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株式会社LiBを退職します。

本日2021年8月31日、創業期から約7年仕事をした株式会社LiB(リブ)を退職することになりました。
先月今月と一度もオフィスに出社することなく、この日を迎えてしまったため全く実感がないのですが、区切りとしてこの7年間を振り返りつつ、今の自分の想い、感謝を伝えたく、noteを書きます。

なぜ退職するのか

すでに知っていただいている方も多いのですが、この度独立し起業することになりました。明日2021年9月1日が会社設立日となります。※起業の詳細については明日のnoteにて。
そして、このタイミングでLiBを退職し、起業することは3年前の2018年から決めていたことでした。
このことは代表の松本含め、当時から伝えてきたことであり、自分にとってもここがゴールだと思ってずっと仕事をしてきたので、悔いのないと言ったら嘘になりますが、思い残すことのない退職ができたと思っています。

LiBとの出会い

LiBとの出会いは、2014年6月(LiB創業から2ヶ月後)でした。
サービスローンチしたLiB(今のLiBzCAREER)の会員獲得キャンペーン達成BBQにお誘い頂き、そこには創業間もないスタートアップではあるのに、20数名の社外の協力者がいて、めちゃくちゃ応援、期待されているんだなと驚くと同時に、この0→1のスタート感好きだなとワクワクしたのを覚えています。

その週末に改めて代表の松本にお会いし、特に給与条件も何も決まっているわけでもなく、松本からの「是非リブにきてほしい」という言葉だけに
「はい、入社します!」と即答した自分がいました。
今思うと、当時東証一部上場の営業マネージャーでそこそこの年収もらっていたのに、初めての転職でオファーレターもなく、よく意思決定したなと思います、、
でもそれが自分らしく、この決断を自ら正解にしようと思っての意思決定であり、結果として本当に良かったと心の底から思っています。

この7年間を振り返る

この7年間を振り返るといっても、本当にいろんなことがありすぎて、自分の人生の中でも最も濃い7年間であったため、全てを振り返りきれないですが、言葉で表すと
「悔しい→悔しい→悔しい→悔しい→悔しい→苦しい→楽しい→嬉しい」
の繰り返しでしょうか(笑)
それくらい悔しいなと思うことが本当に多かったのです。悔しすぎて帰り道に一人泣くこともありました。
今「この7年間を一言で表すと?」と聞かれたら「悔しい7年間でした」と言うのが、自分の正直な気持ちです。
それくらい自分が目指した目標、会社が目指した目標に届かなかったことが多くありました。結果として離れていったメンバーも多く、たくさんの失敗をしました。
それでも「やって良かった!」と思える瞬間は本当に嬉しく、とにかく素敵なLiBの仲間たちと過ごした7年間は楽しい日々でした。

創業から毎月、社外の方を呼んでやったLiBzパーティー、くそ忙しい中よくあれだけ毎月企画してやったよなと思います。合宿もたくさん行きました。イベントごとが好きなリブは、とにかく一つ一つのイベントに力をいれて、たくさんの方にオフィスに来ていただけました。

そして会社全体を見ると、良いときと悪いときの繰り返しが激しく(モチベーション曲線で表すと短期間での上下の波が著しく激しい感じ)、これぞスタートアップだなと思えることが本当に多かったです。
思い出せないくらい本当に本当にたくさんのことをやりました。経験しました。

一つ確実に言えることは、どんなことがあっても常に前を向き続け、ブレずに突き進むことができる自分の強さを再認識できた7年間でした。

悩んだタイミング

LiBに入社してからは、とにかくずっと夢中でした。
だからどんな努力もできたし、寝る間も惜しんで仕事ができたし、土日もオフィスに行って、よく仕事をしていました。
※まわりからは「サイボーグ」、「鉄人」と呼ばれました(笑)

そんな僕でも、一度だけ悩んだタイミングがありました。
ちょうど3年前の2018年。
ずっと夢中で仕事をしてきたのに「あれ、いま仕事に夢中になれていないな」「自分のためにやれていないな」と気づく瞬間があったんです。
これまで120%エンジンフル回転で仕事をしてきたのに、そこまでアクセルを踏めていない自分がいました。
そのときに下記を考えました。

・なぜ、自分はLiBに入社したのか?(原点回帰)
・自分が夢中になれるものって何?何がしたいの?
・今自分らしくいられているか?
・自分らしくいられる環境を構築できているか?

