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2024年 日本で買ってよかったもの

毎年末にnoteのタイムラインをにぎわせる、「今年買ってよかったもの」をテーマにした記事が好きだ。世の中は素敵なものであふれているなあと、書き手の生活が潤う過程に想いを馳せては、ユーラシア大陸の西の果てでほろ酔いながら勝手に心ときめいている。

私が現在住む北フランスの港町では、生活必需品および編みもの関連以外の買い物を滅多にしない。物欲がそんなになくなったというのもあるけれど、20代の貯金ヒト桁時代の私が見たらびっくり仰天してしまうような質素な生活だ。

その反動もあって、日本への一時帰国のときはほんのちょっぴりタカが外れる。いろんなストレス・葛藤と戦いながら異国で頑張って生きてるし、たまにはいいよね?自分の生活のなかに登場したら気分がアガりそうなものをちょこちょこと手に入れて、ほくほく気分でフランスに戻る。


去年は春と年末の2回帰省したこともあり、重さでいうと大きめなお相撲さんひとり分くらいのブツを持ち帰ることに成功した。異国で生きのびるための力士。春の帰国後は、noteにもまとめている。

これだけあれば、読む専門だった憧れの「買って良かったもの」、私もできるかも?

そこで今回は、年末年始の帰省で買ってきたものを軽くまとめつつ、2024年の一時帰国で買ってよかったものをピックアップしたいと思う。ちなみに文章は淡々としているけど、書いている本人のテンションはこの時点でかなり高い。わーい!

なお、私の場合、どうしてもおうち時間優先となるため、選ぶもののテーマが「いかに家の中で自分が心地よく過ごすか」に特化している。よって、悲しいかな、素敵なジュエリーでもバッグでもなければ、本当に色気の「い」の字もない。キラキラでもなんでもない異国生活の、かなり質素で結構孤独な私の生活を、ときにぽつりぽつりと、ときにじゅわっと潤してくれているものたちだ。

いつものことながらかなり長いので、目次をつけることにする。興味のあるところだけクリックでどうぞ。



年末年始に買ってきたもの

食べものその1
だし系メインに、調味料などなど

私にとって日本の調味料は心の安定剤。フランスって国は、たとえ田舎であっても日本の調味料さえあればなんちゃってでも和食に困る事がない国なのでね。最悪今はネットでフランス国内のエピスリーから通販ができるし、そこで買えそうなものは日本から持ってくるものとしては優先度が低い。

とはいいつつ今回は、タカラ本みりんの500mlパウチパックをみつけて、「おお、これ緩衝材にもなるじゃん」と思って選んだ。みりんと白だしとうすくち醤油はなんだかんだで必需品。あと冷凍納豆も大量に。例の羽田事変で絶対解凍されてしまっているが、まあ食べられるだろう(すでに食べてる)。


食べ物その2
インスタント系

2024年の夏にNISSIN公式がレモンシーフードヌードルを限定で発売するという情報をめざとくキャッチした我レモンラヴァー。これは買っておいてもらうしかあるまいと母にお願いしたところ、たくさんキープしておいてくれた。戻ってきてから早速ランチにいただいたけど、どことなくアジアンな風が吹く感じで美味しかった。

相変わらず日本のNISSIN、具が多い

あと、重いけどレトルトカレーってなんか最終兵器感がある。相も変わらず熱烈山雅サポの母が買っておいてくれた松本山雅カレーも持ってきた。そしてどん兵衛のお椀シリーズうどんが箱買いしたいレベルで狂おしいほど好き。


食べ物その3
お菓子

日本のお菓子、量が減った上に値段がバカ上がりしていて驚いたものだ。量減らさないで値段だけ上げてくれない?

