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8/6『夏追いと猫時雨』

夏の焦燥に駆られて思わずボクは叫んでしまう
蝉のように猫が鳴き続けている
まるでシカトでもするみたいに
ボクの声を掻き消すみたいに
せめて返事くらいはして欲しいものだ
今は少しの愛と器用が欲しい
風の方向や明日の天気すらも読めないボクが人の心を読むなんて贅沢そのものだ
街にある錆びて文字が消え掛かった看板を見て
鏡で自分を見た気持ちになるな
そんな夏を追う、ナニカを求めて

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