肉にしよ!とか、決めてくれる。感謝。

ご飯食べないの?

会社員時代、吐き気がするほどストレスだったことがあって。

基本的に12時からお昼休憩で、当たり前のようにみんな昼食を食べるんですよね。お弁当持ってきてたり、どこかのお店に食べに行ったり。

私はこれができなくて。時間になったら食事をするってことが。

だからお昼休憩にご飯を食べることが私はほとんどなかったんですね。そうするとみんなに聞かれるわけです「ご飯食べないの?」と。これがマジでストレスでした。しかも毎日のように聞かれるからほんと頭抱えましたよ。

うるせえ! どうしても飯食わないとダメか!? あ゛!?

というキレ散らかし精神をグッと抑えて様々な説明をしたわけです。あまりお腹すいてなくて~、時間通りに食事するの苦手なんですよ~、お昼ご飯忘れてきちゃって~、とか。…でも効果なかった。退職まで聞かれ続けた。

しんどすぎて隅っこでメソメソ泣いたことある。それぐらい嫌でしたね。

ラーメンが好き

割とポピュラーな話題「好きな食べ物は何?」ってやつも強敵でした。

当時食事に興味がないことをあまり公言したくなかったし、「好きな食べ物はないです」って言うのも会話が死んでしまうし、何か老若男女取っつきやすい食べ物ないかな~って思いついたのがラーメンだったわけです。

全国共通であるものだし、性別も年齢も問わずファンがいて。安価で定番から地域特有、期間限定のものまである。結構深みのある食べ物だなと。

そこから私は「ラーメン好き」を名乗り始めたんですよね。実を言うと。

最初は話題作りのために、旅行や長期滞在中には必ずその土地のラーメンを食べるようにして。「何食べたい?」って聞かれたときも、ラーメン!ってとりあえず答えればいいからめちゃくちゃ気持ちが楽になって。

そしたら不思議なもんでラーメン愛が出てきて、本当の「ラーメン好き」になっちゃってね。美味しいというより、幸せを感じるようになりました。

食べるって幸せなんだ

食事をすることで感情を抱くことって今まで経験がなかったので、これを機にもっと真剣に食べることに対して向き合おうと思ったんですよね。

それがちょうど1年半前くらいかな。前職の会社を退職した頃。

食べるって幸せなんだ、幸せってことは生きることなんだ。

20代半ば、やっとそんなことに気づいたんですよね。まだまだですね。

会社を辞めたら一人でいろんなことを考える時間が増えて、その中の一つが食でした。気づきを得た上でストレスフリーな自由の身になったら、途端に「え~!ご飯って美味しい~!」とか思うようになって。都合のいい女。

ここ1年くらいで超太ったんですよね。でもすごく幸せなことだなって思っています。なのでまだダイエットはしてない。そのうちする、する…。

不完全ではあれど

食べること大好き!食べるのが幸せ!みたいなとこにはまだ到達してないんですけど、いや、別にしなくてもいいんだけど。でも食事に対する意識をここまで持ってこれたのは超成長なんです、私にとって。

未だに食べたいもの聞かれても答えられないし、時間通りにご飯食べることもできないし、栄養バランスの良い食事も摂れないし、料理もしないし、食事を忘れることもあるし、好きな食べ物もラーメンしかないけど。

食べることは生きることだって知ったから。大切にしていきたいですね。

これからも、ごはん、いっぱいたべたい。

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