でも相変わらず堅揚げポテトは美味しいし(限定の鯛だし味だっけ?ほぼ毎日食べてた)、天乃屋の古代米せんべいは手が止まらないし、いちご系のお菓子はこんなに美味しいのにどうしてフランスで売ってくれないんだ!と泣きたくなる。写真には写ってないけど、羽田のセブンで買ったメルティキッスの限定ホワイトいちごチョコスティック、なんでもっと買ってこなかったんだろう。タイムスリップできるなら疲れて死にかけてるけどあの日に戻りたい。

なお、写真下部にうつるドーピングを疑うラムネの量だが、私好きなんですよこのラムネってやつが昔から。ダイレクトに頭に供給される感じがしません?しないか。帰国前日に地元のマツキヨに売ってたパウチタイプのやつを買い占めた。

パウチタイプで大粒タイプなんてのが出たのね〜最高


あとこの湖池屋の「プライドポテトぞっこん岩塩」。母が買っておいてくれたのをこれまた緩衝材代わりに段ボールに詰めて、大した期待もせずアペロで開けたらば、あまりの美味しさに思わず唸った。日本のポテチもあなどれない。

フライドじゃなくてプライドな力の入れよう


以上、なるはやで片付けたかったのでそのほかの写真はとらなかったけど、このほか衣類だとユニクロとか無印で仕入れてきた冬物、ホーム用品、本、母の使わなくなった毛糸、荷物の総量の5分の1にあたるOtto氏へのプレゼント(ウィスキー大量)などがある。


今回フランスに戻るときに持ってきたのは、預け用にスーツケース1つと、クロネコ段ボールの140サイズ1箱、機内持ち込み用にキャリーケースと妹が誕生日に買ってくれたFrancfranc(フランフラン)のトラベルバッグ。今まで機内持ち込み用で使っていたロンシャンのプリアージュだとキャリーケースに固定できないし、ポケットもないので旅には意外に不便だった。でもこのバッグは軽くてポケットもたくさんついてて容量も結構入るうえ、キャリーケースに固定できるのがとてもいい。そして適度なフリルで見た目もかわいい。国内旅でもガンガン使う予定。妹に感謝。


買ってよかったもの(2024)

さてそれでは本題。

若い頃完全に衣に傾いていた衣・食・住のバランスが、年齢とともに大きく変化した。今だと住と食が同じくらいで、衣は興味がなくなったというよりも、着心地とかあたたかさとか丈夫さをみるようになったのかな。寒いのと重いのは、厳しい。ピタピタのスキニージーンズとかペラペラのブラウスとかワンピースとか、シルクであってもなるべく避けたい。体が冷える(笑)

キッチン関連

ORIGAMIのコーヒードリッパー

実家滞在中は、毎朝母の淹れてくれるコーヒーで1日が始まる。母の使っていた陶器のコーヒードリッパーが欠けているのを見かねて、新しいものをプレゼントしようと思った。何か欲しいのある?と尋ねると、いつも見ている元?現役?Jリーガーのyoutubeで使われている折り紙みたいなやつが気になる、と。なんだそれと思いながら調べてみたら、すぐに見つかった。

へー、色も豊富だし、コーヒー通の方々からの評価も高いし、なんてったって見た目がユニークでいい。色展開も豊富だし、おしゃれ。これでコーヒーを淹れたら気分上がるなと確信したので、クリスマスプレゼントに、公式オンラインストアでドリッパー、ホルダー、サーバーとペーパーフィルターが全部入ったギフトセットを注文した。色は母のチョイスにて。

頑丈かつ丁寧に梱包されたギフトボックスが到着
ドリップの色はマットブルー。いい!

使い勝手も良さそうだし、なんてったって見た目がいいので(なんだかんだでこれ大事)、私も注文してフランスで使うことにした。耐熱ガラスサーバーはヨドバシのポイントで買えそうだったので、ドリッパーとホルダーを購入。自宅では朝たっぷりコーヒーを作り、夜寝る前に一杯だけノンカフェインコーヒーを愉しんでいる。

ホルダーの色とも合うかなと思ったので、色は温かみのあるマットピンクをチョイス
カリタのサーバーは電子レンジもOKなので使い勝手よし

ちなみに我が家、ネスプレッソのコーヒーマシンもSenseoのコーヒーマシンもすでにあって、さらにOtto氏がデロンギのコーヒーマシンも私がいないうちに買っていたというコーヒー中毒な家なのだけど、このOrigamiドリッパーでコーヒーを淹れる過程がいちばん至福。

そうそう、2022年の北欧旅行(もう3年前?シンジラレマセン)で買ってきたイッタラのジャー。クッキーを入れるにしては大きさがイマイチ足りないなあと使い道に困っていたけれど、ノンカフェインコーヒー粉を入れるのにちょうどいい。これも買ってよかった。

