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フランス流、極シンプル・アーティチョーク
TOP画像、どこかしらのお花?と思わずにはいられないのではなかろうか。
これ、実は、アーティチョーク!
(の、残骸!)
🇫🇷
食に対して敏感かつ強欲な我noteをご覧いただいているおそらく同類の皆様は、十中八九ご存知であろう、アーティチョークという野菜。
wikipediaによると、
キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)。若いつぼみを食用とする(花菜類)。地中海沿岸原産。
・・・知らんがな??
🇫🇷
私とアーティチョークの出会いは、かれこれ8年前くらいの夏。
フランスに来たての私は、さすがに仕事するのにフランス語ゼロはまずいよなってことで、夏休みを利用してフランスの真ん中ちょい上の辺り、ロワール地方にあるトゥールという街にやってきた。シュノンソー城とか有名のお城がたくさんあることで有名な地域。
語学学校が提携しているお宅にホームステイしながら、2週間ほど耳と口慣らしのために学校に通った。留学経験などがゼロなので、ドイツとかスイスとかイタリアから来ていたクラスメイトと交流できるのがとても楽しかったいい思い出。
ホームステイをさせていただいたお宅のホストは、デザイナーとか広告系のお仕事をされているマダムとムッシュー。お宅の調度品ももれなく素敵のかたまり。
とある日のディナーの前菜に、ぽーんっと出されたのがこのアーティチョークだった。
え・・・これどうやって食べるの・・・??(硬直)
フランス語もロクに喋れないし、リアルに固まったけど、ボディランゲージでなんとか食べ方を教わった。意味わからないって感じの食べ方だったのだけど、とても美味しかった記憶だけはあった。
ちなみにこのときのメインはキッシュでそのあとのシェーブル尽くしのチーズ、からのデザートが待ち構えており、フランスごはんの洗礼を浴びることとなる。どれもとても美味しかったけど。
ちなみにこのときのホームステイ。日本から初めて見知らぬ海外に持っていく定番のひとつ、折り紙を持っていっていた。毎朝ひとつ折って、朝ごはんメルシーとか今日は遅くなるとか、メッセージを添えて置き手紙ならぬ置き折り紙をしたらば、こんな感じでとても美しく飾ってくれていた。アーティスト家庭、さすが。
ムッシューが爬虫類両生類が好きだったので、折り紙もカエル多め🐸
🇫🇷
アーティーチョークといえば、noteヨーロッパご近所、シチリアのkaorinaさん。もはやアーティチョーク大使であられると勝手に思っている。kaorinaさんのアーティチョークの記事を拝見するたびに、もうアーティチョーク食べたい欲がジェンガのように積み上がって仕方ない。
noteのカイゼンってやつで、ようやく自分の過去の記事と、自らのブックマークに「レシピサイト」と登録しているnoteご近所さんたちの記事が検索ができるようになった(歓喜&拍手)。
kaorinaさんのところのページで「アーティチョーク」て検索かけで全部読んじゃったもんね!40件近くございました。さすが大使。
選りすぐりがこちら↓↓
イタリアにはアーティチョークの町なるものがあるらしい。
アーティチョーク像まで鎮座しておられる!水戸駅の納豆像みたい!!
新鮮だからこそできる生アーティチョークのサラダ。
メインにもなるし付け合わせにもなるし、 kaorinaさんのnoteからはアーティチョークの可能性をたくさん教わった。
🇮🇹
日本でも、kaorinaさんに触発された横浜のQOLの人ことぽなちゃんも、アーティチョークでピッツァを作っていた。生じゃなくても美味しそう。
🇯🇵
ちなみに私のかつての最愛食堂、パリ左岸のシェ・エウセビオも、アーティチョークとハムのソテーを定番で出してたな。エウセビオの故郷、スペインのカタルーニャ地方でもよく食べるのだろうか。これ、イカ墨に次いで美味しかったんだよな(涙)
🇪🇸
さてさて、他の国でのアーティチョーク料理によだれを垂らしつつ、ここフランスでもアーティチョークの季節到来であります!
マルシェをぶらぶらしていたら、バナナの叩き売りばりにアーティチョークも叩き売ってた。これで2.5ユーロ。買うでしょ。
Otto氏にアーティチョーク買った!!ピザとかにしようかな!!とか嬉々としていうと、ノンノン。私がロワールで教わった食べ方同様、アーティチョークは茹でてヴィネグレットをつけるだけだ!と仰せらる。
フランス流は限りなくシンプルがベストなのかなと思い、とりあえず昨日の夜、4つ買ったうち2つをいただくことに。
茎の部分だけ切って、レモン汁と塩をいれた水に入れて30分くらい茹でるだけで、準備はできた。
これが、アーティチョークを食べ尽くすディナーでーす!!
左上のヴィネグレット(オリーブオイルとヴィネガーとマスタードなどなど)はOtto氏が作ってくれた。
こちらを食べてゆきます。
花弁をひとつとって、根っこの部分にヴィネグレットとかマヨとかをつけて歯と舌でこそげとって食べましょー。ちなみに、リアルに根っこの部分だけなので、10分の1くらいしか食べられましぇーん!
でも、めちゃくちゃ美味しいんだわこれが!!
野菜を普段そんなに、食べないOtto氏もさすがフランス人だけあって(?)、ふたりして「あーこれまじ最高!!」を連呼しながらひたすらに花弁をむしゃぶり続ける。私はきこぺんアロハ様のところのメーテル様が黙々とカニを食べている様子を想像していた。
花弁の根っこをこそげ食べていくと、こんな感じまで小さくなりまして。
さらに剥き剥きこそげこそげしていくと、まるでにんにくのような形がお目見え。
さらに剥いていくと、ゲージツ的な身のこなし。
ここまできたら、一番美味しいといわれる芯の部分をナイフで切りだして、いただく。ここももちろん美味しいんだけれども、花弁の根本部分でかなり満足している我々。
後の祭りの様子が、TOP画像のこちら↓↓
アーティチョークは食べる前より食べた後のほうが豪勢なんだというOtto氏の予言通り、こりゃーすごいわー!!
美味しくって美しい花びら。
アーティチョーク最高なのである。
本日の俺ニュース🐶
今日もトリコロール・ヒッピーやでー!!
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