【感想】ハリー・ポッターの舞台をネタバレなしで紹介!ゴールデン・スニッチ チケットの魅力
大人から子どもまで、多くの世代から愛される『ハリー・ポッター』。ついに、2022年6月から舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』が日本でも見れることになり、幼少期から小説、映画を見ていた私も楽しみにしていました!
10月に友人と見に行くことが決まっていましたが、限られた方しか手に入らないゴールデン・スニッチ チケットに当選したので早速観劇。
5,000円で観劇できる限定チケット
ゴールデン・スニッチ チケット
毎公演、わずかな枚数だけ発行される希少なチケット。
クィディッチの試合中に飛び回る金のボールになぞらえて、席がランダムに配置されます。席は当日まで分かりません。
毎週金曜日からエントリー開始、翌週に行われる抽選で当選した方に、翌々週の公演を5,000円(税込)で購入できる権利が与えられます。
ダメもとで応募してみたら当たりました!
Twitterで当選の報告をしている方が多いので、1公演あたり10〜20人なのかなと思います。
観劇当日。
チケットを受け取り、席に向かうと
端から二番目。
見切れてよく見えないシーンもありましたが、遠く感じない良い席でした。
S席が5,000円で見れるなんて、とてもお得です。
このチケットはクレジットカード決済のみなのを忘れずに!
魔法が存在してるような舞台装置や演出
ハリーポッターといえば、魔法。舞台でどのように表現するんだろうと期待していましたが、再現度の高さに驚かされました。
・舞台上で炎が出る(離れてるのに火の暖かさが伝わってくる)
・ものが浮く
・人が呪文で操作される(磔の呪文、逆さになる)
・目の前で消える、変身する
・何もないところから人が現れる
・瞬間移動?してる
これが3秒に1回くらいのレベルで行われ、あまりの展開の早さに脳が追いつかないです。
また、舞台上に水槽を作って役者が実際に泳いでいるシーンもあります。
泳いでいるように演出しているんだろうなと思いながら見ていたので、水槽から上がった役者がびしょびしょになっていた時はびっくりしました。
ハリーポッターは、舞台に近い席だけが楽しめる作品ではありません。
某キャラクターが客席に降りてきますし、ワイヤーアクションによって2階席の人が触れられるほど近くまで来てくれます。
どの席から見ても楽しめる演出です。
ハリーポッターをあまり見てなくても楽しめる?
「ハリーポッターの映画を1、2本しか見てない」
「そこまで詳しくないので、話についていけるか不安」
そんな方は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』だけでも見て、舞台を見に行ってください!
知識ゼロでも楽しめると思いますが、「なんかよくわかんないけど凄い」という感想だけではもったいないです。
もし時間がある方は、
・映画全8作品を鑑賞
・小説全7巻計11冊を読む
・『ハリー・ポッターと呪いの子』の小説を読む
これらを網羅しておくと、より楽しめますよ!
この舞台は、ハリーの息子・アルバスとマルフォイの息子・スコーピウスを中心に描かれ、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に登場した「逆転時計(タイムターナー)」が作品のキーになります。
全作品を知っている前提でストーリーが展開されるので、「これまでのあらすじ」のように説明してくれるところは全くありません。
この機会にハリーポッターの作品に触れてみてください!
もうハリーは藤原竜也さんしか考えられない
ハリー役が発表されてから、藤原竜也さんは一番Twitterで話題になった方だと思います。数々の実写作品に出演し、成功した例も多いことから、期待値も上がっていました。
「もうハリーは藤原竜也さんしか考えられない」
舞台を見てきた私はこの言葉につきます。
ハリーは生まれてすぐに両親を亡くし、親戚の家で虐待されて厳しい生活を強いられ、名付けの親のシリウス、慕っていたダンブルドア先生も殺されています。
ハーマイオニーやロンといった友人がいて、ジニーと結婚し、子宝にも恵まれた彼には足りないものがありました。
それは”理想の父親像”となる大人が身近にいなかったこと。
ハリーは、父親とは?どのように息子に接すればいい?といった問題に打ち当たり、結果的には息子の全てを支配する毒親に成り果てます。
どうしようもない考えに陥ってしまう男を藤原竜也さんはうまく演じていました。
ハリー自身が抱える悩み、立ち振る舞い、全て良かったです!
初舞台!スコーピウス役 斉藤莉生くんの凄さ
『ハリー・ポッターと呪いの子』で一番好きなキャラクター、スコーピウス。私が見た回で演じていたのが、斉藤莉生くんです。
スコーピウスはマルフォイ家の一人息子。アルバスの友人であり親友、ハリーポッターのことを語りだすと止まらないオタク気質な男の子。優しい心を持ち、何事もアルバスのことを大切に思っている。内気な面もありながら、真の強さは誰にも負けてない、良心の塊のような存在。
原作を読んでいる時から「この子がマルフォイ家の息子?」と思ってしまうほどいい子なんです。
そんなキャラクターを斉藤莉生くんは忠実に再現してくれていて、ファンとしては文句の付け所がありません。
他の役者との掛け合いも息ぴったりですし、初舞台とは思えない堂々とした立ち振る舞いでした。
舞台が終わった後、すぐにTwitterをフォローしたのは言うまでもありません。
キャラクターに対するリスペクトの高さに驚く
ハリー、ハーマイオニー、ロンといった主要人物が凄いだけではなかったです。
嘆きのマートル、ダンブルドア先生、マクゴナガル先生、スネイプ先生、セドリック…いろんなキャクターが登場しますが、どのキャラクターも違和感がないくらいハマり役。
特に嘆きのマートルが凄い良かった。映画の吹き替え版を生で見ているよう…。話し方、立ち振る舞い、容姿…全てにおいて完璧でした。
次は10月、ハリーポッター好きの友人と一緒に観劇です。
向井理さんのハリー楽しみ!
4寮の垂れ幕
ハリーポッターカフェの外観
階段の隅にいるドビー