この右のジャー
透明なワイングラスは先日盛大に割ってしまった(涙)
朝カフェ
それにしてもクッキー焼きすぎ(笑)


THERMOS(サーモス)の真空断熱ティーポット

noteを書く時もデスクワークする時も編み物をする時も、水分補給は大切。特に冬場というか真夏以外はコーヒーかお茶を必ずお供にしているのだが、マグカップで作るティーバッグのお茶って、本当にすぐ冷める。

Xか何かで見つけて、絶対買うとブックマークしていたのがこちら。保温といえばサーモスの真空断熱ティーポット。

大は小を兼ねるので、大きい方のブラウンにした。買って大正解。温かさがおおむね2時間は余裕でキープされるので、大変重宝している。なお、添付の茶漉しは茶葉がもれるので微妙だけど、別になくても問題ない。また、蓋をあければ手もまるまる入るしポットが複雑な構造をしているわけではないので、洗いやすいのもよい。

この左のやつ
コーヒーはカリタのサーバーがレンチンできるので、サーモスはもっぱらお茶使用


THERMOS(サーモス)のナイロントング

春に買ったもの、これもサーモスだった。当時、ステンレス製のトングしかもっていなかったけど、調理中に熱くなるし鍋を傷つけそうだし場所もとるしという悩みを解消したくて買ったのがこちら。鍋を傷つけない、熱くならない、つかみやすい、サポートする突起があるから置いたときにテーブルが汚れない、ストッパーで開閉ができるから場所をそんなにとらない、いい事づくめ。


ひのきの菜箸

イオンモールに入っているWABISABIというお店で買った、ひのきの菜箸。地元の中村漆器産業という会社が手掛けている。

これまではなんのこだわりもなくずっと昔に買った2膳入りの100均菜箸を使っていたけど、たまたま母が買ってきたこの菜箸を実家のキッチンで使わせてもらったら、こりゃあいい。私も買った。

おそらく気持ちの問題が大きいとも思うけど、フランスの自宅キッチンにおけるQOC(Quality Of Cooking)、爆上がり。持った時の感触や先の細さが心地よくて、和洋中・炒め物・煮物・揚げ物・もりつけと、なんでも使っている。使い心地のよさゆえ、たまにそのままキッチンでなにか食べちゃう時もある。100均のものに比べたら価格は10倍になるけど、500円でこんなに違うならもっと早く買えばよかった。

作業しやすい先端の細さ


無印良品のIH対応深型フライパン

釜浅商店の姫野作・本手打アルミ行平鍋が軽くてちょうどいい大きさでトーキョー生活では愛用していたのだけど、残念ながらIH不可なのでフランスに移住する際に実家に譲り渡していた。その代わりじゃないけど、母が使っていないというのでもらってきたのが無印良品の「鍋としても使える こびりつきにくいフライパン 深型」(別売りのガラス蓋付き)。若干重いけど、大きさがちょうどよくて小回りがきくのがいい。焼き物・汁物・煮物・揚げ物どんとこい。我が家の一軍に華麗に躍り出た。もらってよかった。

すき昆布煮作り
一番小さいサイズでも結構重いけど、そこは私が筋トレをすればいい話であって・・・


ニット柄マグ

ビビッときたら買いたくなるもの、それがうつわ。

祖母しかり、母しかり、叔母しかり、DNAに組み込まれているとしか思えない大の食器好きなもので、まあ私もセーブしないとどんどん増える。でも好きなんだからしょうがないよね?

押上にあるコトモノミチさんの店舗で、春の帰国時に思わず全色買いしてしまったのが、こちら。「手彫りのニット模様を施した陶器カップ / Trace Face / Knit wear」。

 note友チョコチップさんも同行いただいた


牛乳にコーヒーにお茶にとなんでも使っているし、私の小さな手にちょうどよく収まるサイズなのと、釉薬を塗られていないため持った時の少しざらっとした感触が心地よく、そして安心。万年乾燥した手指ゆえ、ツルッとしていると簡単に落として割ってしまうのだ。なお、某Fラン×2でも同じようなデザインをみたけど、ニッターとしてはこちらを推しますね(下記リツイート元ご参照)。

この白がまたいい


白山陶器の飯碗

かつて蒐集していたアスティエ・ド・ヴィラット(今はものすごい値上がりしてて買えない)にしても、クラフトフェアまつもとで購入したりパリで購入した作家さんものにしても、はたまた母や叔母から譲り受けたものにしても。ひとりごはんでよく登場してくる我が家の皿の8割(いや、もっとかもしれない)は、レンジでチンができない。特にお椀ものは壊滅的。仕方ないけど、でも不便!

