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【ジャズギター】電子オルガンのスピーカーでレコードを掛けていてそれが良かった【アンプ&キャビのシミュレーターの話】

Guitaristのタナカ裕一です。noteはじめました。

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○前回の記事↓↓↓

で欲しがっていたHX Stompをゲットしてしまいました。うほ。11月末と言うことでブラックフライデーに乗じてポチ。ポイントの還元率がすごく良かったので新品で何だかオマケのバッグも着いて送料込み6万後半くらい。円安の時代にありがたや。ギャラが7万なら一撃返済!1万円なら6本ちょい、ギャラが6千円でも11~12本で回収だ!

演奏ご依頼お待ちしております!!

ひと言でいって、買って超良かったです。7000文字近い長い記事を書きながら悩みに悩んだかいがありました。値段のことは先に触れてしまったけど、それよりも買ったのに使わないってのがとても切ないので、それを回避できそうだと言うことがとても嬉しい。嬉しさあまって寝ずに細々と各種調整を頑張った甲斐もあってか、音質的にも満足の行く仕上がりとなりました!

愛用のルーパーと並べても大してサイズ変わらない上に、写真拡大するとわかるかな。ルーパー機能も搭載なので、つまり荷物が超小さくなった!!

わーい。

そして、今回は(写真の赤いランプの)アンプ&キャビのシミュレーターについて書いてみようと思います。


アンプ&キャビのシミュレーター①

こちらが先述のHX Stompを購入する直前まで使っていたエフェクトボードでありまして、前回の記事にも登場したものであります。コレは右からギターの音が来て、左へ抜けてギターアンプのインプットへ繋がっています。

われわれギタリストは写真のようなエフェクトボード(コレはとても小型だけどそれでもケースに入れて5kgほど)や、ギター(バッグに入れたら5kgはあるでしょう)、ケーブル類・譜面束(これも重いのよ。結局その他の備品もあわせて数キロはあったりする)、加えて財布・鍵・スマホ&moreを最低限の持ち物として日々運んでおります。この時点で15kgはあるかね。

そこへさらにギターアンプ10kg前後から、ちゃんとしたやつ(ツインリバーブとか)だと30kgとか、そんなもん毎日運べるはずがない!(笑)

正直、荷物運んだところまででギャラもらって打ち上げしたいです。


アンプ&キャビのシミュレーター②

ギタリストは荷物が重いし、あと携行品の点数が多いのです。

演奏後のお片付け、ピアニストであれば何ならそのまま椅子から立ち上がるだけで終了。演奏に使った譜面があったって片手でスッと持てばいいし、仮にフタを閉めるとしてもそんなものは手間でもない。サックス奏者であれば楽器本体の他にマウスピースやリードの管理もあるからそれよりは大変。とは言え、ステージを降りるまでに掛かる時間は演奏が終わったらそのまま立ち去るのみなので、基本的にはステージ外でゆっくりお片付けできます。

しかし演奏を終えたギタリストがスッとステージを後にすることは出来ません。楽器本体はストラップで肩から吊っているので、もしそれだけならステージからそのまま去ることが出来ますが、その前にギター⇒エフェクトボード⇒アンプの「⇒」部分を繋いでいるケーブルを引っこ抜いてからでないと身動きが取れません。


仮にアコースティックギターだったとしても。ギターは音が小さい楽器なので(以下の記事で以前触れました)

結局は会場の音響設備に繋がっていますから、そのケーブルを引っこ抜かないかぎりはステージを降りられません。ケーブルと言う名の鎖で繋がれているのです・・・・。

しかも引っこ抜いたケーブルは丸く束ねないとまさか1本数メートルあるケーブルを(この場合)2本引きずりながら楽器を肩から掛けて、下手したら10kg以上あるエフェクトボードを抱えて歩いて行くのはチト厳しい。

エフェクトボードと書いていますが、もしボードにまとめていなければ個別のエフェクターは短いケーブルで繋がれていて、しかもそれぞれに電源が必要なのですから、その電源ケーブルや、電源アダプター類を全部ばらしてカバンにしまってからでないとステージを後にすることが出来ません。

・・・書いていてチマチマ細々し過ぎて辛くなって来るな(笑)

とにかくこんな風ですから、そのうえ毎回アンプまで持参していたら身が持たないのは伝わったでしょうか?


