【D2Cの戦略論】D2Cスタートアップのワンプロダクト・ニッチトップ戦略について
自己紹介
こんにちは、森です。FABRIC TOKYOというアパレルD2CブランドでCEOを務めており、日々Twitter(@yuichiroM)や音声メディアstand.fmではD2Cブランドの情報やスタートアップの起業や経営について発信しています。よろしければフォローをお願いします!
noteでは主に質問箱でいただいた質問に答えていきます。質問やレター募集していますのでお気軽に投稿してください!
さてさて、本日は、ワンプロダクト・ニッチトップの戦略という話をします。
背景は今から読む質問をいただいたことに起因しているので、質問をご紹介します。
質問「メンズコスメのD2Cブランドを立ち上げようと考えていますが、競合も多いので、メイクアップ用品から始めようと思っています。ただ、国内のメイクアップ用品の市場はまだ60億円程度です。この状態でメイクアップ用品から攻めるというのはどう思われますでしょうか。」
質問全文「メンズコスメのD2Cブランドを立ち上げようと考えています。現在の市場規模でいうとスキンケアがほとんどを占めており、競合も多い状態です。
なので、私はメイクアップ用品から始めようと思っています。ただ、国内のメイクアップ用品の市場は年々伸びているとはいえまだ、60億円程度です。
この状態でメイクアップ用品から攻めるというのはどう思われますでしょうか。森さんのご意見をお伺いさせていただきたいです。
よろしくお願いいたします。」
といった質問をいただいています。
この質問から僕が先ほど申し上げたワンプロダクト・ニッチトップ戦略について考えていきたいと思います。
数字上は小さな市場規模に見えるが参入してはいけないのか?
さて、まずメンズメイクの市場規模60億円ということで小さいということなのですが、おそらくこの60億円というのは男性向けスキンケアなどは入っていないメイクアップのみの数字だと思います。(男性向けスキンケア市場はもっと大きい)
男性がお化粧するというメンズメイクがInstagramやTikTokの影響で流行りつつありますが、流行っているとはいえ、まだ60億円程度の市場規模です。
これぐらいの市場規模ですと、スタートアップとして事業を立ち上げるには非常に小さいため、一見手を出してはいけないような市場に思えますが、僕はそうは思わないというお話をします。
Amazonはワンプロダクト・ニッチトップ戦略で成功した代表格
僕がよく例にあげるAmazonという会社があります。
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