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手記|ゲームの記事を書く時に気を付けていること
私がゲームの記事を書く時に気を付けている事をざーっと書いておこうかなと思います。
ゲームの記事にも紹介記事やレビュー、感想記事など様々な形があると思いますが、あくまで「私はこういうのを気にしているよ」という内容です。
文章術の話ではありません。
■批判メインの記事は書かない
まず第一にこれです。
批判メインの記事は書きません。
理由は「私自身がゲームクリエイターではないから」です。
ゲーム制作の苦しみを知らない人間が人様の作ったゲームに対して批判的な事を書くのは筋が通らないと思っています。
もちろん「批判的な記事は悪だ」とは思っていません。
ファミ通などのゲームメディアでもゲームライターが点数を付けて賛否両論書きますし、批判的な事を書く事でゲームの改善に繋がる事もあります。
Steamストアページでも賛否両論のレビューがありそれが内容の改善に繋がる事もあるかもしれません。「批判≒指摘」なので。
ただ、私個人としては批判的な記事を書く事はしない、という立場を取っています。
ゲーム制作の苦しみを知らない人間が批判的な内容をネタにして記事を書くのはちょっと違うよなと思っています。
ゲーム制作の苦しみを知らないという事はゲームを創る事の"本質"を知らないという事です。少なくとも私はそうです。本質を知らないのに知ったような顔をして批判的な事は書けません。
また、ゲーム制作者は「生産者」であり、私自身は「消費者」です。
ゲームを遊ぶ対価としてお金と時間を払っていますが上記の点は変わりません。
「消費者」は言うなれば「お客様」かもしれませんが、ゲームに関して言えば自身で作らずただ遊んでいる側の人間です。なので誰かが苦労して作ったものに対して批判的な事を書くのは正直いただけないと思っています。
※逆にゲーム制作経験者なら批判的な事を書いていいのか、という事になりますが、それに関しては私が良し悪しを言う立場ではないです。
ただ、ゲーム制作者として同じ土俵に立っているのであれば一つの意見として批判(≒指摘)も筋は通ると思います。
■「レビュー」は書かない
「批判メインの記事を書かない」にも繋がりますが、「レビュー」や「批評」の観点で記事を書く事はありません。大抵は「感想」「紹介」「考察」のいずれかに視点置いて書いています。
ここで何を以て「レビュー」とするかですが、"点数付け"や"順位付け"に近しい事をした上で"批評"的な内容を書いた場合はレビューになると思っています。
「レビュー」はあくまで"有識者"が成果物を評価するために行うものです。
仮に研究と呼べるレベルで年間で何百時間もゲームをプレイする人であれば、ゲームクリエイターでなくても"有識者"となり得るかもしれませんが、少なくとも私は"有識者"ではありません。なので「レビュー」する立場にないと思っています。
■一次創作をリスペクトする
仮にどんなに良い記事を書いたとしてもそれは一次創作ではなく二次創作です。誰かが創ったゲームがあった上での記事です。
二次創作も素晴らしいものですが、あくまで一次創作があってのものです。
なので、「ゲームの感想・紹介・考察記事」を書く際には一次創作へのリスペクトがあるべきだと思います。
■最後に
以上、「私がゲームの感想を書く時に気を付けていること」でした。
要点をまとめると「批判メインの記事を書かない」という点に落ち着きますが、あくまで私はそうしています。
もちろん盲目的に全肯定するような記事が良い訳ではありませんし、一人の消費者として思った事を正直に述べるのは大事だと思います。
逆に「本当に的を得ている批判的な記事」もあって然るべきだとは思いました。
そういう目線も大事ですし、沢山ゲームをやっているからこそ分かる事もあるので。
批判的な事を書く人の中にもかなり本質的な点を突いている人は居ます。
それでも、稀に見る「批判的な内容を売りにした動画や記事をメインにして投稿する」というスタンスはあまり好きではありません。
消費者側の人間があれこれ分かった風な事を言うのはお門違いだと思っていますし、加えてそれを自身の飯の種にするとなれば尚更良くないからです。
以上。