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表に現す力
「これが…表現力…!」
そもそものキッカケは昨年12月に出演した尾米タケル之一座『ダークダンス』でした。そこで自分は、自身の表現力の無さを痛感したのでした。何の話かっつーと、今年のテーマをまだ設定してなかったな、とふと思ったのです。
毎年、目標とか課題ってことでもないんですけど今年はこれを念頭に、テーマに暮らすぞ、みたいなワードを設定しています。過去のテーマ、どんなものがあったのかは忘れましたけど、それでいいと思ってます。目標じゃないから別に乗り越えるとか達成するもんでもなし。
あ、で、なんで表現力かって話。そう、昨年末に出た『ダークダンス』。あの公演ではコンテンポラリーダンスの技法を用いた表現を多く使っていたのだけど、中でも佐野史歩ちゃんの言葉を使わない表現力には本当に脱帽した。翻ってみるに、自分にはそれがあるだろうか。いや、ない。滑舌悪いくせに、台詞の量だけは多かった自分の配役。でも稽古の様子や本番を後から映像で見るとただ、ダーーっと喋ってるだけだった。何の感情も乗っていない。抑揚もない。そしてその言葉の内容を身体の状態で表現もできていない。何をやってたんだ俺は、と絶望した。しました。
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