YUIHO

子どもに本を読ませるとき、その内容がわからず躊躇してしまうことありませんか? その悩み、一緒に解決しましょう!

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最近の記事

それ子どもに読ませちゃう!?「つめたい転校生」

今日の本は北山猛邦の「つめたい転校生」です。 まず表紙がかわいくないですか? 中学生の娘がとても気に入っています。 「かわいい狙撃手」「つめたい転校生」「うるさい双子」「いとしいくねくね」「はかない薔薇」「ちいさいピアニスト」といった6つのお話が入っています。 いずれもファンタジー的な奇妙な話なんですが、それにミステリが加わり、とにかく展開が気になります。 衝撃的な結末の話が多く、伏線もきちんと張られています。 6つの話に共通するのは「人と人でないものとの切ない恋」。 微

    • それ子どもに読ませちゃう!?神のちから

      今日の本はさくらももこの「神のちから」です。 今回は小説ではなく漫画です。 さくらももこさんらしい奇抜な発想の不思議な漫画。 オムニバス作品です。 とにかくシュール。 ストーリーはどこか投げやり。 オチも独特です。 読むと真面目に生きることがバカバカしくなります笑 落ち込んでいる時に読むといいんじゃないでしょうか。 コジコジに登場するキャラが出てくるので、コジコジが好きな方にもおすすめです。 私は「バカ山バカ太郎先生」という話が好きです。 めちゃくちゃ短いですが、何度読

      • ランサーズ 始めちゃおう!!

        ランサーズは主婦におすすめ子どもがいると外で働くのってハードルが高くないですか? 子どもが病気したら休まないといけないし、元気に登園・登校したとしても怪我・発熱でお迎え要請されることも…。 近所に両親や義両親がいればなんとかなるんでしょうが、そうでは無い場合って全部が母親にかかってきますよね。 私も下の子が入園したぐらいから働きに出ることを考えたんですが、朝急に体調を崩すことも多く、なかなか仕事を探せずにいたんです。 そんなときに出会ったのがライティングというお仕事。 パソコ

        ¥300
        • それ子どもに読ませちゃう!?教団X

          今日の本は中村文則の「教団X」です。 もともと評価の高い作品ではありましたが、アメトーークの読書芸人に紹介されてから入手困難になるほど注目を集めた作品です。 番組内でピースの又吉さんとオードリーの若林さんの2名が揃って推薦しました。 人気の芸人さんがおすすめしたということで、私もしっかり購入したんですが、実はこの本一般大衆向けの内容ではありません。 宗教をはじめ量子力学、生物学、物理学、テロリズムとナショナリズム、貧困問題、戦争の経済効果、暗躍する公安、政治史などなど、読

          ランサーズ始めちゃう!?

          いつもは本の紹介をしていますが、実は私6年ほどランサーズでライティングのお仕事をしているんです。 それを知った友だちや知り合いからよく聞かれるのが、「ランサーズの仕事ってどうなの?」「私でもできる?」ってこと。 在宅でのお仕事って、ママなら興味ありますよね。 なかなか外に働きに出るのは難しいし、家でお仕事できるなそりゃしたいでしょ。 で、そんなときは自分の経験談を交えながら、こんな感じでお仕事していくといいよーって話をするんですが、最初はなかなか伝わりにくい! そこで、ランサ

          ランサーズ始めちゃう!?

          それ子どもに読ませちゃう!?LAST

          今日の本は石田衣良の「LAST」です。 石田衣良さんといえば、池袋ウエストゲートパークを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 石田衣良さんは幅広いジャンルの作品を発表していて、シンプルなんですが透明感のある文章が魅力。 共感しやすいので流れるように読めてしまう作品が多い印象です。 LASTは短編集。 リアルで凶暴な世界にぎりぎりまで追い詰められた者たちが、最後に反撃する一瞬の閃光を描いています。 LAST RIDE/LAST JOB/LAST CALL/LAST HO

          それ子どもに読ませちゃう!?LAST

          それ子どもに読ませちゃう!?ボッコちゃん

          今日の本は星新一の「ボッコちゃん」です。 星新一さんといえば「ショートショート」。 ショートショートとは、400字詰め原稿用紙10枚程度の短いお話のことです。 星新一さんのショートショートには奇抜なアイデア、意外な結末があります。 短い話でも伏線があり、それが鮮やかに回収されるオチがなによりも魅力。 ということで、何よりも最後の文章に注目が集まるのは必然なんですが、その世界設定もおもしろいんです。 見たことのない発明品、新しい技術、よくもこんなに次から次へと思いつくな…とそ

          それ子どもに読ませちゃう!?ボッコちゃん

          それ子どもに読ませちゃう!?アルジャーノンに花束を

          今日の本はダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」です。 この本の発行は中編版が1959年、長編版が1966年となかなか古い本です。 舞台は1950年代のアメリカ。 知的障害をもつ主人公が脳手術により突然天才となりますが、天才となってしまったがために憎しみや愛を知るようになります。 題名となっているアルジャーノンは、主人公のチャーリィに先駆けて頭が良くなる手術を受けた白ネズミ。 先に手術を受けたアルジャーノンはチャーリィの未来そのものです。 チャーリィの経過報告という

