【和訳】Perspective / Cafuné - もう時間切れ。俯いた君に差す、翳 -
※同一歌詞の掲載は省略しています。
▼Official MV
+あとがき
最近イチオシのバンド、Cafuné。
Cafunéとはポルトガル語で「家族や恋人などの愛する人の髪に指を通す、撫でる、といった穏やかな仕草」を指す言葉とのこと。
バンド名からエモすぎる。彼女たちはアメリカの大学で知り合って活動を始め、バンド名の影響なのか主にブラジル圏で人気があるそうです。
▽TikTokでバズったTek It をきっかけにブレイク。キャッチーだけどセンチメンタルで最高。
MVにはよくアニメが使われているんですが、テイストが初代セーラームーンとかの80-90年代くらいの感じなので、比較的古い作品のテイストが好みなんでしょうか。(海外だと80'シティポップも人気ですし、バブル時代辺りが黄金期なのかもですね)
サウンドテイスト自体はインディーロックっぽいけど、メロディや構成がどこかJ-POP、アニソンを彷彿とさせるんですよねー。(同じことを思っている人がコメント欄にいました。めちゃわかるぅ…!)
いいよね、Cafuné…
気付けばまた音楽について長々と語ってしまいました。
でもアニメの話をしたのには理由がありまして。
歌詞の内容としては抽象的かつ詩的な感じで、ちょっと硬い(厨二)言葉を使うのがよさそうかなーと思って、そんな感じにしてみました。
イメージとしてひと言でいうとするなら、庵野監督の作品っぽい感じ。言葉が単語で並んでたりするところが、意味ありげな言葉やセリフが突如挟まったりしながらいろんなシーンがぶつ切りで繋がっているイメージというか、なんかエヴァっぽいなーと思ったんですよ。だから全体的にシンジくんイメージでワードチョイスしました。
恋愛で起こる離れ離れだけでなく、どんな関係性においても諸行無常である。
気に入っているのはやっぱりサビの部分、とっても詩的な描写ですよね。
関係性の始まりと終わりを、陽が登って落ちる様子とかけていて、
the east side(陽の当たる場所)にいた僕たちだけど、徐々にthe hours of daylight leftがなくなって(陽の光が翳って暗くなり)、もうNow we’re running out of time(時間切れ)、夜になってしまった。
MVでも何度も繰り返し車に乗る="We’ve been here before/
Going backwards and forwards"を表しているのかな。映像全体通して光と影のコントラストが印象的で、とても美しいです。
「I saw your face fall / Through the hours of daylight left(君の顔に影が差す)」という描写で別れの匂いを漂わせ、「I think I’m losing perspective(視野狭窄、冷静ではいられない)」と終わりを悟った切なさを表現している。この辺の心理的描写表現がエヴァンゲリオンっぽくないですか。