何者にもならなくても、きっと道は開いてゆける。2022年お仕事まとめ
フリーランスライターになって1年。クライアントワークを中心に、よりビジネス領域のインタビューライティングにどっぷり浸かった1年でした。カレンダーをざっと見返したところ、120名の方々に取材をさせていただいたようです。皆さんの言葉を、形にして届けることができて本当にうれしく思います。
ざっくりとジャンルごとに分けて、年間のお仕事を振り返ってみます!(自己紹介やお仕事依頼についてはポートフォリオをご覧ください)
採用広報記事のお仕事
今年一番多かったのは、採用広報に関わるお仕事です。その企業ならではの魅力や”らしさ”を引き出し、中で働く人たちの思いを届ける。もともと人材業界での経験が長かったこともあり、今でもやっぱり大好きな領域です。
大好きなクライアントを一部紹介させてください!
建設DXアプリ開発会社のスパイダープラスでは、エンジニアの方々へのインタビューをはじめ、さまざまな座談会企画にも携わらせてもらいました。
古巣のリクルートスタッフィングでも、いくつか記事を担当しました。卒業してもこうして関わりを持てるのは本当に嬉しい!
今年の終わりからご一緒しているラクスルは、採用サイトをリニューアルされたばかり。グループ会社含め来年も素敵な記事がたくさん出るのでお楽しみに……!
ほか、非公開のクライアントワークでも複数社の社員インタビュー記事を担当しました。
導入事例記事・オウンドメディアのお仕事
導入事例のインタビューも大好きで、企業と人、サービスと人をつなぐ媒介のような存在になれたらいいな、と思いながら日々お仕事しています。
ヌーラボでは、提供サービス『Backlog』『Cacoo』の導入背景や効果をお聞きしつつ、私自身もタスクの進捗管理と可視化の重要性を改めて実感。
社外メンターのマッチング・育成を手掛けるMentor Forでは、“対話”によってもたられる気づきや学びについてたくさん聞かせていただきました。
【メンター×メンティ対談】内省と棚卸しによって「上司とはこうあるべき」から解放され、前進のきっかけに
【メンター×メンティ対談】異なる視点からの「問い」によって、キャリアを前向きに見つめ直せた
キャリアSNSを提供するYOUTRUSTでは、サービスを活用しての採用事例や、第一線で活躍するビジネスパーソンにお話を伺うオウンドメディアの取材企画を担当しました。
メディアのお仕事
ちょこちょことメディアの記事にも関わらせてもらっています。(最近は人事や組織開発のジャンルでご指名をいただくことが増えてきて、得意領域の一つになったかも! うれしい~~~)
ブックライティングのお仕事
今年初めてのチャレンジは、書籍の執筆協力をさせていただいたこと! 著者さん、編集担当さんをはじめ、デザイナーや校正担当の方、印刷会社や出版社の営業の方々……一冊の本には、こんなにたくさんの人たちの情熱と知恵と工夫が詰まっているんだと改めて知りました。
そして、種まきも
孤独を感じることも多いフリーランスライター。個の力を掛け合わせて、もっと学び合ったり支え合ったりできたらいいよね、ということで、信頼できるライター・編集仲間とギルドを結成しました。
blanks(ブランクス)と言います! 以後お見知りおきを……!
夏には、ライティングのメンタリング&添削サービスの無料モニター提供を実施。今月には、いろいろなライターさんにご参加いただきアドベントカレンダー企画も行いました。
メンバーみんなそれぞれに忙しい超売れっ子たちなのですが、これからチームでいろいろとお仕事できるといいなともくろんでます。
フリーランスライター+時短正社員の生活を1年やってみて
今年は、「フリーランスライター+時短正社員」という新しい働き方にチャレンジした1年でもありました。
フリーランスのライターとして、心から応援したいと思える企業やサービスに伴走すること。会社員として、組織や事業を内側から考え、形にしていくこと。
それぞれちょっと違う脳みそを使いつつ、両方経験するからこそ学べたこと、感じられたことがたくさんありました。実際に、ビジネス領域のライティングにも大いに生かせていると感じます。
一方で、限られたリソースの中で「自分の本当にやりたいことは何か?」「それを実現するために、何をやらないべきか?」を考えなければならない場面も増えました。今年はそのバランスがうまく取れずに、仕事を詰め込みすぎて定期的に体調を崩してしまったのが大きな反省点です。
仕事が次の仕事へとつながり、道をつくれた
よいパフォーマンスを出して周りに貢献するためには、まず何より自分が健康で、時間的にも精神的にもゆとりがある状態をつくっていかねばならん……! と痛感しっぱなしだったこの1年。
そんな中で、いつもお世話になっているクライアントや会社の人たちにはたくさん助けていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
私自身は有名なライターでもなんでもなく、社会人として華々しい実績を持っているわけでもありません。
だけど、一つひとつのインタビューや原稿に心を込めて向き合う姿を見てくださっている人たちはいるもので。
「次もぜひお願いしたいです」
「インタビューしてもらえてよかったです」
「いつも丁寧なインタビューと原稿をありがとうございます」
うれしい言葉をいただくたびに、自分のした仕事で少しでも周りの人たちを幸せにできたかもしれない、と胸が熱くなります。
独立当初は、フリーランスライターとして一人前になるためにとにかく名前を売らなきゃ、目立つ実績をつくらなきゃ、と焦る気持ちがいつもどこかにあって。でも、本当に大切なのは自分を大きく見せることよりも、まずは目の前の人たちに貢献しようと全力を尽くすことなのだと実感できました。
気づけばたくさんのご縁に恵まれて、ライターとしての“道”のようなものをつくれた1年になったと思います。
企業が発信を行うあらゆる場面で、ライターが貢献できる可能性はまだまだたくさんあるはず。「プロにお任せしよう」と価値を感じてもらえるように、引き続きがんばっていきます!
最後に、ちょこっと来年の抱負
来年は、ちょっと抽象的ですが「余白を持つこと」「チームで仕事をすること」を意識して動いていきたいなと思います。数はこなせないかもしれないけれど、今までのご縁も新しい出会いやチャレンジも大切に、楽しみながらお仕事していけたらいいな。
皆さま、今年も残りわずかですが良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします!