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【和訳】Perspective / Cafuné - もう時間切れ。俯いた君に差す、翳 -

※同一歌詞の掲載は省略しています。

▼Official MV


Someplace, waiting
Repeating conversations
That haven’t taken place
Outside of my head

或る場所 僕は
期待している
頭の中で繰り返している
君との架空の会話

Hitting pavement
Lost in my displacement
Trading places
We’ve been here before
Going backwards and forwards

響く足音
同じ場所を行ったり来たり
見知らぬ場所を目指したところで
結末が変わることはない

If memory serves
We were walking around on the east side
Talking what you deserve
To live as much as you learn and

記憶が確かなら、
陽の当たる場所で
君と散歩しながら話した
何者になれるのか、
どんなふうになりたいかを、

I saw your face fall
Through the hours of daylight left
Now we’re running out of time
I think I’m losing perspective

日が傾くたび、君は俯いた
もう時間切れだとばかりに
僕らの場所に影が差す
僕はどうしたらいい


Tender placement
A bruise that’s never fading
Picking favorites
With the phrase that pays

やさしい場所、
消えない青痣、
代償も知らないで
好きなところだけ集めていた

But if memory serves
We were walking around on the east side
Talking what you deserve
To live as much as you learn and

でも僕らは
明るくて暖かい場所で話してたはずだ
ふさわしい何者かになれる
そう、
話したはずだった

I saw your face fall
Through the hours of daylight left
Now we’re running out of time
I think I’m losing perspective

俯いた君の顔に
翳が差す
もう時間切れ
君のいない世界なんて
考えられるわけないじゃないか、

+あとがき
最近イチオシのバンド、Cafuné。
Cafunéとはポルトガル語で「家族や恋人などの愛する人の髪に指を通す、撫でる、といった穏やかな仕草」を指す言葉とのこと。
バンド名からエモすぎる。彼女たちはアメリカの大学で知り合って活動を始め、バンド名の影響なのか主にブラジル圏で人気があるそうです。

▽TikTokでバズったTek It をきっかけにブレイク。キャッチーだけどセンチメンタルで最高。

MVにはよくアニメが使われているんですが、テイストが初代セーラームーンとかの80-90年代くらいの感じなので、比較的古い作品のテイストが好みなんでしょうか。(海外だと80'シティポップも人気ですし、バブル時代辺りが黄金期なのかもですね)

サウンドテイスト自体はインディーロックっぽいけど、メロディや構成がどこかJ-POP、アニソンを彷彿とさせるんですよねー。(同じことを思っている人がコメント欄にいました。めちゃわかるぅ…!)
いいよね、Cafuné…

気付けばまた音楽について長々と語ってしまいました。
でもアニメの話をしたのには理由がありまして。

歌詞の内容としては抽象的かつ詩的な感じで、ちょっと硬い(厨二)言葉を使うのがよさそうかなーと思って、そんな感じにしてみました。

イメージとしてひと言でいうとするなら、庵野監督の作品っぽい感じ。言葉が単語で並んでたりするところが、意味ありげな言葉やセリフが突如挟まったりしながらいろんなシーンがぶつ切りで繋がっているイメージというか、なんかエヴァっぽいなーと思ったんですよ。だから全体的にシンジくんイメージでワードチョイスしました。

恋愛で起こる離れ離れだけでなく、どんな関係性においても諸行無常である。

気に入っているのはやっぱりサビの部分、とっても詩的な描写ですよね。

If memory serves
We were walking around on the east side
Talking what you deserve
To live as much as you learn and

I saw your face fall
Through the hours of daylight left
Now we’re running out of time
I think I’m losing perspective

記憶が確かなら、
陽の当たる場所で
君と散歩しながら話した
何者になれるのか、どんなふうになりたいかを、

日が傾くたび、君は俯いた
もう時間切れだとばかりに
僕らの場所に影が差す
僕はどうしたらいい


関係性の始まりと終わりを、陽が登って落ちる様子とかけていて、
the east side(陽の当たる場所)にいた僕たちだけど、徐々にthe hours of daylight leftがなくなって(陽の光が翳って暗くなり)、もうNow we’re running out of time(時間切れ)、夜になってしまった。

MVでも何度も繰り返し車に乗る="We’ve been here before/
Going backwards and forwards"を表しているのかな。映像全体通して光と影のコントラストが印象的で、とても美しいです。

「I saw your face fall / Through the hours of daylight left(君の顔に影が差す)」という描写で別れの匂いを漂わせ、「I think I’m losing perspective(視野狭窄、冷静ではいられない)」と終わりを悟った切なさを表現している。この辺の心理的描写表現がエヴァンゲリオンっぽくないですか。



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