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せいふるラジオ#6『教員養成の多様化 開かれる養成課程』


みなさんこんにちは!

配信冒頭にも話題に挙がっていましたが、みなさんはどんなバレンタインを過ごされましたか?

前回の配信は「現代における学校ってなんだろうね」がテーマでした。
学校の役割やさまざまな観点から見た学校というものを深堀りしていきました。

今回のテーマは『教員養成の多様化 開かれる養成課程』についてです。


【動画リンク🎥】

こちらから動画視聴できますので、ぜひご覧ください👇



【出演者 紹介】

【キュレーター】 今川裕太(あぽー)

 せいふる開発チーム/代表
 一般社団法人もあふる/アドバイザー

 興味・関心 : セクシュアリティ・教育行政
 専門 : 教員養成

【モデレーター】小林大和(やまちゃん)

 せいふる開発チーム
 児童発達支援ミナシアBASE・NPO法人helpwell副理事

    興味・関心 : 子育て・幼児教育・インクルーシブ教育
 専門             : 子育て・発達障害


【動画配信 要約】

教員免許取得の現状打破

  • あぽーによると、これまでの教員免許は主に4年制大学や専門学校でしか取得できませんでした。しかし、社会人の「学び直し」ニーズに応えるため、大学院などでも教員免許が取得できるよう、教員養成の道が多様化していくことが予想されます。

  • 大学院で教員免許を取得するには、学部レベルの科目を履修する必要があり、「科目履修生」として学部の授業を受ける必要がある点が課題です。

教員採用試験の裏側

  • やまちゃんが指摘するように、教員採用試験の倍率は過去最低水準に低下しており、東京都では1.9倍という数字が出ています。また、教員免許状の発行数も減少傾向にあります。

  • あぽーは、背景には学校現場の労働環境の問題があると考えています。学校現場のブラックな実態がオープンになったことで、教員免許の取得をためらう人が増えているのではないかと分析しています。

教員不足、打開策はあるか?

  • 教員不足を解消するために、特別免許状非常勤講師の制度があります。しかし、あぽーは免許制度を拡充すること自体は、教員不足の直接的な解決にはならないと考えています。

  • 採用試験を早めても、学生が教員以外の道を選ぶ可能性もあり、教員不足の解消には繋がらない現状があります。高知県では採用内定者の7割が辞退したという事例も紹介されました。

教員養成多様化の真の意義

  • あぽーによれば、教員養成の多様化は、教員不足の解消だけでなく、多様な経験を持つ人材を教育現場に迎え入れることを目的としています。

  • 多様な人材が教員になることで、大学での学びだけでは得られない、社会経験や専門性を教育現場に活かすことができると期待されています。

教員養成、何が課題?

  • 教員養成課程では、倫理観や教育の原理原則、発達心理学など、教員として共通して持つべき知識やスキルを学ぶ必要があります。

  • やまちゃんは、「教員養成課程で何を学ぶのか?」という問いかけを通して、教員として共通認識を持つべき点を明確にする必要性を指摘しました。

社会に開かれた教員養成

  • あぽーは、社会に開かれた教員養成を目指し、民間の教育機関が大学と連携して、学生が社会と繋がる機会を提供することが重要だと考えています。

  • あぽーが関わる一般社団法人「もあふる」という団体では、子ども食堂やボードゲームを使った授業など、学生が社会と繋がる機会を提供しています。

教員免許制度、これからの展望

  • あぽーは、教員免許制度は今後ますます多様化していくと考え、大学が教員養成の一部を外部に委託する時代が来るかもしれないと予測しています。

  • ラジオを通して、あぽーは「大学自体も教員養成の一部分をアウトソーシングしていく時代が来るんじゃないかな」という思いを新たにしました。

これからの先生に求められるもの

  • あぽーは、これからの教員には教科のスペシャリストであると同時に、教育のジェネラリストであることが求められると語りました。

  • 学校をハブとして、地域社会と連携し、多様な専門家と協力しながら子供たちの成長をサポートする役割が重要になると指摘しました。

  • 特に小学校では、教科の知識だけでなく、子供たちの生活や生きる力を育むジェネラリスト性がより求められると述べています。

ラジオでは、教員養成の現状や課題を分析しながら、今後の教育のあり方について議論しました。社会に開かれた教員養成という視点は、これからの教育を考える上で重要なヒントを与えてくれます。



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第7回は2月22日(土)です!
配信はYouTubeライブでご視聴いただけます。皆さまからのコメントお待ちしております!

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