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養生食201116(vegan)

B級グルメやお祭りの屋台でおなじみのソース焼きそば。暴力的と言えるほど、食欲をそそる香りがたまらない。

・ソース焼きそば、(つけあわせ)赤カブのマリネ
・トマトとじゃがいものスープ
・もずく酢
・もやしと人参の茹で和え、茹でほうれん草、赤カブのピクルス、トマト

かた焼き、塩焼き、あんかけなどさまざまな形態に変身しては、食べる人々を魅了してやまない「焼きそば」。パリパリの揚げ麺もいいけど、ややふにゃにゃに茹で蒸してソースをからめると、ウナギに負けないくらい香りにつられて購買意欲をそそられる。
焼きそば麺は卵の入っていないのも多いけど、たんぱく分解なんちゃら(ちゃんと書け!)が魚由来だったりするため、専門店で購入しています。

あおさをかけて、紅しょうがの代わりに赤カブを添える。気分は夏、夜のお祭り。ソースが混じった白・緑・赤色のビジュアルは、見た目だけでも強烈に刺激される。

たこ焼き・お好み焼きなどと同じソース類、焼き鳥の醤油、おでん味噌、チョコバナナやクレープの甘い香り、どれも香りでお客をひきつける。
花火大会の焼きそば屋台でバイトをした時、みんなでかけ声を合わせてお客を呼んだ。花火直前になると行列をつくり、浴衣を着たカップルが焼きそば片手に幸せそうな表情で店を後にした。こちとら鉄板が恋人でぃ!
できあがったばかりの焼きそばは熱くてプラスチックの入れ物がふにゃふにゃになる(紙の入れ物増えてほしい)。
冷めるとギトギトの油が気になるし、青のりは歯につく。ブリーフ&トランクスの歌にもあるが、白い歯に青のりはめちゃくちゃ目立つので、できればデートのときには避けたい代物だったりする。

麺:桜井食品 ベジタリアンのソース焼きそば(五葷抜き)

・北海道産契約栽培小麦粉を使用
・かんすい無使用
・100%植物油

内容量118gで価格は200円ほど。ニンニク・玉ねぎなどの成分が入っていない「五葷抜き」なので、オリエンタル・ヴィーガンの方も食べられます。

「焼きそば食べたくない?」

出し抜けに言い出す母。

「食べたい」

毎度のことながら「食べたい」ではなく、もちかけてくるところがうまい。

食べたいです。

「焼きそばは許されない」と父が嫌うため、不在の時にしか食べない。だいたいお昼につくるんだけど、昨日の騒ぎで二人して心身共に疲れている。一番しんどいのは倒れた本人だ。
それはそれとして、野菜もタンパク質(肉の代わりに油揚げ)もとれて、気持ちも満たされるソース焼きそばは、明日への活力だ。

麺を茹で上げたらフライパンで炒めて、たっぷり刻んだ野菜を炒め蒸す。深めのフライパンはキャベツで蓋がしまらないほど。添付のソースだけでは味が薄くなるため、中濃ソース・隠し味にしょうゆを混ぜ、濃いめに仕上げる。

「この香りがたまらない!」

ソースの香りに蠱惑され、青のりと紅しょうがが入ったふりかけがついているのも忘れていた。

https://www.otafuku.co.jp/product/sp/yakisobasauce/

おたふくソースさんが、おいしい焼きそばのコツを紹介しています。
・麺は先に炒める
・麺で蓋を
・ソースは手早くからめる

もずく酢

島根県太田市にある渡邊水産食品の塩もずく、小分けパックになっているのでちょうどいい。水洗いして熱湯をかけ、梅酢を和えた。

カットしていないもずくは麺のようにツルツルすすっていただく。コッテリしたソースにサッパリした味で、食べた後のもたれが減るような気がする。(気がするだけ)

先日漬けた赤カブに大根を加えてみる。紅色に染まった調味液は、まな板につくと取れにくいため、あらかじめ一口サイズに切る。漬かりやすいし。

梅しそおむすび、トマトとじゃがいものスープ、
舞茸・ほうれん草・厚揚げ炒め

夕べの鍋に使った舞茸を朝は炒め物に。

トマト雑炊

塩を足してご飯を加えたお手軽雑炊。

と、りんご。母と半分こ。ほぼ毎日食べてる。
隣は麦茶。夏の名残りを思わせる。

軽い?脳梗塞で入院した父を心配しながら過ごした夜があけた。
携帯に連絡があっても出られないため預かり、インフルなどの感染を防ぐため、処置室から病室にあげられ、面会もできない。
病院で用意してくれるものがほとんどで、前から用意してあった入院グッズの中から着替えを取り出し、髭剃り機(名前なんだっけ?)・飲用のプラスチックカップ・スリッパを準備する。寝起きと冷や汗でべちゃべちゃになっていた髪の毛をとかすヘアブラシ・いつも気にしてつけている馬油(顔用)・目薬・小銭と1000円ちょっとを入れた財布・めまいでテレビを見るのはきついだろうと防災用のラジオ(携帯渡せたらそれで充電してね)を紙袋に詰め、母と病院に行く。緊急用の入り口では警備員さんがピッと熱を測り、担当の先生を呼んでくれた。といっても日曜なので月曜を待っての展開。様子を聞くだけで会うことは叶わなかったが、降圧剤を投与され、とりあえず大丈夫という話。
脳梗塞は意識がなくなるわけではないらしい。言語や麻痺といった症状がないか、異変に気づいた母がすぐに救急車を呼んだから助かったのかもしれない。発見が遅くなると命にかかわる。祖母の時も急に足が動かなくてペタンと座り、意識ははっきりしていたのを覚えている。

向きを変えた風が窓に打ちつける。今年の仕事を終えて来年に備えた畑に木の葉が舞い込む。

父のいない朝を迎え、二度目の夜にさびしさが募る。私の病気により家の中でもすれ違いの生活をしているものの、胸に空いた大きな穴は、存在の大きさを感じさせた。

201116 YUHUA O.

あなたのおかげで、勇気と希望が湧いてきますッ!