夏のはじまりに〜グレープフルーツ・カッペリーニ
日本の夏の主食がそうめんなら、フランスの夏の主食、それは極細パスタのカッペリーニだと提唱して久しい。
noteに載せてきたカッペリーニだけでレシピ本が書けそうな勢いだ。
海辺のキッチン付きのアパートメントで夏休みを過ごしたときは、ほぼ毎日カッペリーニ。
夏の定番・冷やし中華も、こちらだと生の中華麺が手に入らないので、在外邦人の知恵袋・重曹カッペリーニでなんちゃって冷やし中華を愉しむことも多々。
その他、日々ごはん投稿のなかにも隠れているので、全部数えてくれたひとには俺🐶から粗品を差し上げます、かしこ🐾
さて、私はフランスでいうとパリおよびパリ以北にしか住んだことがないけれども、日本の夏を経験していると、こちらでの夏らしい夏ってのは個人的体感でトータルで10日くらいしかない。
その貴重な貴重な夏が!
日本の梅雨明けのお知らせとともにようやく!
北フランスにもやってきた!
気温が25度を超えたらつくろう、ゼッタイ!と思っていたカッペリーニがある。一時帰国のときに母がつくってくれたグレープフルーツのカッペリーニだ。
写真を撮っていなかったのが悔やまれるけれども、料理はしないが味にうるさい妹が「あれめちゃくちゃ美味しかったんだけど、どうやって作るの?」とはるばるフランスにいる姉に尋ねてきたくらい。「あれ作ったの母だよ」と答えると同時に母にメッセージして作り方を尋ねていた。
その柑橘系ドレッシングってのが、これ。母がKALDIで買ったのを私にも持たせてくれていた。その名も、日向夏ドレッシング。
余談だけど、日本のドレッシング売り場ってその種類の豊富さにいつもきゃっきゃしてしまうのよね。フランスってこういう和えてまぜたら決まる!みたいなの、ほとんど売ってないし。
実家の冷蔵庫に眠るドレッシングバリエーションにはいつも驚かされるが、母は、ドレッシングの魔術師か?ってくらいドレッシング使いがうまい。つけだれにしても合わせだれにしても、そもそものドレッシング選びも食材合わせも、我が母ながらセンスが良すぎて脱の帽。
そんな母に倣って、北フランスにもようやく夏が来たこの日、旨旨柑橘ドレッシングを使ったグレープフルーツのカッペリーニをちゃちゃっとランチに作ってみることにしよう。
材料は、日向夏ドレッシング、グレープフルーツ(使うのは半分)、生ハム、映ってないけどカッペリーニ、オリーブオイル、塩胡椒。緑要員で母はたしかアスパラを入れていたけれども、季節が終わってこちらでは入手不可なので、うちにあった絹さやを使ってみようかね。
作り方は3行で済む。面倒なのはグレープフルーツの皮剥きくらいか?
生ハムはあったから入れたけど、なくてもまったく構わないと思う。むしろ食欲減退する真夏はなくていいかもだ。
すっきり爽やかなのにちゃんと旨みもあって食べた感もある。ああやっぱり美味しいこの組み合わせ。
インスタグラマー的なおしゃれ度をあげるなら、モツァレラ系のフレッシュチーズをいれてもいいしハーブの緑で彩ってもいいかもね。
このドレッシング、この夏でなくなるなきっと。
来年も仕入れに日本に帰らないと!
所要時間トータル10分もかからない、爽やかさっぱりお手軽カッペリーニ。
蒸し暑い日本の夏のランチにも、きっとよくってよ?