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社会を健康にする医療プラットフォーム 生活者と医療の隔たり「メディカル・ディスタンス」を解消するUbieの社会的インパクト

こんにちは、守屋祐一郎(@_ymoriya_)です!
Ubieでサービス開発やブランドコミュニケーション等に従事、並行して社会人大学院で医療系(公衆衛生,Public Health)の勉強をしています。自他共に認めるヘルスケアオタクです。

\\こんな方に読んでほしい//

  • 社会的意義の大きい仕事、社会課題解決に取り組みたい

  • 医療・ヘルスケアに興味がある

  • Ubieを認知してくれている

\\このnoteにある情報//

Ubieが向き合う社会課題のひとつである生活者と医療の隔たり「メディカル・ディスタンス」と、その解消による社会的インパクトを、ヘルスケアオタクの目線から語ります。

背景として、UbieはAI問診、症状検索エンジン、製薬企業向けビジネス等複数の事業を展開しており、全体像や未来像が複雑すぎる・・・もっとわかりやすく、この意義や面白さを伝えたい!という課題認識がありました。

踏まえて、大学院で公衆衛生(Public Health)を学ぶヘルスケアオタクの目線から、自社の社会的意義を言語化することで、Ubieは社会を健康にする医療プラットフォームであるという思いをお伝えできたら嬉しいです!🎄

*このnoteは#Ubie Acceleratorアドベントカレンダー25日目にエントリーしています!
*私の詳しい自己紹介は以下です!



Ubieが挑む社会課題「メディカル・ディスタンス」


まずはUbieが挑む社会課題の奥深さについて語らせてください。
そのためにも、日本における「ヘルスリテラシー」の現状について触れなくてはいけません。

日本人のヘルスリテラシーは低い


ヘルスリテラシーとは、端的には、「健康情報についての情報リテラシー」と表現されます。より詳細な定義は以下です。

健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの

Health Literacy 健康を決める力」より

ところで、日本人のヘルスリテラシーは低いことをご存知でしょうか?
以下は、ヘルスリテラシースコアの国際間比較です。

Health Literacy 健康を決める力」より

先日もジョンソン・エンド・ジョンソン社が実施した調査にて、

・日本人のヘルスリテラシー、「情報収集・判断」・「行動」・「デジタル活用」・「コミュニケーション」における自己評価が他国より低い

・健康・医療情報の判断、適切な医療受診、症状の説明への自信が低い。痛み・苦痛を我慢しがち。“健康”寿命延伸への意欲は高い

「人生 100 年時代 × デジタル社会の総合的なヘルスリテラシー 国際調査」 結果より

との示唆が発表されていました。

信頼できる情報ソースの探しにくさ、専門性の高さ、理解や判断の難しさといった、医療情報と向き合うハードルについて、多くの方が共感するのではないでしょうか。

なお、ヘルスケアを取り巻く複雑な課題の構造を俯瞰して見ると、ヘルスリテラシーにまつわる課題が多く存在します。

一般財団法人 社会変革推進財団 (SIIF)作成 課題構造マップ
ーヘルスケアー
」より

ここから得られる示唆は、ヘルスリテラシーが、複雑なヘルスケア課題における、一つの根深いボトルネックになっているということです。

生活者と医療の隔たり、「メディカル・ディスタンス」


このような情報の隔たりに加え、心理的な隔たりも象徴的です。

「本当はもっと自分の症状を伝えたかった」
「忙しそうな医師の様子を見て、遠慮してしまう」
「本当のことを言えずに、帰宅してしまった」

といった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

他にも、時間的、経済的、物理的など、様々な観点の隔たりがあると考えています。こうした隔たりは、症状認知から治療、寛解までのプロセスの中で、様々な形で適切な行動を阻み、機会損失をもたらします。

Ubieでは、この"隔たり"のことを、「メディカル・ディスタンス」と表現しています。

医療の宿願、「メディカル・ディスタンス」の解消


人類が医療を発明し、磨き上げてきた過程で、「感染症」などの急性期疾患の多くは克服され、平均寿命は右肩上がりに伸展しています。

疫学転換=急性期疾患の多くを克服してきた 厚生労働省健康健康日本21Webサイトより
平均寿命は右肩上がりに伸展 厚生労働省健康健康日本21Webサイトより

この他にも、人類は多くの医療技術を発明してきました。これは、多くの健康課題に対し、何らかの解決策が既に存在することを意味します。

中でも、日本の医療提供体制は世界でもトップレベルに充実していますが、

「メディカル・ディスタンス」の存在により、必要としている人に、適切な医療が届かない、という構造的な問題を残しています。

「メディカル・ディスタンス」がなければ、医療はより多くの医療を必要とする人に貢献できたはずです。

防ぎ得た、治すことができた疾患により、「健やかにその人らしく生きたい」という、シンプルにして根源的な願いが阻まれてしまう、といった悲しみを減らせたかもしれません。

メディカル・ディスタンスに対する問題意識が創業の一つのきっかけに

「メディカル・ディスタンス」の解消は、医療の宿願であり、健やかに生きたいと願う全ての生活者の期待でもある、と言えるのではないでしょうか。

Ubieが創るインパクト「社会を健康にする」


この課題解決に向けて、Ubieは唯一無二の医療プラットフォームを構築してきました。

Ubieは、「メディカル・ディスタンス」の解消を通じて、

  • 生活者が、適切なタイミングで、適切な医療機関、医師を受診できる。

  • 生活者が、適切に自己開示・治療意思決定することができ、納得して医療を使いこなすことができる。

ことを、ビジネスという手段の強みを活かし、大規模かつ迅速にサポートします。これにより、「生活者と適切な医療のマッチング」を可能にし、

  • 病による、望まれない命の毀損が最小化される。

  • 病による、望まれない活動機会の損失が最小化される。

  • 早期受診・発見・治療により、医療費が適正化される。

等のインパクトを狙います。

改めて、Ubieは最早AI問診、症状検索エンジン、製薬企業向けビジネス"だけ"の会社ではなく、「メディカル・ディスタンス」の解消を通じて、健康寿命の延伸、活動機会損失の回避(≒労働生産性の改善)、医療費の適正化といった社会的インパクトを創る、社会を健康にする医療プラットフォームであり、極めて公益性・社会的意義・社会的要請の大きな事業であることをお伝えしたいです。

この全体像の輪郭が鮮明になった2023年でした。

社会を健康にするべく、2024年も進化していきます!

We’re hiring!


我々が挑む社会課題は、「メディカル・ディスタンス」に限りません。

「医療資源の最適配分」「地域、国家間の健康格差是正」など、他にもVisionであるHello,healthy world.を実現するために必要な仕組みの実装を射程に入れています。(これについてはまた別の機会に….!)

社会をより健康にするため、Ubieは一層強くなる必要があります。
300名近くまで育った組織も進化を止めません。多様な人材が活躍できる土壌が更に盤石になりました。

絶賛採用中です。最高の仲間と、最高に意義深い挑戦の舞台でお待ちしております。お気軽にお声掛けください!

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