ルンルンを編んでお外に出よう!
最近アウェー生活が続いていて思うように料理ができないので、今日はこれの続き。
「編み×犬」という私的最強ダブルコンテンツでお届けしたい。
大学時代、一部界隈からドラみちゃんと呼ばれていたことのある私。想像に難くなく、腕の長さが標準比較で(かなり)短い。
それだけが理由ではないけど、ヒト服を編み終わると十中八九、毛糸って余るんですね。しかも中途半端に。
毛玉6個必要って書いてあるから用意したけど、0.4個分余る、みたいな。
気に入った毛糸は、もういくつか買い足して他のパトロンで編んだりもするのだけれど、毎度それを繰り返すわけにもいかないよなあ・・・。
溢れかえる毛玉整理をしながら自問自答していた9月中ばのこと。
ん?そういえばこれ、ヒト用のセーターの縮小版ならできるよね。
「ヒトじゃなければイッヌがいるじゃない」と私のなかのアミー・アントワネットがささやいたのを聞き逃さなかった。
アベックでペアルック・・・?
アベック(死語)がフランス語の前置詞avec(英語だとwith)だと知ったのは、フランス語を勉強してからかなり後のことだったように記憶している。フランス語のカタカナ表記はなかなかピンとこないのよ。ワインの名前とかカタカナで書かれるとちんぷんかんぷん。
いや、アベックでペアルックとか、一体全体何が楽しいのだろうとかつての私は思っていたわけだが・・・すでにそれっぽいのをやってるよな?私って奴は。
加えて、たとえば直近で作ったこのデザインで犬服とか、百発百中でめっちゃ可愛いじゃないね?ねぇ!?
お告げから実行まで体感5秒。
やりますよ、やってやりますよ、ええ!
ペアルックプロジェクト、開始
ヒト用セーターのグリーン部分はアルパカ×シルクモヘアで編んでてどう考えても犬用ではないし、全く一緒ってのもそりゃつまらない。白とベージュはそのままに、俺用はシックに黒っぽくいこう。
モデルが横にいるから試しながら編めるのがメリットよね。首部分はタートルネックでそのままでも折り返してもイケる仕様に。
都度試着してもらいながら編み進めるのが本当に楽しい。飼い主ルンルンである。
かくして、ヒト用の縮小版、完成。拍手!
早速出来上がりを試着。なんて可愛いのでしょうか。
どうせなら素敵な背景で撮ってみたくなるね?
以下、犬溺愛家が自己満足でお送りするうちの俺写真集をどうぞ。
旧市街をゆく
北フランスの港町、港に続くいつもの散歩道は平坦で歩きやすいけど大して美しくもなんともないので、逆方向へ。坂を下って、また坂を登って街の旧市街へ向かう。
可愛いおべべをまとった俺と歩く観光スポットは、いつにもまして楽しい。
撮れ高抜群階段
俺と8年一緒にいてようやく最近気づいたことなのだけど、俺ってば、階段における撮れ高が安定して非常に良い。
まずは、なんてことのない港町の階段にて。
北フランス内陸の街にある、わりと立派な美術館の階段でも。
秋めきモーニング
内陸の街は海がない代わりに緑たっぷりな公園が近くにいくつかあるので、天気のいい朝は俺を連れて綺麗な空気を浴びにいくことにしている。
10月に入ってからも20度超えの暖かい日々が続いていたけど、最近急に肌寒くなって木々もちょこちょこ色づいてきた。
晴れている日はちょいとばかりベンチに腰を下ろして編みを進めるのがモーニングルーティン。
ルンルン・ペアルック
これまではヒト用ニットの出番が特になかったのだが、肌寒いので今週ついにペアルック解禁。
公園を歩いていたマダムに速攻おそろいだって気付かれて、しばし立ち話。ブラボー的な褒め言葉をいくつかいただく。
何度も言うけど、色のパターンを全部同じにしなくてよかった。ちょい色チってのがいいと思うんだよ(ひとりごと)。
犬とペアルックしてキャッキャしてるなんて私も末期よのう・・・とわかっちゃいるけど、多分これまたやると思う。
なんてったって、余った毛糸を一番有効活用できる方法ですからね!
あぁ私の3倍は服持ってるよ俺。。。