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できなかったことができるようになって気づく落とし穴

できなかったことができるようになること、は非常にシンプルな成長の定義である。しかし、できなかったことができるようになったのにも関わらず成果が出ないときがある。誰もがやれると意気込んで挑むのに成果はついてこない。この時どういうことが起きているのか。それはこれまでできていたことができなくなっている可能性が高い。新しくできるようになっていることが増えても、もともとできていたことを継続させた上で、できることを増やさなければ、熟練した時の成果には繋がらない。もちろん、時にはこれまでできていたことを端に置いて、そこから新しいことにチャレンジしてできるようにしていくことが必要な場合もある。しかしその時はできていたことを意識的にやらないだけであって、できるように戻す過程や方法さえ自分で理解していれば、迷わずに戻ってくることができる。しかしできていたことを端に置くわけでもなく、意識することなくできなくなっていたら、新しいことがいくらできたとしても、根本的な解決には繋がってこない。そして、それをほったらかしたままにすると、大切な土台がなくなってしまい手遅れになりかねない。うまくいく時もうまくいかない時も、できていたことが何で、できていなかったことが何か、を把握したり、分析したりする時間というのは非常に大切である。1つ1つ、1歩1歩というのは、今までできていたことを継続する、もしくは今までできていたことを再現する方法を理解した上で、新しいことにチャレンジするという順番であるべき。(特に熟練者) そしてそれを測るためのものさしが経験であって、日々向き合って磨いていくことで、さらに洗練されていくのだと感じる。

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