アンプ&キャビのシミュレーター③

しかしながら何ならギターアンプが置いてない会場だってあるわけで、その場合は仕方ないからアンプをキャリーカートに括ってゴロゴロ引っ張って持って行かねばならぬ・・・(精密機器に振動は良くない)

ん!?待てよ。音楽の生演奏をしようってんですから、マイクくらいあるでしょう。そうです。マイクがあるなら、それを出力する音響設備だってあるってことなのですよ。

じゃあもう最低限、会場に必ずあると考えて良さそうな「音響設備」(仮にレストランだって店内の有線放送なんかを流しているスピーカーが天井に吊ってあるでしょう)ここからギターの音を鳴らして貰えばいいんじゃね?

しかーし!ここでまた難点が・・・楽器の音ってそのままオーディオ機器に接続してもまったくダメダメな音しか出ないんです。


アンプ&キャビのシミュレーター③

楽器の音ってそのままオーディオ機器に接続してもまったくダメダメな音しか出ないんです。

じゃあどうすればいいのかってことについては昔からみんなが悩んで来たことでして、世界中の楽器メーカーさんも「この問題をどうにか解決できたらビジネスチャンスだ!」と研究開発に取り組み続け、ようやっとテクノロジーが追い付いて実用に耐えうるものになって来たのが近年であります。

ここでようやく登場!

「アンプ&キャビのシミュレーター」


アンプ&キャビのシミュレーター④

○アンプ
・ギターの小さい音を大きくしてくれる増幅器。
音を増幅する際に音に味付けをしてくれる役割があって、これが無いと先述の通りダメダメな音しか出ないのです。

○キャビ
・キャビネット。要するにスピーカー。
・オーディオ好きなお父さんがJBLの高級スピーカーを自宅に設置した「すげえ!」とか、音楽にこだわってます的なお店の玄関にJBLのステッカーが貼ってあったりしたの見たことないスかね?要するにいいスピーカーで鳴らすといい音がするってことです。


ギター用のアンプ&キャビでなければ良い音が出ない。レストランの天井の有線放送用の音響システムでギターを鳴らしたらダメダメな音しか出ない理由はこういうことなんです。

しかし「ギター用のアンプ&キャビ」をデジタルでシミュレートできたなら、どんな音響システムで鳴らそうとも良いギターの音がすると。

ギター
⇒エフェクター類
⇒ギター用の「アンプ&キャビのシミュレーター」
⇒(例えば)レストランの有線放送用のスピーカー

これなら「ギター用の整音を施された音」が何らかのスピーカーなどに出力されているので、いい感じだよね。と、そんなイメージで捉えて頂けましたらと思います。


アンプ&キャビのシミュレーター⑤

○以下、Twitterより引用。※一部校正

「アンプ&キャビのシミュレーター」を通った後、そのままアンプのインプットに刺してもいい感じだなと思った次第。

本来はギターアンプのインプットに刺すときはオフにするべきなんだろうけど、これはコレでいいとなってしまうとシミュレーターとはいったいなんぞやと言う気がしてきますね。

最終的には何処かから音が出なくちゃいけないわけで、それをギターアンプで鳴らしてると言うわけで、いつだったかに聞いた「電子オルガンのスピーカーでレコードを掛けていてそれが良かった」と言う話を思い出した。

そう考えると、モニタースピーカーって単に味気ない存在って感じになっちゃうよね(笑)

エフェクトボードにこだわって、最終的にしょぼいアンプで鳴らしてたとしたら、結局はいい悪いは別としてもしょぼいアンプ成分が音に含まれちゃうわけだよなあ。

アンプは現場にあるものを使う前提があって、それでエフェクトボードにこだわるってケースが多いと思うんだけど、この前提だとしても「アンプ&キャビのシミュレーター」は常にかけっぱなしで、それを現場にたまたま置いてある何らかのスピーカー(ギターアンプetc含め)で鳴らすと言う風に考えると、アンプ&キャビのシミュレーターってむしろ必須にも思えて来たけど、そう言う考え方って一般的では無さそうとも思う。

宅録をラインでいい音で録れたらそりゃ便利ってのはわかるけど、ライブユースとしたら仮に音響設備がバッチリの会場ばかりで演奏するとしても、音響システムもPAも場所ごとに異なる訳で、アンプ&キャビのシミュレーターからの出力をどうしてもモニタースピーカーで鳴らしたい!って願望を持つとしたらそこにはいびつ感。もちろんメーカーさんがそう思うのはわかるし、進化もスゴイし、期待してる。

