ことしも夏が終わる。
関東には結局台風が来なかった9月のはじめ。
太陽の熱と、熱くなったアスファルトのせいで、カリカリに焼かれたとおもえば、雨がこれでもかというくらい叩きつけるようにふった。
雨がふれば地面は冷えたけど、湿度は重たくまとわりつくようだった。
そういえば「地面師たち」はおもしろかった。
そんな夏がそろそろ終わりそうだ。
9月に入って気温はまだ30℃を少し下回る程度だけど、湿度が下がって気持ちよく過ごせるようになった。もう少しして、金木犀の匂いがしてくるのも楽しみだ。徐々に境界が極端になっているような日本の四季。それでもこの土地に生まれて良かったと、季節の変化を感じるたびに思う。
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