春の帰国で買った白山陶器の汁椀はその点において、使い勝手がよすぎて毎日使っているといってもいいレベル。

白山陶器の食器は実家にたくさんあるけど、特にこの汁椀は、母が味噌汁とかおかゆとかにも使っていていいなあと思い、迷いに迷って色は黒(天目)と青磁の2色、イロチで買った。これが大正解で、Otto氏とごはんの時は2人で使えるし、ひとりごはんの時は他の食器とのバランスとか気分とかによって使い分けられるのがいい。ごはんにも汁物にも、はたまたおかずの盛り付けにも使える絶妙な大きさと「ぽてん」としたフォルム。常備している野菜スープとの相性もいいし、食卓に汁物が欠かせない年齢にさしかかった今、この汁椀たちを迎え入れることができ、心の底からよかったと思う。

朝ごはんなんかでどっちもチンしたいときは両方同時使いすることもある


スリムなパウンドケーキ型と繰り返し使えるオーブンシート

お菓子系の用具は春に買いすぎたくらい。なかでもよかったのが、貝印の型取れタイプスリムパウンド型と、cottaのカットできて繰り返し使えるオーブンシート。

このセットがとても使える

スリムパウンド型は通常サイズと容量もそこまで変わらないから通常サイズの分量で焼いても大丈夫。でも見た目はシュッとしていてなんだかシャレ度が増す。

また、オーブンシートはスリム型にとどまらず、通常サイズのパウンド型の分もカットできたし、さらにまだ余ったのでそれも天板に敷いたりして使っている。型離れもよくて、洗って乾かして再利用できるのでとても便利。

焼き上がりのレモンパウンド型
離れもとてもよい


大好きなキッチングッズ。きっとまだなにかありそうな気がしているけれども、このへんで。ぶんぶんチョッパーもいいし(持ってるのは多分DXタイプ。食洗機は使わないから食洗機可じゃなくていい)、味噌マドラーもいいし、日本のグッズはこう細かいところに手が届くのが本当にいい。


食べもの関連

これも永遠に話せそうですなあ。キリがなくなりそうなので、毎月のおうちごはんで小出しにしているし、これからも出していくので、今回は本当に厳選して何点か。

寺岡家の牡蠣だしゆずぽんず

私は無類のぽん酢好き。実家で母がこの寺岡家のものを愛用していて、どれどれと鍋のときに使ってみたらば、あまりに美味しいんですけど。とくにこの牡蠣だしゆずぽんず。地元で唯一売っているというしょぼい駅ビルの食材店まで買いに走った。

レモスコにしろこの柚子ぽんにしろ、広島の会社は裏切らない。先日ワンワン連れで遊びにきてくれた心の友Aちゃんの出身地だけある🐶🍋

肉・大根おろし・ゆずぽん合わせがお気に入り


日向夏ドレッシング

春に買ってきた宮崎県の日向夏ドレッシング。これがとてもよかったので、リピート。これで作るパスタも肉料理もとても美味しい。もちろん、生野菜にかけるだけでも美味。

宮崎気になるよ宮崎

年始に会った高校時代の仲良し友人が、宮崎の方の元に嫁いで今住んでいるのだけど、これが美味しいんだよーと言ったらとても喜んでくれていた。そのときもらった宮崎のスパイスもとても美味しいかったので今度noteで書きたい。美味しいものたくさんな宮崎、いつか行ってみたい。


ろく助の塩

フリットにかけると最高。スタンダードなやつしか買ったことないけど、これはフレーバーとかいらない。リピートすると思う。こないだキャロットラペにかけてみたら甘味のつよいフランスのにんじんに旨みが強くて無限系になった。酒のつまみにたまになめてる(え?)。

