私はスイカの底力を見た〜スイカとモツァレラ、ミントのサラダ
生ハムメロンモッツァのサラダをインスタにあげたとき、もう随分と会っていない友、Tがコメントをくれた。
「スイカおすすめ!」
・・・スイカ???
私の中では、スイカといえば基本、歯が弱いのでかぶりつきは控えてそのままスプーンでいただくか、祖母の家に里帰りする際、いつも立ち寄る盛岡駅前盛楼閣の冷麺か、という位置づけなので、頭の中が若干カオス。
でもちょっと考えてみよう。スイカはメロンと同じウリ科だ。それにwaterなmelonと言うくらいだし、冷麺にだっていいアクセントになってるじゃないか、ごにょごにょ。。
いうわけで、若干の不安を抱えつつ、Otto氏生誕祭のアントレ(前菜)に採用。毎度おなじみプロモーション価格の小玉スイカ1.99ユーロ(日本円約250円)を使って、メロンモッツァの進化版、スイカモッツァを作ってみることにした。
【材料】
・スイカ;小玉スイカ1/2分
・モツァレラチーズ;1パック(できたらチェリータイプ)
・きゅうり;大きめのものを1本
・ミントの葉;美しく仕上がる量だけ
・味付け;オリーブオイル、お好きなヴィネガー、塩こしょう
生ハムがきゅうりに変わっただけで材料はメロンモッツァと全く同じ。
【作り方】
1、スイカを半分に切って、くり抜く。くり抜き器具のおすすめはメロンモッツァの記事を参照
2、16cmのセルクル型(*)をお皿にのせて、球状のスイカとモツァレラをバランスよく交互に並べる。
(*)なければ牛乳パックを帯状に切って、くるりんと円を作ってセロテープで止めれば代用できるのかもって今ひらめいた。要は型取りだけなので。
3、きゅうりを縦1本ピーラーで剥いて、きゅうりの帯を何枚か作る。きゅうりの大きさにもよるけれど、フランスの標準的なきゅうり(日本のきゅうりの4倍くらいの大きさ)で、大体3〜4枚あれば十分。
こんな感じ。皮がちゃんと上下についた状態が美しい帯になるので、慎重に剥く
4、セルクル型を慎重に外して、サークルの周りにきゅうりの帯を巻きつける。
5、オイル:ヴィネガーを2:1で混ぜて塩胡椒で味付けしたドレッシングを回しかけて、ミントをこれまたバランスよく差し込んだらできあがり。
やるじゃないか、スイカ。めちゃくちゃ合う。ねっとり系な甘さのメロンより、青臭いさっぱりした甘さのスイカのほうがむしろ好みだし、ミントの清涼感も合ってる気がする。
ちなみに、ミントは散らすより差し込むほうが美しかったからそうしただけで、実際は葉っぱを多めに別のお皿にとっておいて一緒にもしゃもしゃいただいている。
今回の盛り付けのポイントは、やはりスイカモッツァの周りを囲むきゅうりの存在だろう。これがないと締まらない。
絵画を引き立てるのに欠かせない存在ということで、「額縁きゅうり」と勝手に命名している。
この季節の我が家の定番スイカマン「ボンジュール♪今年もきたよっ」