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毎日超短話812「STAND BY ME」

夜とともだちになったので、朝とはあまり仲良くしないでいた。夜が淋しがると思って。だけどあるとき、夜と朝が手を繋いでいるのを見かけた。淋しいのはわたしだった。それを見てた夜と朝が、わたしの両の手を取って、まるで両親のように寄り添ってくれた。その日からわたしは、淋しさともともだちになれた。


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