北フランス的にはフリット合わせですね


鳩サブレー限定缶

8月10日は亡き祖母の誕生日であり、わかりやすく平和の象徴ハトの日でもある。去年の8月10日に、鳩サブレーでおなじみの豊島屋が創業130周年を記念して1枚入缶の鳩サブレーを限定発売するとの知らせをききつけた。

カンカンクッキーの記事でも書いたように、私という人間はどうやらカンカン(缶モノ)に弱い。日本にいたらおそらくソッコー行動に移すところを、冷静に一応一晩寝かせたけど、やっぱりかわいいよね、小物入れてもいいよね、と自分に言い聞かせ、オンラインストアでポチっと。実家に送った。


スーツケースに入れて持ち帰ってきたら、圧で外箱が若干潰されてしまったけど、中身は無事に自宅まで運ぶことができた。

外箱も鳩の日仕様
細かいところまでかわいらしい
日本の伝統ある企業は応援したい
こちらこそ続いてくれて感謝です
トリコロール+鳩サブレーカラーが整列
おお、かわいい
蓋を開けてもかわいらしい!

試しに小さなクッキーを焼いて詰めてみる。あまり量は入らないけど、こういう感じで小さいものをランダムに詰め込めばいいかな。

マーガレット・イン・鳩


そうそう、最近フォローさせてもらった甲府在住のayoさんもこの限定バージョンを迎え入れておられて、思わずコメントしてしまったほどの親しみを覚えた。

まあ形は使いにくいけど、私の小さな蒐集癖を満たしてくれたからいいのだ。ayoさんはブルー鳩をかわいくディスプレイされていたので、私も鳩たちをただ眠らせていないで日の当たるところに出してあげなくては。家庭平和のために。特にトリコロールが可愛いから、自分のアトリエスペースができたらうまいこと使いたいな。


住まい関連

住まいの環境、これ大事。100均とかスリーコインズの便利グッズ、フランスで似たようなものが下手すると10倍以上するので、帰国時は何度行っても足りないくらい足繁く訪れる。日本で買った三角コーナーに被せるネットとか、排水溝のネットとか、こういうのって地味だけどストレス軽減につながるので、欠かさず購入。あとマグネットにフックがついてるやつとか冷蔵庫の整理ケースとかね。ちなみにうちのOtto氏は100均で売ってるギザギザ構造になってる綿棒がお気に入りなので、今回もお土産でたくさん買って戻った。


アズマジック

フライパンの底にこびりついた焦げに悩まされること幾千年。重曹で何度もトライしたけれども一向に改善の気配がなく、もういっかこのままでと半諦めかけていたのだが、実家で生協のカタログを眺めていたらなんだか効きそうな焦げ落としを見つけた。なんでも注文していいと母が言うので、お言葉に甘えて買ってもらった。それがこちら。

自宅に戻ってから、これに一縷の望みを託しつつ、焦げつき部分にシュッシュッと吹きかけてしばらく置いたあとにこすってみた。そしたらなんとなんと!あの何度擦っても落ちなかった茶色のかたまりがスルッと落ちて、元のシルバーな底がお目見え!歓喜!!

汚れがきれいになっていくのって本当に気持ちがいいねえ。一気にやるのがもったいなくて、1日1焦げ落としで家中のフライパン・鍋を磨き上げた。これリピート決定。


無印良品のエッセンシャルアロマオイル ひのき

香りの好みも環境とともに変わってきて、最近だともっぱらウッディな香りを欲するようになった。特にひのきの香りは望郷の念を掻き立てる。幼い頃、木曽に引っ越していった友人家族の家に遊びにいったときにひのきのお風呂に入れてもらって、たぶんそれ以来ひのきの香りがずっと好きだからかな。実家でもひのきボールを入れてリラックスしたりしていたけど、まあフランスでは浴槽につかることがないのでそんな気分を味わうこともできず。

そろそろなくなる松本パルコ地下の無印でぶらぶらしていたときに、たまたまひのきのアロマオイルを発見して嗅いでみたら、これは!いい!!自宅リビングにアロマディフューザーがあるので、これのおかげで森林浴気分を味わっている。MUJI以外でフランスでもたっかいけど売ってはいるらしいので、なくなったら試してみるか・・・。


フリクションのポイントノック04(廃盤品)

