お金持ちは〇〇を知っている
ディスカバリーチャンネルの「覆面ビリオネア」が面白い。
大企業の社長グレンが自分のビジネス手法を証明するために
正体を隠して見知らぬ土地でゼロからビジネスを立ち上げるという内容。
1話約40分ほどでエピソード8までで
とにかくTVドラマのようなドキドキワクワクの展開が盛り込まれ
次を早く観たい!と思わせる構成。
この動画から多くの学びを得る人を少なくなかったはず。
自分的に興味があった主人公の行動を掘り下げてみたいと思う。
ニーズを見つけ勝負する
まず無一文の主人公グレンが手を付け始めたのが
この街の特徴を知り、何が需要がありそうなのかをリサーチだった。
最初はまず日銭を稼ぐためにトイレ掃除などの小さな需要から始め
廃材置き場が多く、大型タイヤの需要に目をつける。
この段階はまず自分の寝床などを確保するための稼ぎ方なので
長期的というよりもいかに早くお金に変えられるということも考えていて
稼ぎ方の長期、短期での視点の大事さも教えてくれる。
グレンのビジネスは
「買い手をまず確保する」
確かに、この大前提はかなりの確率で間違っている場合が多いかもしれない。大抵は自分の興味、やりたいことなどから入ってしまう。
すごい商品をつくったとしても、買い手が見つからないなんてことはよくある話なのかもしれない。
求められていることをリサーチして、グレンは自分の知識、経験、交渉術などを駆使してニーズを発掘し、仲間を集めていく。
面白いのは、自分の興味外のところから求められることから始まるのだが
結果的に自分のヴィジョンがのっかり面白いことを生み出していくということだった。
得意なことが絶対だという頭だと、自分の頭の中以外のものは生まれない。
得意なことはあくまで手法だということが大事なのではないだろうか。
お金の使い方を知ってる
グレンの最初からの行動を見ていて共通しているのは
お金を貯蓄に回すという頭がほとんどないということだった。
高く売れそうなタイヤを見つけ売る。
中古の家を仕入れ、リノベをして店の開業資金にあてる。
稼ぐ=〇〇にまた投資する
これがお金の使い方を知っているということなのだと気づかされる。
安く仕入れて、高く転売する。
ものすごくシンプルな考え方だが、一番稼ぐ方法としては考えないといけないことを忘れ、所有したり、増やすことを待っていたりしてしまう。
NOからビジネスははじまる
新しい事を始めれば、新しい取引先、仲間などに提案、交渉がつきもの。
この動画でも毎回毎回、新しい提案を繰り返す場面があるが
その中ではまず向こうも主張していくうえで、簡単にYesとは言わない。
グレンの考え方では
Noを言われるのは当たり前で、そこからが大事なんだと。
レベルは違うけど昨日見ていた「水曜日のダウンタウン」で
取材NGのお店にあたるまで終わらないという内容があった。
その中で、最初店側から断られたのだがADさんが
再度「時間ずらせば…」「隅っこの方で邪魔にならないように…」など
なんとか交渉を行うと意外にOKをだされる場面が印象的だった。
大事なのはNoと言われるには何かしら理由がある。
相手の不安要素に気づき、次回それを取り払うことに全力を捧げる。
まとめ
エピソードの結末はネタバレになりそうなのでここでは書かないけど
まあこういう着地がいいなと思うところに落ち着いていた。
テレビ的にものすごくテンポよく切り取って作っているし
見せ方もエンターテイメントとして成立している。
重要な気づきを得たけど
もっと重要なことは、本当はもっと苦しい時間なんて切り取れないし
地味な部分がほとんどだって思う。
でもそれを覆すぐらい元気をもらえる動画なので
これはおススメしたい!