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毎日超短話721「花道」

どちらに行くか迷っている道に、パンが落ちていた。そのパンを鳥が食べている。その道には花が咲いていて、きらきらしている。わたしは持っているパンを落としながら、もう一方の道を歩くことにした。いつか同じように、鳥が、花が、きらきらと光る道になるように。


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