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ことしも夏が終わる。
関東には結局台風が来なかった9月のはじめ。
太陽の熱と、熱くなったアスファルトのせいで、カリカリに焼かれたとおもえば、雨がこれでもかというくらい叩きつけるようにふった。
雨がふれば地面は冷えたけど、湿度は重たくまとわりつくようだった。
そういえば「地面師たち」はおもしろかった。
そんな夏がそろそろ終わりそうだ。
【カメラは、撮る人を写しているんだ。】を読んだら、映画みたいな小説みたいな本だった。
まず、装丁に吸引力がある。めくるとツルツルの紙がてできて、次は少しボコボコした紙がでてくる。どんな中身なのか楽しみになる。
読み進めて感じたのは、本の厚さがあるわりに、軽さというか紙のやわらかさみたいなものが心地よくて、中身だけでなく外見も読み心地の良い本だった。
読みながら気になった言葉をメモしていたら、作中でカズトもそうしていた。
僕がメモしたのは以下のような感じだった。読んだ人によって響