毎日超短話779「感謝」
「ありがとう」という言葉がまだなめらかに発音できない息子が、「かんしゃ」という言葉を覚えた。「かんしゃ」は、なめらかに言える。感謝、感謝。息子の言葉がソファーに転がっている。それを集めて、ベランダから飛ばす。曇り空から、光が差し込む。「かんしゃ、かんしゃ」と息子は、瞳をキラキラとさせている。
妻のエッセイ(2017)↓
一年前の超短話↓
「ありがとう」という言葉がまだなめらかに発音できない息子が、「かんしゃ」という言葉を覚えた。「かんしゃ」は、なめらかに言える。感謝、感謝。息子の言葉がソファーに転がっている。それを集めて、ベランダから飛ばす。曇り空から、光が差し込む。「かんしゃ、かんしゃ」と息子は、瞳をキラキラとさせている。
妻のエッセイ(2017)↓
一年前の超短話↓