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私の介護歴(義母)

私と介護との出会いは義母でした。
30年前のことです。
昨日までパートで働いていた義母が脳出血で倒れたのです。
私たち夫婦と孫2人の同居生活。
まだ介護保険のなかった時代です。

昨日まで孫と遊び、仕事に家事にと「人生で1番幸せ」と言っていた義母が病室で意識を取り戻した時、片麻痺が残り、一気におばあちゃんになってしまったことは衝撃でした。
私は祖父母がなくなってから生まれたので、老人との生活も高齢な方と接したこともほとんどありませんでした。

実父も高血圧で倒れたことがありましたが、回復して社会復帰していたので、義母も倒れる前と同じように元気な姿になるものとばかり思ってました。
ですから義母が倒れた時、その後25年も義母の介護をする事になるとは想像もしていませんでした。

当時、まだ20代だった私は入院中に必要なものも、医師や看護師さんとの会話も、在宅での必要な支援も全く分からず、転院先を探したり、市役所の担当部を回りながら一つ一つ当たっては泣いたり笑ったり、その後、夫と子どもとの私たちの生活にも大きな影響を受けることになりました。

若かったから、知識がなかったから始まった私の介護生活です。

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