「しあわせだぁ」と思ったあの時が教えてくれた、本当の望み
私が人生で一番「しあわせだぁ」と感じた時があります。
そのころの幸福度は本当に高くて、毎日毎日が幸せでたまらなかった。
それはいつかというと、育児休暇中で我が子とまったり過ごしていたとき。
私は結婚してすぐには子供ができなかったんです。本当は4人くらい欲しい〜なんて思っていたのですが、なかなか赤ちゃんがやってくることはなく。
妊活の本や栄養の本を読み漁ったり、鍼灸院に行ったり、漢方薬局の漢方にお金をかけたりして、後悔しないようにと、日々授かるためにできることをやっていました。
もちろん、追いかけすぎるのも良くないと、頭ではわかっていました。それでもコントロールが簡単ではないのですよね。
追い詰められて(自分で追い詰めて?)、だんだん笑えなくなってきたりして・・・。
でも、悲しんでちゃいかんいかん、と自分を立て直したり。
そんなこんなで、妊娠がわかった時は、本当に嬉しかった。
出産を控えて、大学卒業から通い続けていた職場にも行かなくて良くなって(※産休、です)
出産したら、「赤ちゃんのお世話」という大変な毎日がやってきました。
でも、赤ちゃんのお世話が大変だった!ということよりも、あの頃の幸福感を私はしっかり覚えているわけです。
なぜ、あんなに幸せだぁって感じていたのか?
それは、「赤ちゃんのお世話をする」ということが私に求められていることであったから。
うーん、もっと解像度を上げると
・働かなくてはならない
・お金を稼がなくてはならない
・出勤しなければならない
という「こうでなければならない」から解放され、
大好きなお家に、可愛い我が子といるだけでOKとされている、その状況に幸せを感じていたのです。
誰も、「働きなさい」と私に命令したわけではない。
でも、育休の時というのは、「育児をすること」が私の最大の仕事だと認められている。
家にいることが幸せで、外で働かなくてもいいことが嬉しかった。
本当は、私ってお家にいたいのかも。
そんなことを思いました。
でも、やってきます。育休の終わり。
保育園に我が子を預けて、1年ぶりのお仕事。
正直、24時間ずっと一緒だった我が子と離れるのは、少し身軽な感じは嬉しかったけれど、やっぱり寂しかった。
もう少し、一緒にいたい。
働く時間がもう少し短くできたらいいのにな。
そんなことを思うけれど、現実にはそうはいかず。お金のために会社員を頑張りました。
遠い昔の女性たちって、子供を育てながら、ご飯を作ったり、お家をきれいにしたり、空いた時間には何か手仕事をしたりして過ごしていたのかなと思います。
もしかしたら、私はそんな生き方がしたいのかもしれません。
本当の本当に望んでいることは、「生活を楽しむこと」。
その豊かさの中で、しあわせだなぁを感じること。
それなのかも、です。
でも、今まで勉強したり行動して、頑張ってきた私には、好きなこと、やりたいこともたくさんある。
だからきっと、「生活を楽しむ」をベースに、ブログを書いたり、デザインをしたり、表現活動に打ち込んで、自分らしさを味わって生きていきたい。
いろんな過去があったからこそ、「本当に望んでいること」が、これなんじゃないかなあ〜と想像できる。
しあわせだなぁ、な瞬間は、今でもたくさんあるから、それを見逃さないようにしていこう。