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旅のこぼれ話

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旅に関するうんちくなどを不定期で書いていきます。
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チリ・イースター島・オロンゴ火山湖

チリ・イースター島・オロンゴ火山湖

モアイ像で有名なイースター島。全周 60km と小さいながらも、見どころが詰まった島。

島の中に川は無いものの、湖はある。イースター島自体が火山島で、このオロンゴ火山湖はラノカウ山の噴火口のクレーターにできた湖。

基本的には雨水が溜まった湖だけど、それなりに水が貯まるようで、苔で覆われており、島民の飲水にもなっている。

場所は島の南西部で、周囲にはモアイがあるわけでもないので、全然人がおらず

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ペルー・チチカカ湖

ペルー・チチカカ湖

ペルーとボリビアの国境にチチカカ湖という、船が航行する湖としては世界最高所の湖がある。標高 3810m と富士山よりも高い。

チチカカ湖に行く前に、ペルーのリマやマチュピチュといった高所を経験していたので、チチカカ湖では高山病にはならなかった。

チチカカ湖には、トトラという葦を編んで作った浮島に暮らすウル族の人々が5000人くらい住んでいて、コミュニティができている。

島は、植物を編んだだけ

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トリニダード・トバゴ、ピッチ湖

トリニダード・トバゴ、ピッチ湖

中南米にトリニダード・トバゴという島国がある。トリニダード島とトバゴ島の 2つの島から構成されていて、首都のポート・オブ・スペインはトリニダード島にある。

そのトリニダード島の南部にピッチ湖というアスファルトが湧き出している湖がある。

「アスファルトが湧いている」と聞くと ? マークが頭に浮かぶけれど、実際に行ってみると、なるほどとなる。

ピッチ湖じたいは湿原のような大きめな池。深さはなく、

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チリ・セヤス湖

チリ・セヤス湖

先日、死海について書いた。

振り返ると、死海よりも塩分濃度の濃い湖に行ったことがある。チリのアタカマ砂漠にあるセヤス湖という湖。

死海の塩分濃度が 30%なのに対し、セヤス湖はなんと 40%。死海同様に入れば浮く。

死海が遠浅な湖だったのに対し、セヤス湖はいきなり深いので、入るのを一瞬ためらわれるが、入ってしまえば、プカプカと浮く。

湖というよりは小さな池といった雰囲気で、死海に比べてしま

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セビーチェの思い出

セビーチェの思い出

昨日、東北から送られてきたウニで作ったウニ丼について書いた。

今日は残りのウニでセビーチェっぽいものを作ってみた。

みじん切りにしたパクチー、大葉、玉ねぎ、きゅうりを混ぜるだけの簡単料理。ライムたっぷりの特製ドレッシングをかければできあがり。

セビーチェは南米の太平洋側、特にペルー周辺でよく食べられてるサラダの一種で、海外では珍しく、生の魚介類が必ず入る。

南米に行った時はよく食べていた。

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上海で食べたものまとめ

上海で食べたものまとめ

上海で食べたものを、印象に残ってる順にまとめてみた。8 に関しては、メニューの写真を撮っただけなので読み方は不明。

【1. 上海蟹】

上海と聞いて真っ先に思い浮かぶのは上海蟹。海じゃなくて川の蟹というのでびっくり。10月から11月という旬は過ぎていたけど、それぞれの季節に合った蟹があるらしく、カニ味噌はこれまでに食べたカニの中でもダントツに濃厚で美味。

ラストオーダーぎりぎりで入ったので、慌

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シベリア鉄道に乗りたい君へ

シベリア鉄道に乗りたい君へ



はじめに結論結論から先に書く。

もしシベリア鉄道に乗るなら、お手軽なウラジオストックからハバロフスク間だけで十分。決してウラジオストックからモスクワまで全線乗ろうなんていう酔狂なことを考えてはいけない。

ウラジオストックからハバロフスクまででも 780km あり、横浜から広島まで行くのと同じ距離で半日もかかる。ましてやモスクワまでは一週間。世界最長の路線 9298km はダテじゃない。

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高いアイス

高いアイス

ウラジオストックに到着した日、夕暮れの海岸沿いをウロウロしていたときのこと、どこかのブログの「ウラジオの海岸では露天で売ってるアイスを食べるべし!!」という記述を思い出した。

多くの露天が並ぶ中、おばちゃんが売ってるアイス屋さんをチラホラと見かける。

値段はどこもだいたい同じで、「150 / 100」と書かれている。表記にあまり疑問を持たず、150㍔(約250円) なのかなと思って、愛想が良さ

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