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わたしの24時間はわたしのもの。

今日も1日が終わった。ありがとうとお疲れちゃん!!!
時計が刻む、完璧で誰にでも平等な1日24時間と言う時間は、1人の人間にとって、本当に同じ24時間なのだろうか。



楽しくてあっという間な友達とのカフェタイム。
超高速で流れる、「1時間だけよ」と母に制限されたゲーム時間。
1分がとても長く感じる、昼休み5分前のカウントダウン。
時間よ止まって!と思う、幸せすぎてあっという間なデートの1日。
一瞬に感じる、「眠い・・あと5分だけ」の二度寝。
大好きな彼からの次のラインを心待ちにして、ネットサーフィンで時間を潰す長い長い2、3分。
あっという間に1日が終わる刺激いっぱいの都会と、ゆったり時間の流れる田舎。



誰もがその充実度や集中具合で、時間の体感スピードの違いを感じることは、ずっと前にアインシュタインが発見している。それに加えて、旅をして感じたのは、気候により時間の体感スピードも変わると言うことだ。



例えば、日本には四季があり、ざっくり3ヶ月に1度のペースで気候は変化する。その度に、着る服や、旬の食べ物や、自然の表情や、日照時間も変わり、もちろん、そこに関わるレストランのメニューや、アパレルの商品や、化粧品も入れ替わるし、季節の変わり目には風邪も流行る。四季のある国では、3ヶ月に1度のスピードで、何をしなくとも変化を感じざるを得ない。さらに、刺激的な都会に身を置けば1年などあっという間である。



また、北欧や南米の最端地では、夏と冬では日照時間が極端に異なる為、時間の流れも変わってくる。夏はほとんど太陽が沈まない白夜となり、慢性夜更かしモードで1日の活動時間も長くなる。対して、1日の日照時間が2、3時間になる冬は、必要最低限の活動に限られ、国民総冬眠モードとなる。



ならば、赤道付近の国はと言うと、1年中夏で、乾季と雨季があるだけだ。採れるフルーツや洗濯物が乾くまでの時間に多少の変化はあるが、それでも半年に1度の変化だ。赤道付近に暮らす人々は、1年を通して同じテンションでTシャツを着て、日焼け止めを塗り、蚊取り線香を焚き、海で泳いで、マンゴーも食べる。レストランのメニューも、スーパーも品揃えも、アパレルの品物も、ほとんど変わらない。


変化がない分、時間の流れは緩やかになり、赤道付近に暮らす人々がのんびりしているのも頷けるし、そこへ滞在した私ものんびりした時間の流れを楽しむことができた。


全て地球上に流れる同じ1日。


時間は、誰にでも同じに流れているようで、個人の体感スピードがそれぞれ違う面白いもの。ある日突然、「あーもうこんな年齢になってしまったのか」と時間だけ過ぎて自分は何をしていたんだと焦るのか、「毎日楽しくてあっという間♪充実してるし幸せっ♪」と思うのか。何をしていたのか思い出せないほど想いや中身のない時間を過ごすのも、幸福度の高い時間を過ごすのも、全ては自分の選択次第。


私たちはいつだって、ワクワクやのめり込む<感情>と<身を置く環境>をかけ算することで、時間の質を上げることができる。真のリア充は、SNSや会社や誰かの手のひらではなく、自分の手で時間を転がす者が得られるのだ。


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