5年ぶりに相棒を変えたら、QOLが爆上がりして震えがとまらない件
「相棒」といっても、犬🐶でもヒト🇫🇷でももちろんなく。
私の生活に必需品な、りんごのやつのことだ。
ワタクシ、2021年を40日ほど過ぎてようやく、
祝・卒業!心霊写真を撮る日々!わーい!!!
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iPhone6S Plusという機種を2016年初頭から使い始めて早5年。私は物持ちがかなりいいほうで、先代のMacbook Airは7年使ったし、同様に先代のiPadは6年使ったのだけれど、毎日酷使しているphoneに関してはさすがにガタがくるのが早かった(ちなみに先代のエア本もパッドもソフトウェアのアップデートがサポート対象外でできなくなっただけで、本体は普通に今でも使える)。
撮影した写真がなんだかもやっとしていることに気づいたのは、たしか昨年の夏頃だったように記憶している。あれ?私目がさらに悪くなった?と思いつつOtto氏に写真を見せてみると、こりゃーぼやけてるなと。私の目のせいじゃなくリアルにボケていた。
静止状態でもカメラが微弱振動を起こしていることが原因だと如実にわかるようになってからというもの、はや半年以上。撮影した写真がもやっとどころかもれなく心霊写真で、ストレスフルな日々。それでもかろうじて12月くらいまでは10枚の心霊写真のうち1枚くらいは奇跡的にマトモにとれているものがあった。
でも、年明け後。わかっちゃいたけど、ただでさえ私の小さい手には大きすぎるこの6S Plus。何代目かのケースがついに壊れ、素っ裸の状態で持ち歩いていたら、するりんと落下することいくばくか。
そのせいか、いつのまにかカメラの震えは貧乏ゆすりからのアル中を通り越して、ヘッド・バンギング状態、ヘドバンギャーだ。
写真はwikipediaより転載
この状態で撮った写真は、一体なんなのかさえ不明。しかもカメラを起動するとやんごとなき異音を発するようになり、「やば、このりんごそのうち爆発するんじゃ?」とリアルに身の危険すら感じるようになった。
もう限界かな。カメラさえ負傷しなければ、特に不満はなかったんだけどな。
私の30代の前半、つまり厄年前半を共に乗り越えてきた相棒6S Plus、長い間ありがとう。キミはもう立派に任務を果たしたから、引退だ。優雅に隠居生活を謳歌してほしい。
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さて、次なる問題は新しい相棒である。
先代の6S Plusは日本に一時帰国した際に免税で購入したので、お手頃価格で購入できた。高価なものだし、今回もそうしたい反面、日本仕様のiPhoneはカメラのシャッター音がどうしてもイヤ!という悩みもあった。こちらの文化施設、美術館などは基本的に写真OKなのだけど、その場でカシャカシャ音を立てるのがナンセンスだなとずっと感じていたからだ。
どうせコロナで帰れないし、ここはフランスで買うしかないな。腹は決まった。
noteでもしょっちゅう書いていたような気がするけれど、年明けからずっとAppleのサイトにストーカー並みに張り付いていたのに、私の欲しい機種(12 pro)、欲しいカラー(ゴールド)、欲しい容量(256GB)だけ、どうしても入荷しない。他の色だとあるのに。
1ヶ月以上こんな感じだったので、ついにしびれを切らした私は、意を決してオンライン注文をすることにした。フランスの配達はまっったく信用していないので、特に大切なものはできる限り避けたかったのだけど、今までなんの問題もなく荷物を受け取れている受取場所の店を指定できたし(ちなみに配達先を自宅にするのが、私の場合はいちばん怖い)、まあ言うてもAppleだから配送もちゃんとしていると信じて、あとは神様に祈るのみ!
ここでちょっと余談。クリスマスに遅れるとだけ連絡があり、かれこれ2ヶ月近くどこかをほっつき歩いていた私のサンタさん、なんと無断でご自宅に帰宅されてしまったとのこと(!)Otto氏いわく、「注文先から一方的に注文をキャンセルされたぞなんてこったい!!」とご立腹で、全くもってわけのわからない状況なのだけど、まあこういうことも普通に起きてしまうのがここフランスなわけで。どこの怪しい業者で買ったのか知らないけど、どこかのタイミングでまたひょっこりやってきてくれることを願うのみ。
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さてりんごの話に戻ろう。2月1日にオンライン注文をしたら、2月23日に配達日を表示された。えー、やっぱり長い。3週間も私待つの?あみんは待てても私は待ちたくない。
落胆している私を察してか、Appleさん、ホウレンソウがとてもマメ。あれよあれよというままに、「発送されました」と連絡がきまして。
当初23日のはずが、11日の朝には「今日中に近所の配達受取場所に届くんでそこんとこよろしく!」とメッセージが届く。2週間かからず届くなんて、素晴らしい!その日は朝からソワソワしすぎて何も手につかず、ずっと配達状況のサイトを更新しまくる(恋か?)。午後4時、配達完了のステータスになった瞬間、ソッコーで取りにむかった。
お決まりの開封の儀。
ちゃんと手元に届いたことにまず感動ではあるのだけど、開けてびっくり、
え!何?カメラ3つも付いてるんですけど・・・!?
