坂口恭平展に行ってきました。
メリーゴーランド京都で開催が始まった、坂口恭平さんの展示を見に行ってきた。
坂口さんの見てきた景色を切り取るように描かれたパステル画。どれもその場所その時の空気感にふわっと包まれるようだった。
その中でも淡く青い大きな海の絵が印象深く、海をただただ見つめているときの、心落ち着く気持ちになった。
坂口さんご本人も海のような人だなと感じた。在廊中、お客さんと和気あいあいおしゃべりされているときは、燦々と太陽に照らされた夏の海みたいで、日陰好きな私にはとても眩しい光景だった。だけど、帰り際購入した本にサインをいただく際に話してくださったときは、波のない穏やかな海のようだった。
伝えたいこと1%も話せなかったことにクヨクヨしてたけど、坂口さんの広くて深いお人柄を思い出して、温かい気持ちになっている。
今夜はあの景色を思い浮かべながら、「その日暮らし」を読みたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?