これは住まい関連に入るのか?まあいいや。大好きなペン、フリクションのポイントノック04のことは何度も書いたけれども、春に帰ったときになんとこれが廃盤になったと聞いて、いてもたってもいられず偏愛カラーのブルーブラックの本体とレフィル大量&わけもなく全色セットを買ってきた。

買った当初は、カラーこんなにあっても使う予定あるんか?という感じだったけれども、実はこれ、今となっては編みノートでかなり重宝している。まだ売っているのかな?と調べてみたら、全色セット、春に買ったときよりも値段が2倍近く跳ね上がっているではないか。

ブルーブラックだけ家のあちらこちらにある

推しは買えるうちに買え。レフィルは共通みたいだから、本体だけでも買っておいて本当によかった。


着るもの関連

とにかく防寒。機能性インナーがたくさんあっていいですね、日本という国は。

まるでこたつソックス&レッグウォーマー

念願のあったかソックスをゲット。そして何を言ったわけでもないのに高校時代からの親友がプレゼントでまるでこたつなレッグウォーマーをくれた。求めているものが通じ合っている。

身につけた瞬間、本当に足だけこたつなんですが。唯一、素材が柔らかすぎてとても履き心地がいい反面、俺の爪が速攻引っかかって糸がでろーんと出てきてしまった。でもそんなのどうでもいいや、あったかいから。


チュチュアンナの160デニール裏起毛タイツ

こっちはまるで毛布ですか。イオンモールのチュチュアンナでかわいい靴下がたくさん売られていたので、るんるん気分で犬柄のやつとかジャカードのやつとかぽんぽんとカゴに入れていたら、えらい温かそうなタイツを見つけた。私が持っているタイツって、120デニールまでじゃないかな?

これが買ってきて大正解。デニムよりも履き心地がいいし、ぽかぽか。また是非とも買い足したい。


ヒートテックパンツ

ラインが綺麗なマウジーのスキニーデニムは、もはやタンスの肥やし。ピッタリフィットのものは出番がほぼない、たくさんあるのに(涙)。

ぴったりすぎず、ゆるすぎずな気分。春に買ったユニクロのストレートジーンズもよかったけど、年末年始に目をつけたヒートテックイージーパンツはあたたかくて履き心地もよくて、正解だった。海風を通さなくてよい。


そうそう、とにかく楽であたたかいからという理由でゆったりめのシンプルなニットのロングワンピースを探していたのだけど、イオンモールにユニクロにと地方都市の衣料品店をくまなく探したのにどこも気に入るのが売ってない。ワンピースって消えたの?(まあさすがにユニクロにはいくつかあったけど、縫製が雑だったりシルエットが合わなかった)。もしかしてこれは編むしかないのか?


美容・健康関連

前々職が一応化粧品系の会社なので、スキンケアもメイクもボディケアも関連するものは本来大好物なんですね。肌がピチピチだったあの時代にあんなにお金かけなくてもよかったのにといいたい。うう。

スキンケアの話

ところかわれば水がかわる。そこに住む人々の肌質もかわる。化粧文化もかわる。スキンケアに関しては、フランスは水が硬水なこともあってかメーク落とし洗顔はコットン+拭き取り化粧水で済ませることがほとんど。日本でオイル系のがっつりメーク落としとか、保湿目的の化粧水(・乳液)を見つけるのがなかなか難しい。拭き取り化粧水、セラム(美容液)、クリームなんかはフランスにもいいものがたくさんあるから現地調達でいいのだけれども。

というわけで、日本に戻ったらメーク落としと化粧水はたくさん買って戻ってくる。2年日本に帰らなくてもいいくらいの量をストックしておかないと、ほら、何があるかわからないからねえ・・・。

スキンケアは資生堂。どうしたって資生堂。研究にあんなにお金かけてやってるとこないんですから。メーク落としでいうと、CPB(クレ・ド・ポー・ボーテ)のランジェットデマキアントはかれこれ15年以上使っているけど、WPのマスカラもするんと落ちるし、肌に摩擦がかからない使い心地といい、本当に素晴らしい。でも今はがっつりメークもほとんどしないので全然減ってない(笑)。化粧水はエリクシール。リニューアルする前に黄色バージョンをストックしておき、日焼けどめ効果のある日中用美容液も一緒に愛用。まあ、メーク落としも化粧水もアクアレーベルで十分ですがね(なのでこちらを大量買い)。肌に塗るものも大事ではあるけど、食べるものとか睡眠のほうがより一層肌には大事だと思う。あとストレス!


