n011.カラフルギョウザ(2015-02-07-自分探検CAFE)
ねんどセラピーはどのように進んでいくかというと。
このねんどは、100円ショップセリアに売っている
12色の小麦粉ねんどです。
まず、ケースから、12本のねんどを取り出します。
そして、12色のねんどの色を見て、気になる色を見つけたら
そのねんどを袋から出します。
そして、ねんどをこねながら、
ねんどの感触や、匂いを感じます。
他に気になる色があったら
それも取り出していいし
混ぜたかったら混ぜてもいいです。
何か作りたいゴールを決めてもいいし、
作りながらひらめきを生かして作ってもいいです。
「ねんど作品を作ることに抵抗がある。」という方もいます。
「自分はねんどで上手に作ることができない。」という方も多いようです。
ねんどセラピーは作品作りが目的ではなく
作品作りを通じて
何を感じて
何を考え
何に気づいて
どうしたいか
などを感じ取ることが大切です。
ですので、上手に作る必要は全くありません。
しかし、過去に自分の表現を否定された記憶があったり
自分の表現力に自信がないと
「上手に作らなければ」
↓
「やっぱり上手に作れない」
↓
やめる
という流れになりがちです。
ねんどセラピーを主催する際に
ねんどで作品を作ることに抵抗感のある人がいそうだったら
まず、僕はぎょうざを作ります。
普通にギョウザを作るだけでも
カラフルなのでかわいくなります。
そうすると参加者のみなさんは
「こういうのでもいいんだ。」
と安心して、作り始めることができます。
なんなら、気づくのです。
「あれ?ご飯作る時に同じことをやってた!」
お母さんは毎日、食材で作品を作っているのです。
それに気づくと、苦手意識はどこかへ行きます。
そして、ねんどが、クッキーとか、オムライスとかの形に
変わっていきます。
こういった参加者の苦手意識を取ってあげるために
このギョウザたちは役に立っています。