毎日超短話523「エアポケット」
数年に一度、彼は「死にたい」と思ってしまう。そういうことは誰にでもあって、エアポケットみたいなやつだと彼は思う。だけど、そのエアポケットで死んでしまった人もいる。道の途中の誰かの訃報は、そういうものなんだろう。
それでも夕焼けが綺麗だ。
彼はやっぱり「生きたい」と思っている。
一年前の超短話↓
数年に一度、彼は「死にたい」と思ってしまう。そういうことは誰にでもあって、エアポケットみたいなやつだと彼は思う。だけど、そのエアポケットで死んでしまった人もいる。道の途中の誰かの訃報は、そういうものなんだろう。
それでも夕焼けが綺麗だ。
彼はやっぱり「生きたい」と思っている。
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