ベースの話 コスメデコルテのコンシーラーとルースパウダー

春に銀座三越の地下で散財してきた。ファンデーションはなぜか一向になくならないCPB(前述)のクリームファンデがあるけど、コンシーラーとお粉(ルースパウダー)が欲しくて、リニューアルしたばかりのお粉目当てでコスメデコルテのカウンターへ。そういや最近クマっぽいのが出てきたなと、4色入りのコンシーラーもついでにタッチアップしてもらう。お世辞とわかっていても、カウンターの常套句「肌綺麗ですねえ」をいってもらえるとうれしくて、まあ粉とコンシーラーどっちも買っちゃうよね。

あとアディクションでアイシャドーも買ったんだわ
春のわくわくコーセー祭り

俺の散歩をして家にこもるくらいの時は、日焼け止め美容液を塗ってコンシーラーをぺぺっとのせて、お粉をはたくのみ。それだけでもととのうので、お気に入り。 ちなみにコンシーラーはちゃんと減るのに、この粉、全然減る気配がないのですが。


メークの話 KATEのポッピングシルエットアイシャドウとルナソルのアイカラーレーション15

ことフランスにおいては、メーク・香水系はむしろ本場なので、ハイブランドの商品には事欠かない。かつてはシャネルのリップを集めるのにハマっていた時期もあったけど、今じゃまったく手がでない。

一方、日本に帰ると、プチプラなメーク商品に目がハート。日本のプチプラメーク商品って、質をとっても量をとっても世界一じゃないかしら?片田舎のドラッグストアでも1日中飽きずにいられるくらい、プチプラ系が充実していて面白い。パケはどうしたって薄くて安っぽいけど、むしろ小さくて持ち運びしやすいともいえる。いつのまにかたくさん出てきた韓国系は正直よくわからないけど。

そうそう、私、何を隠そう小目なんですけどね。アイシャドーが昔から大好き。妹や母におさがりをたくさんあげてきたけど、それでもまだ一生かかっても使いきれない量のアイシャドーがある。目がたくさんほしい。妖怪か?

実家に眠っていたなつかしすぎる昔のアイシャドーとピエヌの粉
この写真をつまみにだれか飲みませんか

春に買ったアディクションのアイシャドーもほとんど減ってないのに、今回も新入りをたくさん買ってしまった。もうこれは一種の病である。パッケージを開けて初めて使う瞬間ほど心が躍る瞬間ってないんですもの。

これにあとニベアの色付きリップを3本くらいまとめ買いした

ルナソルのアイカラーレーション(15 Flawless Clarity)KATEのポッピングシルエットアイシャドー(モーブポップ、ロージーポップ)、KATEのデザイニングアイブロー(ケースとレフィル3色)、セザンヌのシェーディング、CANMAKEの限定色チーク。

アイシャドーって、4色タイプ以上を買うと絶対に締め色が残る人が私なのだけど、このKATEのポッピングシルエットアイシャドウは締め色なしに振り切ってるところがわかってくれてるねえという感じ。仕上がりは目がまるく立体的に見えるし色味もきれい、旧カネボウさんらしくラメもいい感じ。

ルナソルのアイシャドーは羽田にて。JAL免税店でJALカードで買うor見せるかするとさらにお得なのでね。ブラウンシャドウって実は難しいけど、これは普段使いにとってもいい!なんといってもこの左のラメたちが美しすぎて、ずっと眺めていたいくらい。ラメ好きとしてはK社さん贔屓だなあ。

この左下のブラウンも絶妙な濃さでGOOD


ボディケアの話

そのほか、あらゆる乾燥に悩む私、リップクリームをたくさん買った!フランスで買えるリップクリームって、保湿力は高いけど、柔らかくて密着感があってぷるぷる感があるものってなかなかなくて。アベンヌのジャータイプがよかったけど、スティックタイプがいいんじゃーってことで、日本でとろけるが売りのやつを何本か仕入れた。