          それ子どもに読ませちゃう!?アルジャーノンに花束を

          それ子どもに読ませちゃう!?容疑者Xの献身

          今日の本は東野圭吾の「容疑者Xの献身」です。 言わずと知れたガリレオシリーズの傑作。 第6回本格ミステリ大賞、第134回直木三十五賞を受賞しています。 天才数学者なのに不運な巡りあわせで高校教師となった石神。 石神は、娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せています。 彼女たちが前夫を殺害したことを偶然知った石神は、二人を救うため完全犯罪を企てるという内容です。 犯人は最初から分かっているのにトリックが分からない。 まさかの方法で石神は完全犯罪を成し遂げていたのです。 あま

          それ子どもに読ませちゃう!?容疑者Xの献身

          それ子どもに読ませちゃう!? 告白

          今日の本は湊かなえの「告白」です。 物語の始まりは、大切な娘を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの「告白」から。 語り手が次々と変わり事件の全体像が浮き彫りにされていきます。 衝撃的なラストがとにかく印象に残る1冊で、湊かなえさんのデビュー作です。 第6回本屋大賞を受賞しています。 複数の語り手の一人称形式で話が進んでいくので感情移入しやすく、読み出したら止まりません。 よくある話では、憎しみ→許すといった方向に話が展開しますが、この話の主人公である先生は

          それ子どもに読ませちゃう!? 告白

          それ子どもに読ませちゃう!? 愚行録

          今日の本は貫井徳郎の「愚行録」です。 貫井徳郎さんは、私が一番好きな作家さん。 「プリズム」を読んでから、とにかくはまりました。 今回は愚行録ですが、こちらの本はインタビュー形式で物語が展開されていく長編ミステリーです。 一家惨殺事件の被害者と関りのある人たちが事件について語るのですが、インタビュー形式なのでとても読みやいです。 ただ、最初は普通に読めるんですが、だんだんインタビューを受けている人の底意地の悪さ?悪意?が文面から感じられるようになります。 そして、人間の良

          それ子どもに読ませちゃう!? 愚行録

          それ子どもに読ませちゃう!? さくらえび

          今日の本はさくらももこの「さくらえび」です。 さくらももこといえばちびまる子ちゃんですが、さくらももこさんはエッセイもおもしろいんです。 「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」の3部作、大好きです。 活字が苦手、本を読む時間がない、そんな方でも気軽に読めますよ。 さくらえびは、日常生活のエッセイ。 どれも短い話ばかりです。 挿絵もかわいい。 私はとくに息子さんがお母さんをさくらももこだと疑っている話が好きです。 ビートたけしさんが自宅に来た話や倉本聰さんと

          それ子どもに読ませちゃう!? さくらえび

          それ子どもに読ませちゃう!? インシテミル

          今日ご紹介する本は米澤穂信の「インシテミル」です。 高額な時給につられて集まった12人の男女が繰り広げる殺人ゲーム。 それぞれに違う武器を与えられて、誰がどの武器を持っているのかがこの殺人ゲームのポイントになります。 映画化もされた作品ですが、小説の方が評判は良いみたいですね。 主人公が大学生だし、若い人よりな1冊だと思います。 登場人物が多いので最初は誰が誰だか…という感じなんですが、殺人ゲームなので人数はすぐに減っていきますし(笑)、比較的早い段階で話に没頭できると思い

          それ子どもに読ませちゃう!? インシテミル

          それ子どもに読ませちゃう!? 人間失格

          太宰治といえば人間失格。 「恥の多い生涯を送って来ました。」はあまりにも有名ですよね。 映画化もされてますし、内容をご存知の方も多いでしょう。 人間失格は、主人公である葉蔵の人生を描いた物語。 純粋な彼は子どもの頃から人間の営みがわかりません。 正直、こんな生き方は辛いだろうなー…。自分だったら嫌だな。という感じです。 彼は「道化」を演じることで日々をなんとかやり過ごすのですが、大人になってからは心中未遂事件や左翼運動などで身を落とします。 読書感想文の書き方、といった情報

          それ子どもに読ませちゃう!? 人間失格

          自己紹介

          はじめまして。 YUIHOと申します。 まずはどうして私がこのブログを立ち上げたのか? それを簡単に説明したいと思います。 私は子どもの頃から本が大好きでした。 とくにエンターテインメント性の高いものが。 叙述トリックのあるものや、伏線がちりばめられたものなんかがとにかく好き。 そんな私も大人になり、2人の子どもに恵まれ、育児が忙しくなり本とは離れた生活に…。 さらに時が経ち、子ども達が成長したある日、私の本棚を見て「この本読んでもいい?」と聞かれたのです。 もちろん

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