IVS 2023 KYOTOでPublic Health x スタートアップのモメンタムを作りたい
こんにちは、守屋祐一郎と申します!
医療AIスタートアップのUbieで事業開発、プロダクト開発をしながら、聖路加国際大学公衆衛生大学院(School of Public Health,以下SPH)で医療AI、デジタルヘルスと医療政策を勉強、研究しながら、ここ数ヶ月間はスタートアップイベントInfinity Ventures Summit,以下IVSのコンテンツ企画にも携わっています。自己紹介詳細はこちらに。
久しぶりにこのようなイベントに参加するので、狙いをまとめました。
関心持っていただけた方はぜひお話ししましょう🤝
こちらからコンタクトください!
こんな方に読んでほしいです!
IVS 2023 KYOTOに参加する
Public Health、医療、ヘルスケア、人や地球の健康に関心がある
社会課題、スタートアップに関心がある
要約
私のIVSにおける狙いはPublic Health x スタートアップのモメンタムを作ること。NEXT CITY、SOCIAL INNOVATION AREAの企画に携わりました。まさに"知的好奇心とモチベーションに温かく強く火を灯す"空間です。ぜひお越しください!
本質的な健康増進やWell-beingの追求に際して、Public Healthの実践と探求は必要条件と考える。課題や事業活動とPublic Healthの繋がりを見出し、紡いでいけるようにしたい。
産官学のハブになり、オーケストレートする形で価値が出せるよう腕を磨きたい。一方でPublic Health x スタートアップでコトに向かっていける方と繋がっていきたい。京都でお会いしましょう!
IVS 2023 KYOTOで狙うこと
Public Health x スタートアップのモメンタムを作る
狙いはこれに尽きます。
Public Health x スタートアップのモメンタムを作る
7,000名以上(!)訪れる国内最大級スタートアップカンファレンス、IVS
"スタートアップの関係人口を増やす"べくあらゆるリソースを揃えたスタートアップの街、NEXT CITY
社会課題にファイティングポーズを取るための非日常空間、SOCIAL INNOVATION AREA
これだけの機会が揃うことは稀です。Public Healthの課題にスタートアップで挑むモメンタムを作れるよう、目一杯活用したいと思います!
ところで、Public Healthとは?
耳慣れない方向けに。公衆衛生学、社会健康医学、公共健康医学などと訳します。端的には集団の健康増進に対する実践と検証、及びその知見の総体と解釈しています。一般的な説明は以下が分かりやすいです。
社会健康医学系専攻の使命は、医学・医療と社会・環境とのインターフェースを機軸とし以下の活動とその相互作用を通じて、人々の健康と福祉を向上させること 京大SPH
公衆衛生は、人々の健康やクオリティ・オブ・ライフの維持・向上を目指す社会の組織的な取り組みに関する学術及び実践分野(中略)臨床医学が目の前の患者に責任をもつのに対し、公衆衛生では集団に対して責任をもつこと、また病人だけでなく、予防の観点から健康な人も対象としている点が大きく異なる 東大SPH
社会の人々の健康を増進し、疾病の負担を軽減し、健康水準の格差を是正し、地域、国、地球レベルの健康への脅威に対処するための組織的な活動を実践・評価する学問 阪大
また、
という大御所、Johns Hopkins University Bloomberg School of Public HealthのVISIONがあります。Public Healthの使命まさにここにあり、と強く共感しています。常に、その意思決定は集団の命を救け、健康を守るに資するものか?を問うていきたい。
昨今Public Helathへの注目は高まっています。
身近な例にCovid-19に対する統計情報の可視化/政策提言があります。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団の活動も印象的です。
Public Healthとスタートアップの交点
歴史的には政策的介入が主流ですが、スタートアップも大きなポテンシャルを持つと考えます。
例えば、
医療、ヘルスケアの新ソリューション開発・DXやデータ利活用によるアクセス向上を通じた疾病予防、診断、治療、管理環境の改善
新エネルギーやバイオテクノロジーの事業化によるPlanetary Healthの推進
労働、教育格差の是正、繋がりの処方による健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health)に対する介入
国産ソリューションのグローバルな開発・分配やモビリティテックの事業化によるGlobal Healthの推進
toCデジタルツールによる心身の健康増進
など、"医療、ヘルスケア業界"の外にも、Public Healthの文脈で捉える余地が広大にありそうです。むしろ、本質的な健康増進やWell-beingの追求に際して、Public Healthの実践と探求は必要条件だとポジションを取っていきたい。
IVS 2023 KYOTOで表現したいこと
今回参加を決めたきっかけがIVS NEXT CITYです。ぜひこちらのnoteをご覧ください!