ハンドクリーム、ボディクリームは乾燥しているフランスでいいものが結構あるから現地調達で無問題。でも日本に売ってるハンドクリームの種類はすごいね。寝る前専用ハンドクリームなんて売ってないよ(なので買った)。

美容ネタ、やっぱり好きなのかもしれない。永遠に語れそうな気がしてきた。

トリガーポイントのコアフォームローラー ミニ

いい加減、健康ネタにうつろうか。

年明け自宅にもどったら、巨大なバランスボールがお目見えしていた我が家。夫婦そろって健康グッズ好きときている。

特に私の場合、慢性的肩こりが思春期より続く永遠の課題であり、それに加えて最近だと腰痛なんかも感じることが増えてきた。まあ運動は俺の散歩くらいしかしてないし、書き物も編み物もずっと座ってるから仕方ありませんね。

あまりのバキバキぶりに耐えかねて、2年くらい前にフランスのスポーツ用品チェーンDecathlon(デカトロン)でフォームローラーを買ったのだけど、これがまた結構な大きさ。小回りが効かないからちょっと使いにくいのと、これはこれで日中リビングでゴロゴロするのにはいいけど、寝る前にベッドの横でゴロゴロしたいんだよね私は。これだけデカいといちいち持ってあがっての往復が面倒。

小ぶりで軽くて効果ありなローラーを探してたどり着いたのが、春に買ったトリガーポイントのコアフォームローラーミニ。軽くて細身なので肩甲骨の間にしっかりはまる感じがとてもいい。お尻とか腰にもゴロゴロしやすい。そしてキャリーケースに入れても場所をそんなにとらないので、内陸の家に長居するときも持って行ったほど。


ついでに、実家の自分の部屋で見つけたノットアウトという、いつ買ったのか定かでない緑の物体。これも肩甲骨のコリにごりごりとダイレクトに効いていい感じだったのでフランスの自宅に持ってきた。いつの時代も肩こり解消を求めて健康グッズを買い漁っていたのだな私は・・・。

私の肩こり解消グッズ3兄弟


無印良品のフィットするネッククッション

移動は長時間フライトが多いので、ネックピローは欠かせない。割といい値段する低反発ネックピロー(たしか羽田の国際線ターミナルの旅行グッズ売り場で買った)を持ってはいたが、なんと春の日本行きの際、持参するのをすっかり忘れてしまった!首になにか巻きつけてないと落ち着かない私は、無印良品にて首に一番フィットしたその名もフィットするネッククッションを購入。

これ、カバーは洗えるし(マスト)、とくに首短い族にはいいです。スリムなのでフィット感が。
フライト以外にも、就寝時の枕が合わなすぎるのか、毎晩寝違えるので体調不良が続き、苦肉の策で首固定すりゃいいんじゃ?と思ってこれを巻きつけて寝てみた。するとなんと快適、寝起きすっきり!たぶん使い方としては間違ってるんだけど、色んな意味で買ってよかった。まあちゃんとした枕、買おうね。それか実家のテンピュールを持ってくるか迷う。

おまけ 俺の呼びベル

インスタグラムなどで出てくる犬さんたちのリールでワンさん用呼び鈴の存在を知り、600円くらいだったのでAmazonでポチった。

音がうまくならせた時におやつとか大好物の茹でにんじんをあげるようにしたら、俺ってば、食意地張ってるせいかすぐにコツを覚えて、呼び鈴チンチン。水とかごはんが欲しいときにチンチンと鳴らしてくれればいいなーと思って買ったけど、最近たまにそれをやるようになった。賢いねえ。買ってよかったかも。

チンチン鳴らすスタンバイ完了な俺



オーマイゴッド。予想に反して、まれにみる超大作になってしまった。一万三千字って、論文並みか。

でも、好きなものとか気に入ったものをあげていくのってとても楽しいことに気づいた。読み返してみたらとにかく生活感がすごいけど、まあ私の今の等身大な生活ってことで、いいんじゃないかしらね。

今年もnoteにあがってくる「買ってよかったもの」たちを楽しみにしながら、生きよう。みなさんの投稿、待ってまーす。

もらってよかったもの🫶
きこぺんさん&シンバWe Love You🐶❤️

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ユイじょり
応援ありがとうございます♡いただいたチップで俺のおやつがちょっぴり豪華になります🐶

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