【詩】銀河売り #シロクマ文芸部
銀河売り駅で
きみがねだった
スピカの欠片を
ひとつまみ
チョコにまぶして、
パクっと食べる
おいしいねと言い合うと
息といっしょに広がる銀河
これからどこへ行こうかね
どこでも行ける気がするね
乗り遅れてもいいからね
乗り過ごしてもいいからね
きみが見たいところへと
きみの人生なんだよと
伝えながら広がる宇宙
銀河売り駅で
きみがねだった
スピカの欠片を
ひとつまみ
ひとつまみして
こぼれるしずく
シロクマ文芸部さんの企画に参加させて頂いてます。
子どもと旅に出たイメージの詩になりました。きみの人生、きみの見たいもの、きみの行きたいところ、どこへでも行っておいで。
まわりと少し違っていても、同じペースでいられなくても、きみはきみの人生だからね、パパは見守っているからね。