『VIVANT』第2話感想
ドラムが過労で倒れないか心配!!!
映画を見ているような高揚感と疲労。
ストーリーとしてはそんなに進んでないのよね、2話も。なのにずっと画面に釘付けで見てしまう。
1話でも十分キャラクターについては描かれていたけれど、そこから上書きで個々の人物が濃くなっていく。そんな中、乃木の過去は夢で少しだけ明らかになったものの(テロリスト?に母親を殺され、誘拐された?)やはり一番謎。経歴に怪しいところが一つもないのも、逆に怪しいのかも?お赤飯に対する思い入れは今後何かのヒントになる?
薫とアディエル、ジャミーンは家族になるはずだった。アディエルが運ばれてきたときの薫の心境は、ただ親しい患者の家族というだけではなかったのか。「ここの料理を食べてここの言葉を覚えて日本人ということを忘れて」というのはバルカの人を助けたい気持ちにプラス彼らと一緒にバルカで生きていくという決意もあったのだろうな。「やっぱりだめですね料理は」と話す表情がどこか切なかった。薫とジャミーンの別れ、悲しいけれど美しいシーン。日本で二人が再開できますように!
先の先を読んで冷静に対応する野崎だけど完全にドライな感じじゃないんだよな。なんだかんだ情に厚い感じがところどころ見られる。
病院に警察が乗り込んできたときに、警官がぶつかって落とした点滴パックをチンギスが拾うのよかった。チンギスは自分の仕事に熱心なだけで悪い人ではないのだよな、きっと。こんな描写されたら全員好きになるやんか!(ナジュムもいい奴だった。無事でよかった!)
キャッチコピーの「敵か味方か、味方か敵か」。今回の裏切りは大使の西岡。キャリアのために警察に密告したしたたかな上昇志向の女性なのだけど、檀れい様が美しくかっこよかった。毎回誰か敵になる人物が出てくるのだろうか。それは主要メンバーもおそらく例外ではないのだろうな、と感じる。
「VIVANT」=「別班」説。現実のニュースを織り交ぜながら語られる日本の治安や国際テロの話が説得力あって、どこから創作なのか分からなくなる。ウクライナ侵攻でも浮彫になったけれど、日本は地理的にも状況的にも決して安全な国ではないのだよな。しかし「VIVANT」=「別班」だとドラマタイトルの意味は???となるので、まだ隠されている意味がありそう。
死の砂漠を渡りモンゴル国境行きを結構する4人。現地ロケの映像をこれでもか!と見せられて眼福。ラクダに乗りながら寝ることできるんだね。びっくり。一頭だけ遅れていたラクダが心配、なところで次回へ続く。