2023年7月のセレク落ちおうちごはん
一般的に、北半球の7月って夏まっさかり!という認識なのですが。
おーい、太陽どこいったんだやーい!?
天気の変わりやすいここ北フランスの港町。ここ2週間ほど、雨の降らなかった日はない。そして、夏であることを忘れるくらい肌寒い。
iphoneの天気アプリを眺めては、ああ東京は今日も35度かーとか、松本は33度でちょっと涼し目なのかな?なんて思いながら私は手編みのあったかカーデを羽織る。たくさん編んでおいてよかった。6月頭、一瞬暑かったときに買った白Tなんて全然出番ないんですけど。
鬱にならないように、晴れ間が見えたら外に出るように心がけてはいる。でも今日は流石に天気がよくならなすぎて、意を決してレインコートスタイルで俺散歩へ。首長すぎてフードがまったく意味なし。
そんな7月最終日の雨の夜は、つれづれなるままに今月のおうちごはん(ほぼひとりごはん)の棚卸しをしよう。
鶏モモのポトフ
思いつきでさっき作ったやつ。冷凍していた骨つき鶏モモを解凍して塩胡椒したら、ストウブの大鍋でにんにく&オリーブオイルとともに焼き付ける。そののち、あれこれ野菜をどぼんして、水と茅乃舎の野菜出汁(最後の一袋)をいれてフタをしてアクをとりつつ1時間くらいコトコト。
思いつきのわりに美味しくて、実に温まった。大鍋で作ったので野菜はまだたんと残っている。明日はパスタでもいれちゃおうかな。それともカレールー案件か。今から迷う。
ドリーミン・タコ!
北フランスの港町、常設の魚市場はほぼ毎日やっているけど、タコを見かけることが滅多にない。パリのマルシェでは絶対巨大タコ足(多分解凍)を売っている店があったのでタコに飢えることはなかったけど。
それゆえ、去年のノエルにサンタさんがくれたたこ焼きメーカーも結局、イカとかソーセージで代用したたこ(以外)焼きしか作れなかったし、いつか本物のたこ焼きをしたいなと夢見ていたのだ。なんてちっぽけな私の夢。
で、ついに見つけた。とりあえず1kgゲット。
さすがにひとりごはんでたこ焼きするってわけにもいかんので(いやできるんだけど自重)、まるっと茹でて小分けにして冷凍保存。たこ焼き以外にはこんな感じで、仕入れ当日からひとりタコフェットをした。
タコのアヒージョとカルパッチョ
とりあえず洋から攻めよう。当時ブロッコリーにハマっていたので、タコとブロッコリーのアヒージョに。レモスコで味変。
タコのカルパッチョはトマトをざくぎりにしたものと合わせてオリーブオイルとヴィネガーと塩胡椒で適当に。
このときはまだ太陽がちゃんと顔を出してくれていた時期。ロゼが死ぬほど進んだ。
タコぺぺ
アヒージョの翌日ランチは決まっている。パスタを茹でてぶち込んで終了。ごっつぁんでしたー。
タコ飯
たこ焼きの次に絶対作りたかったのが、タコ飯。この日のために大変貴重な実家米を大事にとっておいたと言っても過言ではない。ボルヴィックで研いで浸水もちゃんとして準備万端。
だし汁、酒、しょうゆ、みりんを合わせて煮立たせ、タコを加えて数分。あらかじめ炊飯用のだし汁にタコエキスをうつしたら、しょうがをのせて米を炊く。
ちゃんとおこげもできてめちゃくちゃ美味しそう。今見ても食べたい。
炊き上がりはお櫃へ。このお櫃も長いこと使ってるなあ。雰囲気でるから好き。
そうそう、この日はタコ祭りなのでおかずも多めに。最近ハマっている白ごはんさんの三角卵。海苔とマヨと山椒バージョンを作ってみる。
あとは冷凍庫から永久凍土手前のしめ鯖も解凍。冬のうちに大量に作っておいてよかった。
こういう食事が1番のご馳走である。
タコ唐
タコ飯2日目か3日目。
居酒屋で絶対頼むものといえばタコわさとタコ唐。タコわさは無理なので、タコ唐、作ろう。
その他、きゅうりとトマトの塩昆布和えとにんじんしりしりも同席。タコを唐揚げにしようと思ったひと本当天才だよなあ・・・と、むぎゅむぎゅかみしめる。
タコ焼き
はいようやくタコ焼き!Otto氏と義母がいたときにたこ焼きパーティーを開催した。といっても、私がひとりでキッチンドランカーしながら焼いて、焼き上がったのから食卓へ参上するというひとりたこ焼きスタイルだが。
私はキッチンで焼きながらひとりほおばるスタイル。あーやっぱりタコ焼きはタコでなくっちゃね!
タコと夏野菜のパスタ
雨で買い物も行きたくないなーと冷凍庫をあさった昨晩の夜。てっきりタコ焼きをもってタコ在庫はなくなったと思っていたのに、タコ足一本発見ばんざーい!
お腹も空いてたし、トマトとズッキーニとにんにくでパスタにした。
これで正真正銘タコフィニッシュ。どれも捨てがたいけど、タコ飯とタコ唐リピートしたいな。またタコ探しの旅にでるとするか。
カニ脚トマトクリームタリアテッレ
年に一度の海祭りなるものをやっていた7月中旬の週末。夏場によく出ているカニ脚をゲット。
ただこの日の夜、稀に見る体調不良で、茹でるだけ茹でて義母&Otto氏のいるテーブルまで出したところでバタンキューしてベッドへ。本当に苦かったけど原因は謎。
翌日は回復してキッチンへも復帰。さすがにただ茹でたのをまたほじくってもらうわけにもいかないので、残り半分のカニ脚から身をこそげとって、トマトソースと合わせる。
生クリームがあったのでクリーム系にしよう。ってことは太麺のほうがいいかな?タリアテッレ採用。
間違いうまさでやんした。完全復活。
鯛の塩釜焼き
塩釜焼き、我が家ではひとりごはんの定番である(Otto氏が嫌いだから)。
港で鯛が安くなっていたので、1匹仕入れて久しぶりの鯛の塩釜焼きをつくることにした。
昔から何度も作っている塩釜焼き。塩1kgと卵白2つ分であっという間にふわっふわ塩が完成。土台を作って鯛をのせて上からさらにおくるみする。
初日はおかずとして身をそのままいただく。レモンはかかせない。
鯛茶
さすがにまるまる1尾を一食では食べきれないので、翌朝はほぐし身を白米の上にのせて胡麻振ってお湯かけてすすった。
トマトと鯛のラグーパスタ
3食目。にんにくとトマトと鯛のほぐし身でラグーパスタに。
加熱したトマトと鯛って合うのね。そりゃそうか、アクアパッツァとかブイヤベースとか似たようなものだし。
それにしても、塊系の料理は米から麺へと主食をとっかえひっかえしてリベンジする傾向があるな。
ホワイティなおつまみディナー
ラスト。これが7月で一番古いおうちごはん。気づいたらなんだか白い食卓になっていた。白とゴールド、大好きな組み合わせ。
洋風だし巻き。だしの代わりにコンソメ入れて、あとほかに何かした気がするけど覚えてない。久しぶりのだし巻きはちょっと不恰好。
以上、7月のおうちごはんでした。
毎年、夏の定番といえばカッペリーニなのだけど、今年は全然減らない。ついでに食欲も全然減らない。8月は少しくらい天気が持ち直してくれるといいなあ。庭仕事もできやしない!