研究生活の考え事②
研究テーマを本格的に考え始めて、早一か月近くが経ちました。
早すぎですね。
そんな中やっと少し方向性が見えてきたので、今後試してみることを書いていこうと思います。
まず研究の方向性として
”目に見えない存在を大事にする日本文化の慣習が、現在のAIなどの登場で複雑に絡み合う社会と共通点があるように感じていると考える”
”自然界と近い距離にあった文化の中で、生まれた言い伝えや、慣習は何かしらの点で日本人を動かし文化基盤として今も残っている、ということは心を動かす”何か”があるのでは”
〇月見酒
→集団の共同体意識、宗教行事、月というパワーある存在を飲み込むことで自己啓発に繋げる
実験ができなかったので調べた情報からアイディアを出す
〇付喪神
→日本に伝わる、長い年月を経た道具などに神や精霊(霊魂)などが宿ったもの
〇神饌
→神様と人間をつなぐ重要な役割を持つ「神饌」、神様をお招きする食事
〇精霊馬(しょうりょううま)
→お盆の時のなすとかきゅうりとか
といったキーワードに興味あり
こんな感じの思いがある中で修士課程一年の早めに終わらせたいテーマをいくつか決めました。
(メディアアート関連の分野の研究は短期スパンのものが多いです)
1.付喪神関係:特定の古くから使われているいくつかの道具に心を持たせる
→道具が意思を持っているような動きをする、道具を持ち上げる動作を与えるとなどした際自立した動きを行う(アクチュエーション)
〇道具の条件:長く使っているもの ・安全性高い
〇道具を使用するときの動作:触れる ・持ち上げる ・道具ごとに特定の動作が生じる
電磁石とか使おうかなぁ、、
思いつかないので保留
2.精霊馬(しょうりょううま):特定の日時に特定の電化製品にバグが起きる
→霊が来た瞬間(何かでセンシング)に周りの電化製品をハックしバグを引き起こすことで、幽霊観、神様感、みたいなのを出す
〇センシング案:線香のセンシング、精霊馬の水分量センシング
〇電化製品のバグ:電化製品は居間に良く置いてあるもの(いつも人の目についてたもの、ついてるもの)
なんとなくの思い付きでまずはテレビのハックに挑戦してみることにします!
ですが現代のテレビって高価ですよね。
ってことで調べました。
ブラウン管テレビなら無料で手に入るそうですね。
ってことで、ブラウン管雰囲気も良いし、ブラウン管テレビに決定!
それから
ブラウン管に映像流すのってどうやるんだろ、、、
ふむふむ。なんとなくわかってきた。
ブラウン管に動画を流してセンシングするデータとの連携ができればハックしたみたいな表現ができそう
そこまでプログラミングについて詳しくないのでビジュアルプログラミングで良く聞くprocessingで試してみよう
・processing関係の記事
こんなゆるゆるした感じでとりあえず試してみることにします。
【お試し実験1 ブラウン管テレビのハック】
実装提案
・映像出力方法
ブラウン管⇔コンポジットケーブル(RCA端子)⇔ HDMIコンポジット変換器⇔PC(ラズパイでもいけるのかな)
・映像制御方法
Processingに、映像として流したい動画を読み込む→サイズ等を指定
なんかのマイコンで映像の出力タイミングを指定
とりあえずこんな感じで今週はやってみます!
アドバイスあればぜひコメントください!