【ニンプニッキ】予想外の妊娠発覚(8W)
2020年12月下旬に第1子出産予定の30代会社員が、初めての妊娠・出産に対して自分の心身がどうなるのかをメモしているものです。
書きためていたものを徐々に公開していくつもり。
※これは安定期前の5月に書いていたもの。
2020年春、どうやらわたし、妊娠したらしい。
なんだか他人事みたいな言い方になってしまうのは、今回の妊娠発覚が完全に予想外のものだったからであり、産婦人科で無事に心拍が確認でき「これが赤ちゃんですよ」と言われたもののエコーにうつったものはなんというか空豆みたいで「見間違いでは?」と思うレベルだったからであり、時間があったので帰りに役所の出張所で母子手帳をもらったものの、何も書かれてないピカピカなそれが自分のものだと思えないからであり…
なんというかまあ、実感がゼロなのだ。
市販の検査薬で陽性だったときも、病院で先生の説明を聞いてるときも、母子手帳に名前を書かされたときも、正直頭のなかにあったのは「マジか」の3文字だった。嬉しいかと言われるとよくわからないし、嫌なのかと言われてもよくわからないし、ただ衝撃的なことは確かで「マジか」としか言いようがなかった。
結婚して1年、夫婦そろって30代な身としては「子供を持つかどうか」は、いずれ向き合わねばならないものだと思ってはいた。子供がいる友達も増えてきたし、不妊治療を始めたという話も聞くことがあった。
ただ、もう少し旅行したり2人の時間を楽しみたいし、部屋の契約更新もしちゃったし(子育てに向かなそうな家に住んでいます)、まあ夏をすぎたら話し合ってみようかなとふんわり思っていた。
そもそも、わたし自身が「子供がほしい!」と切実に思ったことがなかった。母性が薄いのかもしれないけれど、20代の頃に多嚢胞性卵巣症候群と診断されたこともあり、妊娠しづらいかもね、もし結婚して子供がほしいと思ったら早めに相談してねと婦人科でも言われていて、妊娠する可能性が低そうだなと思っていたのもある。
結婚前に夫にも病気のことは伝えていたけれど、夫も”どうしても子供がほしいから結婚したい”というわけでもないようで、楽しくふたり暮らしをしている日々の中で「自分は子供をうみたいのか?」についてそこまでちゃんと考える機会がなかった。
今後の見通しとして、なんとなくわたしの脳内では、
①夏ごろに、夫に今後子供がほしいのかを聞いてみて話し合い
↓
②ふたりで「やっぱり子供がほしい!」に合意
↓
③妊活
↓
④妊娠発覚。ふたりで喜ぶ。
という未来をイメージしていたので(もちろんこの流れどおりにいかないことが多々あることは承知のうえで)、突然④にワープしてしまい気持ちがついていかないのだと思う。これはずっと気持ちがついていかないままなのだろうか…。。
まだ初期流産の可能性もあるから気軽にまわりに言える時期じゃないし、でもこの「マジか」な気持ちをどうしたら…と思っていたところに出会ったこの本、わたしのためにあるとしか思えず即ポチってしまった。
犬山さんは日ごろからインスタを見たりコラムを読んだりしているけれど、年齢的にも同世代だし、本のだいぶ序盤で犬山さんご自身が子供がほしいと思ったことがなかったと書かれていてすごく救われた気持ちになった。
何より、子供がほしい人、子供をうまない選択をした人、専業主婦の人、レズビアンで子供がいる人などさまざまな考えの女の人の話がのっていたのも良かった。
予定日は12月下旬で、まだあと半年以上もあるけれど、このあと自分の体や心がどう変わっていくのかは少し楽しみでもある。今はあまりポジティブな気持ちになれないけれど、嬉しくなったりするのだろうか。ていうか何も知識がない状態で大丈夫なのだろうか…!?
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