(超ショート小説)その思いやりをありがとう 6 森内ゆい 2020年12月4日 22:56 二歳の子を抱いて乗った電車は満席で、誰もがわたしからさっと目を背けた。強面の男性と目が合って少し身が竦む。彼が立ち上がり、「優しくない社会やなあ」と大声を上げ「どうぞ」とドア脇に寄った。鼻の奥がつんとした。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #育児 #やさしさにふれて #超ショートショート #超ショートストーリー #弱者 #見返りのない親切 6