喉元に突きつける優しさ
はじめまして。荒木ゆいと申します。
好きな人を稼がせることがライフワークの、キッチンドリンカーです。
日頃家事をしている中で、ビジネスの基本的なセンスは家庭生活でも転用できるなぁと思い、忘れないようにメモ的な意味も含めて筆を取りました。
さて、タイトルの由来は「雑に何をしたいかヒアリングして、その人に何かを要求することは時間の無駄じゃないか?」という反省の例え話になります。
コロナウィルスの影響により夫婦互いにメインは在宅勤務となり約1年、必然的に共にご飯を摂ることがめっきり多くなりました。たまには良妻ぶってみるかと「晩ご飯何食べたい?」なんて聞いてみるものの、大抵は「何でもいいよ」と返答されてしまいます。
どこの家庭でもありそうな光景ですね。
そうして、連日上記のようなやり取りが続くと「晩ご飯何食べたい?」の質問は「晩ご飯のメニューを決める作業工程をたまには担えよって意味なんだが?」という含みを増してきます。私の瞳の奥はどんどん仄暗くなっていきました。
ただ、よく考えると仕事においても相手の意思決定をスムーズに促す際に工夫する点については、似たような対策が打てるなと気づきます。
取り急ぎ改善としては、翌日質問の仕方を以下のように工夫してみました。
「カレーか和食だと、どっちの気分?
カレーだと先日の作り置きを冷凍したものがあるから、温めれば5分ほどで食にありつける。和食だと30分くらいで作れる。」
→「カレーがいい!!」
→「おけ」
(地味なイラッと感がなく料理のアクセルが踏みやすいぞ…! ご機嫌!!)
このヒアリング項目を分解すると
・料理のジャンルを予めこちらが決めて2択で提示する
・料理の工数を提示する
です。結果的に、現状の腹ペコ度合いがある程度想定でき、いつまでに空腹を満たしたいかという課題解決のスピード感が掴めます。
相手の欲求と、それをいつまでに満足させるか?というスピードの相関性なのかなと。
もう少しビジネスっぽく落とし込むならば
①相手への依頼事項を明確に(要件定義やゴール設定など)
→複数の依頼や質問がある際は、ナンバリングしたり
②最も少ない語数、かつ最速で正確に伝わる文章で
→相手が回答しやすいように、事前に自分で仮説(選択肢)を提示したり
③依頼する相手の担当(責任)範囲を確認
④依頼する相手の手が空いているかを確認
⑤期限を明確に
⑥相談事が発生した背景を説明
を意識すれば、より気持ち良く動いてもらえて効果的な施策が打てると思います。
以上、ひとりごとの備忘録までm(*_ _)m
ここまで読んでいただき、有難うございました!