いやもちろん知ってはいたけど、実物でみるとコーフンする。ちなみにフランス版は LightningのEarPodsもちゃんとついてきた。ラッキー。
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初期設定がめんどいんだよなと思いつつも、時代は変わるもので。新しいりんごを古いりんごの横に置いておいたら、1時間くらいでほぼ全部のデータが移行していた!(すみません、時代遅れ人間なものでいちいち感動してます)
やっぱり一番に試してみるのは、カメラでしょう。
そのへんにいたみるぅを撮ってみた初ショットがこちら。今までの画面なんだったの?ってくらいに、衝撃的にクリア。あまりに美しく撮れるので、カメラじゃなくて今度は私が震えている。
そしてなんだこのポートレート機能という素晴らしいものは!
うちの相棒が現実以上に可愛くみえるんですけど!
(いや現実も可愛いよもちろん)
20,000枚以上あるイヌと食べもの(&たまに旅行と風景)の写真がストレージの大半を占めている、私という名のイヌ好きのイヌ馬鹿の酔狂人のためにあるような機能だ。火の存在に気がついた原始人並みに感動している。
私にとってのiPhoneって、要は超便利な高性能カメラで、私が好きなものに囲まれて生きた証を美しく残してくれてるんだよな。もちろんコミュニケーションの点でも大活躍だし、ブックとパッドも合わさると更に相乗効果で確実に生活を豊かにしてくれている。まさにQOLの向上だ。別にApple信者でもなんでもないけども、気づいたら周りがりんごだらけになってしまった。
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あとなんといっても、料理中のストレスがなくなったことが大きい。というのも、noteを始めてから、料理中はiPadでyoutubeみたりドラマをみたりしながら、調理中のショットをとるのにいちいち中断してiPadで写真を撮るという涙ぐましい努力をしていた私。だからしょっちゅうブレていたんですよ。それもようやく卒業だ!いえーい!!
動画をみながらブレずに美しい写真が撮れるなんて、ストレスフリーの何者でもない。最高か。
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カメラがいいと、被写体を探すために外におでかけするモチベーションも湧いてくる。そんなときに限って18時門限だし大型商業施設はやってなーいという不運なわけだけど、先週からちょこちょことパリ&近郊の様子を収めたので、みるぅガイドとともにどうぞ。
レピュブリックらへんの、よくわからないフィギュア専門店の前にて。
地面に人生ゲーム的な?@マレ
パリ市庁舎。天気が一瞬よかった。
工事中のノートルダム大聖堂。
別アングルより。
ぶちゃいく顔さえもイケてる感じに撮れる。
改装してめちゃくちゃ綺麗になったサンジェルマンデプレ教会。私は昔のドラクエの教会感(オンボロ感ともいう)が好きだったのだけどなー。
大好きショコラティエ、Jean-Charles Rochoux(ジャンシャルルロシュー)のバレンタイン。
ここのマカロンは全部コックが真っ白で素敵!!
定例観測地、グルネル橋LOVELOVEポイントから臨むエッフェル塔。
モデル・・・?
極寒日だったバレンタイン当日、ドライブしておでかけしたのはPATAさん、ケイチェルおじさんのご推測どおり、ヴェルサイユ宮殿でしたー。
本当に広い。
観光客で溢れかえっているのに、人の気配がほぼしない。
完全クローズの宮殿。
太陽王ルイ14世とともに。ちなみに俺っちの本名はLouisっていうんだよねー(byみるぅ)
なんか知らんけど冷たくてつるっつる滑るんですけど!
翌日。アンヴァリッド前。
毛、ボッサボサやで。
エールフランス旧本社前にて。
アンヴァリッドからグラン・パレをつなぐアレクサンドル3世橋。
ご立派な橋である。
橋のふもとから臨むエッフェル塔。
ウィンストン・チャーチル元首相と一緒に。
グランパレ。
グランパレのむかいのプチパレ。まだまだどこも文化施設は閉まっております。
ちょっと歩いて、コンコルド広場。ルイ16世やマリー・アントワネットが断頭台の露と消えた場所。
街歩きは歴史のお勉強ですね。
コンコルド広場からはエッフェル塔も見える。
ちなみにナイトモードっていうのもすごい。
早朝7時のまだ暗いところで撮ったら、肉眼で見るより綺麗に撮れている。
新しい相棒と、美しく美味しく楽しい記録をこれからたくさん積み重ねていきたいと思う。