毎日超短話869「燃える」
焚き火をしている男がいる。燃やすものがなくなって、火が弱々しい。男は上着を脱いでそれを投げ入れようとする。そこに少年が通りかかって、男の上着をキャッチする。それから自分の着ている上着を投げ入れた。火が燃え上がる。ぼくは燃えているから大丈夫。少年はそう言って笑った。男は上着を少年にかけた。俺も燃えることにする。ありがとう。ふたりはしばらくその火で暖をとったあと、火を消し、そして走り出した。
一年前の超短話↓
焚き火をしている男がいる。燃やすものがなくなって、火が弱々しい。男は上着を脱いでそれを投げ入れようとする。そこに少年が通りかかって、男の上着をキャッチする。それから自分の着ている上着を投げ入れた。火が燃え上がる。ぼくは燃えているから大丈夫。少年はそう言って笑った。男は上着を少年にかけた。俺も燃えることにする。ありがとう。ふたりはしばらくその火で暖をとったあと、火を消し、そして走り出した。
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