質問59.大切な友人が言い訳をしていたら、どんなアドバイスをしますか?
あるワーママの友人から相談を受けた。
「いつも『今日しよう』と思っていたことが終わらなくて自己嫌悪に陥るんだよね…」
あー、もう分かりみが深すぎる…。
朝からごはんの用意、洗濯、自分の出勤準備、子どもの登校準備。
会社では次々に来るメールへの対応、会議、メンバーとのコミュニケーションを取って、気づいたら自分の仕事には全く手つかずのままお迎えの時間に。
家に着いたら、晩ごはん、子どもが突然言い出す「明日あれ持っていかなあかんねん!」への対応(空いてる文房具屋さんにダッシュ)、洗濯物をたたんで、夕食の片付け。
気づいたらせいぜいできるのはたまった友人からのメッセージへの返信くらいで、
今日読もうと思っていた本も、
たまにはセルフエステでもと思って買った顔パックも、
おすすめのYou Tubeヨガも、
手につかないまますごすごと寝るはめに…。
何しろ少しでも横になると即寝落ちなので。
これがワーママの日常だ。
そんな毎日のあわただしさが嫌というほど分かる友人から冒頭のような相談を受けたら…。
「それってあなた、怠け者なんじゃない?」
ってダメ出しできますか?
きっとまずは
「毎日大変だよね。」
という言葉が出るのではないでしょうか。
■自分に優しく
よくよく話を聞いてみると頑張っているママさんほど、自分に厳しい傾向があって
「夕食は手作りじゃなきゃ」
「洗濯は柔軟剤も入れて毎日する」
といったスタンダードを自分に課している人も。
そういう事情を聞くと
「少し手を抜いてもいいんじゃないかな。そこでできた時間で自分のしたいことをすれば?」
と声をかけてあげたくなります。
こんな風にもし相談者が友人であれば、彼女を責めずに解決策を一緒に考えよう、というスタンスで接することができるのですがこと自分ごとになるととたんに厳しい言葉を自分に向ける人も多いのではないでしょうか。
「GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代」という本によると、成功する人は
「ギバー(人に惜しみなく与える人)」
「テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)」
「マッチャー(損得のバランスを考える人)」
のうち、自己犠牲をしながらギブする人ではなく、
「自分を満たしながら、他人の利益を最大化しようとするギバー」
だそうです。
まずは自分を満たさないと他人に対しても有益なギブはできないのです。
もし自分の頭に言い訳が浮かんだら、言い訳をしてしまう自分を責めるのでなく
「この話をもし友人が相談してきたら、自分は何て答えるかな」
と考えてみることをお勧めします。
そうすることで自分を大切にしながら、解決できる方法への第1歩が踏み出せるのではないでしょうか。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?