久しぶりにクラシックコンサートへ行きました。
先日ベルリン交響楽団のコンサートへ行ってきました。
なかなか時間的、経済的な余裕が無く行けませんでしたが、割引チケットを見つけてしまい、意を決して行ってきました。
久しぶりのコンサートと感動
久しぶり、と言っても人生でクラシック音楽のコンサートへ行ったのは5回も無いと思います。
お寺で何度か個人のコンサートなどはやっていますが、オーケストラを、しかもしっかりとした会場で聞くのは本当に久しぶりです。
スリーピーススーツで着飾り首元はスカーフでオシャレに決めていきました。
会場は愛知芸術劇場。
チケットを見せて会場へ入るともうわくわくしますね。
コンサートホールには日本最大級のパイプオルガンが。
音色を聞いた事はないですが見るだけで感動します。
開演の18時45分を過ぎてもオケが姿を見せないので何かトラブルかとも思いましたが、少しだけ遅れてオケが姿を現しました。
拍手で迎え、チューニング・・・それだけで涙が出てきました。
曲目は
①シューベルト「未完成」
②ベートヴェン「皇帝」
③ベートヴェン「運命」
の3曲です。
実は私は、クラシックマニアではないです。
クラシックを好きになったきっかけは2017年のウィーンフィルニューイヤーコンサートです。
指揮者はグスターボ・ドゥダメル。
あのいたずら好きそうな顔で指揮をしていたのを見て涙が出ました。
「なんて楽しそうに指揮をするんだろう。この人は本当に楽しんでいるんだ。・・・私はどうだろう?」
そんな風に思っていたことを思い出しました。
そしてその時に「いつかこれを見に行く!」と夢見たことも。
そんな大事な事を忘れていた。
なので、プログラムを見て3曲しか無いのを知った時は
「まじか・・・すぐに終わっちゃうのね・・・」
と思いました(笑)
本当にそれぐらいの知識しか無いんです。
そんな私でも生音でオーケストラを聞くと涙を流すくらいに感動するんだから、音楽の力ってすごいですよね。
クラシック音楽の歴史と文章
今回のコンサートへ行って、聞きながら少し思ったことがありました。
クラシック音楽は元々王族や貴族の人たち向けの娯楽だったそうです。
それが市民でも聞けるようにお金をもらってコンサートを開催するようになっています。
かつてはスマホも無ければコンポやラジカセも無いです。レコードも出来る前まで遡ってみましょうか。
音楽というのが、まだまだ身近にない時代。
市民はお金を払って、着飾ってコンサートへ行く時代。
音楽鑑賞が限られた人しか出来なかった時代、というのがあったはずです。
その時代を経て今です。
レコードが出来て、CDが登場し、mp3が普及し、とても音楽が身近になりました。
極端な話ですが、誰でもどこでも音楽を聞く事が可能になりました。
この変化は音楽業界ではとても大きな事だったと思います。
まるで今の私たちが直面している仕事とAIの様に。
ChatGPTにより書く仕事、ライター業界などに大きな変化を与えると言われています。
音楽業界、特にクラシックはどうやって生き延びたのか、どうやってコンサートへ足を運ばせるようにしたのか。
クラシックの場合は、どんなに良い音源、良い機材が揃っていても生音には敵わないので少し違うかもしれません。
しかし、業界に大きな衝撃を与え意識が変わったのは大差ないはずです。
クラシック音楽から見る文章の今後
文書も音楽と同様に人に感動を与えられると思っています。
それは表現力だったり言葉の響きだったり。
以前会社員として働いて残業続きでストレス満々だった時に出会った言葉は私を癒してくれました。
しかしChatGPTに文章を作ってもらった事がありますが、正直文章力や語彙力は適わないです。
クラシック音楽のコンサートがmp3に負けなかった様に生音を売りにしてるのなら、文章の売りはストーリー性だと感じています。
私なら日本一周の経験を元にした文章だったり、アトピーの経験を元にした文章ですね。
実際に走り、景色を見て、五感をフルに感じた人にしか書けない文章があると思っています。
そんな文章を書いて沢山の人の悩みを解決する手助けが出来て、感動してもらいたいなぁと思ったコンサートでした。
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