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それ子どもに読ませちゃう!?ボッコちゃん

今日の本は星新一の「ボッコちゃん」です。

星新一さんといえば「ショートショート」。
ショートショートとは、400字詰め原稿用紙10枚程度の短いお話のことです。
星新一さんのショートショートには奇抜なアイデア、意外な結末があります。
短い話でも伏線があり、それが鮮やかに回収されるオチがなによりも魅力。
ということで、何よりも最後の文章に注目が集まるのは必然なんですが、その世界設定もおもしろいんです。
見たことのない発明品、新しい技術、よくもこんなに次から次へと思いつくな…とその発想力に驚きます。
もちろん今までにないものを描いているから、こちらも想像力が必要です。

と、そんなわけでボッコちゃんは子どもにもおすすめ!と思うかもしれませんが、実際に読んでみると大人向けだな…という話もあるんです。
たとえば「来訪者」。
他の星から生物がやってきて、地球人は歓迎します。
美味しいものをたくさん用意したり、女の人や男の人で誘惑したり。
でも、その生物はそれらに興味を示さない…。
というお話です。
私が厳しすぎるのかもしれませんが、小学生にはちょっとな…と思ってしまいました。
読ませるとしたら高学年ぐらいからかな…。

星新一の「ボッコちゃん」の子どもへのおすすめ度は

中学生へのおすすめ ★★★★☆
小学生へのおすすめ ★☆☆☆☆



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