上記を考えた結果、今回の「起業」が明確になったわけですが、
そのモヤモヤが晴れるまでは苦しかった気がします。

何故悩み、起業を決めたタイミングで退職をしなかったのか。

当時のリブは業績が安定していたわけでもなく、正直向かう方向を失いかけていたタイミングでした。実際に2018年〜2019年にわたり、退職していった社員が多かったのは事実です。
自分自身も当時33歳。「自分のキャリアと時間」を考えたら、くすぶっているよりも転職、すぐに起業をしたほうが良かったかもしれません。
ただ、正直一切退職するということは考えませんでした。では何故自分はあのタイミングで退職を考えなかったのか。

理由は明確で当時の自分には「悔しさ」しかなかったからです。
創業の2014年は数名の手漕ぎボートだった船(マンションの一室)が、かなり大きな50名を超える大型船(ビル一棟借り)となっていたわけですが、
そのときの現状から目を背けて、代表である松本洋介に「船の行き先が危ういので、自分は船を降ります」なんて口が裂けても言いたくなかったですし、悔しすぎて考えもしませんでした。

ある程度会社が持ち直し、さらなる挑戦に向けて安心して進められる、前を向いて攻めるだけだなと自信を持って思えるまでは辞めたくなかった、辞められなかったというのが本音です。
(まさに今、構造改革が進み、改革期を終え、本当の意味で前を向いて攻めるだけのタイミングになりました。)

LiBに入社して良かったこと

僕がLiBに入社して何よりも一番良かったと思えることは、
とにかく優秀で、本当に人が良いたくさんの仲間と出会えたことです。
仲間というか、戦友でしょうか。
何よりもこれに尽きます。
社外の方も同じく思っていただける方は多いのではないかと思うのですが、LiBの社員は過去も今も、本当にスタンスが素晴らしく、人が良い社員ばかりなんです。何故かLiBには創業当初から今に至るまで、人間味のある心の温かい人たちが集まってきました。
すでに卒業していったメンバーも多いですが、一人ひとりの顔を思い浮かべても本当に優秀で、なんでこの人がリブに入ってくれたんだろうと思う方もたくさんいます。
これは叶わないことですが、もし過去〜現在LiBの社員だった人が全員もう一度集まったら、本当最強の組織で、過去の失敗を踏まえた上で、もう一度事業ができたら、すごいことが成し遂げられるのになとずっと思っています。
それくらい、LiBに入社しなければ出会えなかった方々とたくさん出会え、一緒に仕事ができたことは、僕のかけがえのない大きな財産です。

感謝

まず、LiBでお取引させて頂いた企業の皆様、本当にありがとうございました!ご迷惑をおかけすることも本当に多かったですが、たくさんの魅力ある企業様の採用をご支援でき、時には頼って頂けることも多く、とても幸せでした。

そして、キャリアのご相談を頂いた求職者の皆様、最終的には弊社で満足のいく転職支援までできなかった方のほうが圧倒的に多いですが、ご相談を頂き、LiB、私酒井を頼っていただき、本当にありがとうございました!
転職ご支援後も、キャリア相談関係なく仕事のご報告を頂ける方も多く、嬉しい限りです。

一緒に働いたLiB社員の皆様(すでに退職された方々も)、本当にありがとうございました!上述のとおり、みなさんと一緒に働けたことが僕の宝物です。「正面突破」すぎて、厳しいアウトプットをしてしまった方ごめんなさい、僕は「自分に厳しく他人にも厳しく」のときが多かったので、厳しい、怖いと思わせてしまった方も多くいたと思います。改めて謝罪させてください。
すでにLiBを辞められ、久しくお会いできていない方もたくさんいます。
このコロナ禍で、なかなか実現が難しそうですが、いつかまたみんなで集まって、BBQをしたいとずっと思っています。LiBでのBBQはいつやっても本当に楽しかったです。この投稿を機にお互いに近況報告できたら嬉しいです。

最後に、洋介さん。
本当に洋介さんに出会えて良かったです。LiBの代表が洋介さんではなかったら、そもそもLiBに入社していないでしょうし、仮に入社していてもここまでLiBにいなかったと思います。一緒に働けて本当幸せでした。
そしてたくさんのことを学ばさせて頂きました。感謝しかありません。
これからお互いの第二章も、末永く宜しくお願いします。

これからのLiB

これからのLiBは、めちゃくちゃ面白いフェーズに入ります!
上述のとおり、僕が自信を持ってさらなる挑戦に向けて安心して前進できるタイミングとなり、本当これからが良い意味で勝負です。
そしてそんなタイミングだからこそ、2018年以降3年ぶりに採用を再開します!
特に、プロダクトの人材が急務です!少しでも興味ある方は是非下記ご覧くださいませ。

最後に

長文お読み頂き、ありがとうございました。

「生きる」をもっとポジティブに
大好きなLiBのVISIONです。
ここでLiBを卒業しますが、このVISIONは自分にとって永遠の大事にしたいVISIONであり、自らの「生きる」をもっとポジティブにするための今回の
「起業」という決断になります。

明日からは、まず一人での挑戦になります。
まだ手漕ぎボートも持てていなく、大海に一人で泳ぎだす感じ。
とてもワクワクします。
一人でどこまで行けるのか挑戦します。

皆様、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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