見出し画像

毎日超短話546「第二ボタン」

第二ボタンを貸してほしい、彼女はぼくに言った。誰からも欲しがられることはなさそうなので、快くそれを貸すことにした。そのボタンが今日、返ってきた。彼女の結婚式の招待状とともに。ぼくの心も、やっと返ってきた気がする。



一年前の超短話↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?