けど、プレイヤーからしたら「どうしても!」的なことならそもそも実機のギターアンプを持ち運べばいいって話で、でもそうすると結局話は元に戻って・・・

(アンプは重いし大きいので)持ち運びたくないから、持ち運ばない前提⇒せめて持ち運べるエフェクトボードにこだわる⇒アンプ&キャビシミュレーターの性能が上がってボードに組み込む⇒その音をモニタースピーカーで鳴らしたい!まで来ると本末転倒感が出てくる(笑)

じゃあ、だったら先述「アンプ&キャビのシミュレーターは常にかけっぱなしで、それを現場にたまたま置いてある何らかのスピーカー(ギターアンプetc含め)で鳴らす。」って発想は当然出て来てもおかしくない訳なんだけど・・・ところが、コレは何となく一般的な考え方ではない雰囲気があるあたりにきっと何かがありそう。

もう少し考えてみると仮に「ツインリバーブ」のアンプ&キャビのシミュレーターで音を作り込んできた人が、会場にツインリバーブがあるのに、モニタースピーカーや何ならツインリバーブにリターン挿ししてる光景を思い浮かべてみたとして。

「せっかくシミュレーターで音を作り込んできたんだから!」と言う気持ちはわかるけど、実機のギターアンプが今まさに目の前にあるのだよ(笑) 

だとして、それでもシミュレーターからのリターン刺し(なんならインプット刺し)が選ばれる可能性はぜんぜん普通にあり得るよねってこと。


こうなって来ると、ギター~エフェクトボード~アンプ&キャビのシミュレーターまでは各自音を作り込んできてね。で、あとは会場ごとに運次第だけど、もし仮に好みのアンプが会場にあったら「ラッキー!」と思って喜んでインプットに刺そうね。って言う勢がもうちょっと目に見えるほどいてもおかしくないんじゃないだろうか??と思ったんだけど、やっぱそう言う勢はいないのかね?いても一般的ではない??

いつだったかに聞いた「電子オルガンのスピーカーでレコードを掛けていてそれが良かった」と言う話は、ぼくにはとても風流に感じられたのだけど、それはただ単に好事家の集まりでしかなったのだろうか…


アンプ&キャビのシミュレーター⑥

前項Twitterからの引用は考えごとのメモのようなものでわかりづらかったかもしれませんが、ようするに何が言いたかったと言うと、最終的に音を出力するスピーカーが「電子オルガンのスピーカーでレコードを掛けていてそれが良かった」みたいなことでもいいし、好みのギターアンプが運よくたまたま演奏会場にあった場合でも、もしくは有線放送用のスピーカーしかなかった場合でも、もう気にせずに自分が「アンプ&キャビのシミュレーター」で作り込んできた音を鳴らしてしまえばいいんじゃないか!?

もう音色についてはシミュレーターで作り込んできたんだし、たまたま「電子オルガンのスピーカー」で音を鳴らしてみたらいい感じかもしれないし、良くなかったとしてもまあ仕方ないよ。今日はそんな日だ。

と言うことはとてもシンプルに、かつ面倒くさがりなほど思い至ることではないだろうかしら??と思ったのですが、しかしながらそう言った主張を少なくとも筆者は聞いたことないのは不思議だなあと。

ギターアンプはたまたま会場にあったものを使う。と言うよりは1段階手間が掛かっていて、エフェクトボードのみにこだわっているよりは丁寧なわけで、でもそう言う人に会ったことないんだよなあ。たまたまかしら!?


アンプ&キャビのシミュレーター⑦

それで何が言いたいと言うことも無いのですが、ひとまずせっかく「アンプ&キャビのシミュレーター」機能が内蔵されているコイツ↓↓↓

をゲットしたので、せっかくだから「アンプ&キャビのシミュレーター」込みで音色を作って、それを会場にある何らかのスピーカーで鳴らす生活を始めてみようと思ったのでした。

やってみたらやっぱり上手く行かなくて、アンプを持ち運ぶ生活に戻ってしまうかもしれないけど、もし問題がなければ荷物は以下で済む!

  • ギター

  • HX Stomp

  • ケーブル2本

  • 譜面


これなら荷物5~6kgで済むし携行品も少なくて済む!
演奏に集中できるって訳です。


みんなも試してみてね!


今回以上です。
お読みいただきありがとうございました。

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