ありがたいことにコンテンツ企画に関わることに。
紆余曲折を経まして、素敵なチームのおかげで、
今、未来の社会課題は、どのような構造をしている?
課題に対し、どのような取り組みができる?
取り組みの先で、誰を、どのように幸せにできる?
そもそも幸せとは何?
といった問いと向き合う、まさに"知的好奇心とモチベーションに温かく強く火を灯す"空間となりました。是非多くの方にご来場いただきたいです!
ここで私が表現したいのは、こうした社会課題や事業活動とPublic Healthの課題や価値観、手法の繋がりを見出し、紡いでいく営みです。課題ファーストで行きたい&学習により価値観や手法を磨いていきたい。
自身の向き合う課題や事業とPublic Healthのつながりはどこにある?
そのつながりはどのように計測・可視化できる?
取り組みのアウトカムとして、Public Healthをどのように改善していける?
そんな問いを立てていただけたら幸甚です!
See you in Kyoto!
産官学連携をオーケストレートする人材に
企画に関与した背景に、いちプレイヤーが最高の成果を挙げることは喜ばしい一方で、それだけでは解決できない、大きく深く複雑な課題がPublic Healthには多く存在することへの問題意識があります。これらはビジネス・サイエンス・政策と分野横断的に、システムで解いていく必要があります。
これに対し、産官学のハブになり、オーケストレートする形で価値が出せるよう腕を磨きたいと考えています。領域の専門性を礎に、事業家としての核の周りに、投資家、研究者、政策起業家の顔を持つイメージです。
こんな方と繋がりたい
当然個人で登れる高さには限界があるので、Public Health x スタートアップでコトに向かっていける方と繋がりモメンタムを作っていきたい。
本noteや私に関心を持っていただけた
Public Health、医療、ヘルスケア、人類/地球の健康、スタートアップ、社会課題に関心がある
特定の領域や職能を極めたスペシャリスト
関心を持ってくれた方、ぜひお話ししましょう!色々勉強させてください!
2023年夏の京都が、Public Health x スタートアップのモメンタムが生まれる震源地となりますように。See you in Kyoto!
PS❶.We are hiring! Ubie採用情報
Ubieは生活者と医療の隔たりと向き合い、マッチングを最適化する存在です。産業のボトルネックを解く挑戦です。Public Healthへの貢献に大きく期待しています!スタートアップとしても凄くエキサイティングです!
PS❷.Public Healthに関心がある方へ
是非以下をご覧ください&何でもお尋ねください!
PS❸.こんなこともお話ししたい
せっかくの非日常。色々とお話しできたら嬉しいです!
医療ヘルスケア企業はSocial Determinants of Healthを参考に新たな有効策を打てるか?
"成功"した医療ヘルスケア企業は医療をどう変えたか?今後どう変えていくのか?
産官学連携によるGiant stridesに繋げるために、どのようなBaby stepsが打てるか?
あなたの産業のボトルネックはどこにあるか?最も力強く前進させる課題設定は?
"格差を是正する"ことの理想状態は?
"健康寿命を延伸する"ことの理想状態は?
"不老不死"、"老化制御"の目的は?人類は何を得たい?
ビジネスが人類/地球の健康に与えるGoodを最大化・Badを最小化する構造はどう作れる?(Commercial Determinants of Health)
人類/地球の健やかで豊かな共繁栄のため、今最も重要な課題設定は?