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今後の話
外泊は本当にあっという間だったらしいです(笑)
それでも弟は自分のベッドで起こされることなく眠り、自分のタイミングで食べたい献立の食事が出来ることがどんなに幸せなことかを改めて感じた1泊となったようでした。
夕食前には病院に戻らなくてはならなかったので、私は昼過ぎに弟を迎えに行き、実家で入院から今日までのこと、今後のことについて負担にならない範囲で話す時間をとりました。
都度都度、弟と話をしながら進めてきてはいましたが、ここまでは病状と向き合うことで精一杯でしたから、会社の退職手続き。病院の支払いや当面の生活費のこと、申請した福祉制度の事など限られた面会時間では話せない諸々を改めて説明し共有しました。
1番は経済的な話です。
独身貴族で蓄えもなく今後の生活が1番心配なはずですが、当面、1年少しは傷病手当で医療費と生活費が賄えること、この期間に再就職して社会復帰を目指すのか、障害年金等で生計を立てて療養中心の生活をしていくのかは今後のリハビリにかかってること、この外泊が終わったら退院して在宅療養するのか、回復期のリハビリ病院に行くかを決めなくてはならないので、今後のことをよく考えて決めて欲しいことを伝えました。
病気の回復のことだけに専念出来れば良いのですが、現実の生活の問題もそう待ってはくれません。
この時点でどこまで弟が理解できたかは分かりませんが、今後どう生きていくのか、どう人生を取り戻して行くのか、そんなことも少し考えて欲しいと伝えた一時帰宅でした。