字書きが出張編集部に行った話
明日は東京コミティアですね。先月のスパークに続き、今回のコミティアも出張編集部の参加ブースが多く大変賑わうかと思います。
そんな中、自分は『出張編集部』というタグでTwitter(X)を検索するのが好きで、よく見ています。その中でたまに出てくるのが「小説の出張編集部がほしい」というツイート。最近まではエクレア文庫さん(だったかな?)が小説も受け付けていらっしゃったのですがここ数回分の参加では漫画のみというカタチになっているようです。
さて、タイトルの通り自分も例に漏れず出張編集部に持ち込んだことがあります。率直にいうと仕事の新規開拓したかったのですね。でも出張編集部はマンガ作品しか募集していないので「ネームなら!」と某所でお試しに一本描いてみたネームを持参して出張編集部へと参加しました。
出張編集部に字書きが参加した話
理由は前述の通り。ぶっちゃけマンガに関しては若い頃にマンガ家を目指していた程度のアマチュアです。ですが編集部=出版社との繋がりが欲しくて小賢しくもネームを持っていったのですが、結果は惨敗……でしょうか。持ち込んだのは読み切りのカタチにした連載一話目を想定としたもので二社回りましたが評価はほぼ同じでした。
出張編集部から見た字書きの評価
まずネームは読んで頂けました。こちらはマンガのていになっていますので。さすがにプロットを出すのは場に失礼だと思うので控えました。
ネームそのものの評価としては「読みやすい。情報量や場面などもまとまっているが可も無く不可も無い」まぁ、そうでしょうとも!いわゆるFB返りの没稿なので(汗)
で、物語部分に関しては「1話の段階ではなんとも言えない。全体の流れを知らないのもあるがキャラクターのビジュアルが省略してあるので拾える情報が少ない」というニュアンスでした。二社とも評価は同じ雰囲気です。
出張編集部的に字書きは必要?
これを書いている現時点で出版業界は原作バブルかと思います。ただ、出版社が欲しいのはカクヨムやなろうといった「数字を持ってる字書き」だけなんじゃないかなー?と思っております。生憎、自分は小説投稿サイトのシステムには賛同できるものの外野から見ると局所的ブームの乱発にしか見えず、あのブームに乗れない老害は参加しづらく(愚痴ですね・汗)結果的に数字を持っていない字書きという扱いなので、出張編集部に持ち込んだ出版社から「原作は募集していない」という結果になり早々に諦めました。
なので、もし出張編集部に字書きが持ち込むのならば「どこそこで○万PVです!」や「書籍化で重版○回目です!」のほうがアピールしやすかったのかもしれませんね(苦笑)
小説募集している出張編集部の話も……
こちらは同人誌を投函することにより後日編集部から「採用に至る者だけに返事をする」というていでした(汗)はい、お返事頂いてませんっ!!
ですが、投函ポストを用意してくれていたマンガ編集部もチラホラあったので「マンガではありませんが」という一筆を添えてポストインしました。
結果的に、イベントから一週間しないうちにマンガ編集部より同人誌のご感想頂きました。これにはホントビックリ!その出版社さんも原作は募集していないので……という文言を混ぜつつ、最後まで読み込んでくれたと思わしき熱のこもった感想を頂いてちょっと、いやかなり嬉しかったですね!
結論:出張編集部に字書きは必要?
悲しいかな不要かと思います。青年誌ネームを青年誌に見せてですら門前払いだったので、たまたまの相性だったのかもしれませんが小説作品を見て頂きたいという理由でプロットや粗いネームだけだとキツイのが現状です。
明日のコミティアは不参加なので色んな方の出張編集部へのチャレンジや意気込み、レポなど楽しみにしております。