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ことしも夏が終わる。

関東には結局台風が来なかった9月のはじめ。
太陽の熱と、熱くなったアスファルトのせいで、カリカリに焼かれたとおもえば、雨がこれでもかというくらい叩きつけるようにふった。
雨がふれば地面は冷えたけど、湿度は重たくまとわりつくようだった。
そういえば「地面師たち」はおもしろかった。
そんな夏がそろそろ終わりそうだ。



おいしい桃の時期は短い。
僕はかたい桃のほうが好きだ。


墓参りをして父と妻と3人で食事をした。


夏は自転車にのって仕事に行く。
白いリムは入社一年目のとき先輩からもらった。
就職した最初の一年を楽しく過ごせたのは
その人のおかげだと今でも思いだす。
海開きする前の小田原の海は静かで、
ずっと海の向こうをみてるおじさんの後ろ姿を
しばらくみていた。
アニエスベーでの川内理香子さんの個展。
いつも躍動感のある美しさにドキドキする。
本もラジオも好きな燃え殻さん。
ひと休みしたいときのシェルターみたいな感じ。
友達夫婦と焼肉。
暑さに負けないように。


ディズニーシーの新エリア。
テンション爆上がり。
カメラをかまえてる僕も笑っている。
猿島にいった。
レンガの積み方が国によって違ったことを知った。
ボルダリングにはまった。
靴を買ったらもっと楽しくなった。
プールに行って久しぶりにしっかり泳いだ。
やっぱり水の中は特別だった。
プールからあがった午後の心地いい気だるさのまま
ナポリタン発祥と言われるホテルのレストランへ。
帰り際、ウェディングの撮影をしてた。
ドレスがきれいだった。
和装のご婦人に日本の「夏」と「品」を感じた。
マスターニシヤ。
僕の場合、店主という意味と師匠の両方。
バリスタではないのに勝手にパダワンだと思っている。
雨の鎌倉。お誕生日会におよばれした。
おたまをもっている人が主役。その隣が旦那さん。
好きな大先輩たち。
会場で大きな秋田犬に出会った。ひなちゃん。
大勢の人間に囲まれても、
美しくて品のいい佇まいだった。
早朝の散歩が生活に馴染んできた。
寒くなってもずっと続けたい。
モクモクした夏の雲もまた来年。


9月に入って気温はまだ30℃を少し下回る程度だけど、湿度が下がって気持ちよく過ごせるようになった。もう少しして、金木犀の匂いがしてくるのも楽しみだ。徐々に境界が極端になっているような日本の四季。それでもこの土地に生まれて良かったと、季節の変化を感じるたびに思う。


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